趣味(旅行)部門
親子旅から三世代旅行へ
部門別ランキング2位
昨年から今年にかけて、「継続雇用制度(※)」により65歳まで勤めてきたシニアが一気に定年退職を迎え、余暇を使って子や孫と行く「三世代旅行」が人気となった。シニア自身は孫との時間を楽しめ、子世代は親の助けや資金力を頼ることできるなど、双方にとってメリットが大きい。
※継続雇用制度…年金受給年齢の引き上げ(60歳→ 65歳)に伴い、政府が企業に定年後の再雇用を義務付けた制度
旅行 ガイド
千葉 千枝子
「沖縄の東南植物楽園などは、三世代での観光ができるような配慮がなされていると思います。『キズナ』というキーワードから家族での時間を大事にしようという流れが、震災以降あるのではないでしょうか。去年から今年にかけてブレイクスルーしたと思います」
旅の準備・お得・便利 ガイド
村田 和子
「三世代旅行については、今年の夏ごろから旅行会社や宿泊施設が明確に打ち出して具体的に動き始めました。団塊の世代を狙う施策の一環と考えられ、最近は親抜きの孫旅も人気です。また、これは10年ぐらいの長い流れを経てのことですが、小さな子供を連れて旅をする、というのが社会的に受け入れられ、小さな子供が旅をする環境が整ったことも背景として大きいでしょう」