健康部門
アラフォーたちの維持トレーニング
部門別ランキング2位
2008年4 月からメタボ検診が義務化。それ以降、運動を習慣にしている人は微増傾向にある(2012年版「国民健康栄養調査」/運動習慣のある人…1回30分以上の運動を週2日以上実施し、1年以上継続している者)。見た目を良くするため、異性にモテるためのダイエットが目的ではなく、仕事を良いものにするため、あるいは子育てをするのに体力をつけたいため、といった目的で運動を日常に取り入れるアラフォー世代が増えた。
男のボディケア ガイド
森俊憲
「今年から顕著に見え始めた傾向としては、『食事制限』での限界を感じた人たちが、運動をして“健康的に痩せたい”という考えに変わっているということです。仕事を良い物にするために体力をつけたいという人や、子育てするのに体力をつけたいという、“見た目”のためだけじゃない運動を普段からする方が増えています。また、『40(歳)の壁』という言葉があるように、40歳からガクっと体力が落ちていると思う人が多いらしく、そこから運動を始めるという人もいます。運動の方法として、この数年で広がってきたのは自宅で短時間、道具も必要としない『へやトレ』。身一つでできるトレーニングが、ランニング人口の増加も含め、以前と比べて増えてきているようです」
家庭の医学 ガイド
菅原 道仁
「運動に対する意識は変わってきたと思います。これまでなんで運動しなかったのか、ということに対する原因の一つとして考えられるのは国民皆保険。病気になってもならなくても同じ保険料を払っているため、自分が健康を予防しても仕方がない、という意識が醸成されていたのではないでしょうか。しかし、最近はその意識も変わってきて、自分のために運動をするようになってきているように思います」