ライフスタイル部門
家事の『選択と集中』
部門別ランキング2位
総務省の「社会生活基本調査」によると、2011年と2006年の女性の家事関連時間はどちらの年も3時間35分と横ばいの状態が続いている。そのような状況下で、昨年から今年にかけて掃除ロボットの台頭や 家事代行サービスの普及、さらに洗濯機のスピードコースでも納得のいく仕上がりとうたわれている衣類用洗剤が各メーカーから発売され、家事をより効率的にすることで「自分のための時間」や「家族のための時間」を創出しようとする動きが見られた。
時短生活 ガイド
ももせ いづみ
「震災後は、家事がユニセックス化してきています。これまでは仕事に対して使われていた時間短縮の発想が、家事に対して『時短』として持ち込まれました。『楽をする』では正当化されにくかった家事も、『時短』という言葉を使うことで納得がいきます。仕事の発想を活かすと家事もうまくいくことに気づく人も増えています」
家電 ガイド
戸井田 園子
「誰にでもできる家事を『時短』にして、自分にしかできないことをやろう、という人が出てきたのだと思います。また、共働きが増えてきたこともあり、仕事も家事も、同じ重みだから、と認め合えるようになってきたのではないでしょうか」
貯蓄 ガイド
西山 美紀
「『時短』は、時間の使い方が『適正』かどうか考えるところから生まれます。『時間』が有限だということに気づいてきたのだと思います」