――マネー領域の記事は、数字が絡むだけにミスは許されないですよね。一方の足立さんの良さはどういうところにありますか?
服部 タイトルのリライトセンスも抜群なんですが、特筆すべきは案件の整理と進行管理の手腕ですかね。うちの記事は種類が複数あり、それによって入稿方法も違って、すごく複雑なんです。それを足立さんからアルバイトの方に指示して割り振ってもらっているのですが、とても覚えきれないような業務フローを見事にハンドリングしています。
――伺っているとそれぞれのスキルが高いなと感じるのですが、メンバーの中で、何か共通項ってあるんでしょうか?
服部 クオリティへのこだわりという価値観が、みんなブレないですね。
長谷川 私は新聞社出身で、足立さんは出版社で新聞のラテ欄を担当していたこともあるので「まちがったものは出すな」ということが叩き込まれているんです。
服部 私は前職がテレビ制作会社。転職してきた13年前は、ウェブがテレビに比べてすごく低くみられていました。「やっぱりウェブはダメだ」といわれないよう、品質は絶対に維持すべきと当時から思っていて。クオリティへのこだわりはその頃からのプライドですね。
足立 このクオリティにしようと誰かが言ったときに、もう少し楽をしたいという人は誰もいないですよね。
服部 全員が違う視点からこの方がいいと意見を言い合い、レベルの高いところに合わせていく。なので、必然的にレベルは上がっていきます。
――オールアバウトの場合、メディアアライアンス部という専任の部署を作って、コンテンツ提供の業務をやっていますけれど、他の媒体社はどうなんでしょうか?
服部 聞いていると、アルバイトに任せていたり、編集部が片手間でやっているところが多いと思います。私はオールアバウトで長らく編集部に籍を置いていたのですが、メディアアライアンス部に異動になったときは、当時の上司に「これは絶対に編集を経験した人がみるべきだから」と言われたことが今でも印象に残ってます。
――それはなぜですか?
服部 ターゲットとタイミングを考えて、出すべき記事を判断できること、リライトもできるというのが、編集経験者が記事配信を担当すべき理由だと思います。
■思考をフル回転させて、新しいことをどんどん出していく
――みなさんから見てマネジャーの服部さんのすごさとは?
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