All About Award

All About Award 2013

結婚・離婚・再婚部門

堂々再婚

総合ランキング7位 部門別ランキング1位

「再婚」が増加している。これまで、どちらかというとネガティブに捉えられていた「再婚」自体に対する世間の目が変わってきていることが要因と考えられる。その流れもあって、ウェディング業界の“再婚者”支援プランなどといった後押しも増えている。

再婚を肯定的にとらえるムードが広がる

厚生労働省が毎年公表する「人口動態統計月報年計」。これをみると、2012年の全婚姻件数は約67万組で、前年比1%増とわずかに上昇した。一方、離婚件数は前年比ほぼ横ばいの約24 万組。婚姻率(人口千対)5.3に対し、離婚率(人口千対)は1.87となり、3組に1組の割合で離婚している計算になる。

平均初婚年齢は、夫が30.8歳で前年より0.1歳上昇、妻は29.2歳で前年より0.2歳上昇した。男女とも、晩婚化には歯止めがかからない状況だ。

このように若者はなかなか結婚せず、離婚も減らない状況なのに、なぜ婚姻数は増えているのだろう。

それは、再婚件数が増えているからだ。同省の「婚姻に関する統計」(平成18年度)を見ると、その年の全婚姻件数に占める再婚(夫婦どちらが再婚、あるいは、夫婦ともに再婚)の割合は、1975年の12.7%から増え続け2005年には25.3%になった。この時点で、結婚するカップルの4組に1組が再婚カップルになっていたというわけだ。

以降、この「婚姻に関する統計」はまだ出ていないが、前述の「人口動態統計月報年計」をみると、2012年は全婚姻件数のうち、夫が再婚の場合は19.0%、妻が再婚の場合は16.4%。ともに1993年からの10年間で5~6ポイント強の上昇を見せている(グラフ参照)。

こうした傾向について、「夫婦関係」ガイドの三松真由美氏は言う。

「再婚する人の数が増えてきたことで、再婚がネガティブではなくなっているのです。再婚する層は、30~40代が多いですね。『まだまだいける』という気持ちがあるのでしょう」

また、「再婚」ガイドの大和田浩子氏は、「テレビの影響も大きい」とみている。

「『できちゃった婚』が肯定されるような流れが出てきたのも、妊娠をきっかけに結婚する芸能人が、ゴシップではなく幸せな報道で取り上げられるようになったからです。『再婚』もそれと同じで、ワイドショーなどでもバツイチだからといって芸能人が追及されることはほとんどなくなりました。そんなふうに、最近は再婚に対して割とあたたかい雰囲気ができていますよね」(大和田氏)

ウェディング関連業界の取り組みも再婚を後押し

少子化などで縮小傾向が続くウェディング関連業界も、今や4組に1組となった再婚市場に注力しないわけがない。

ワタベウェディングでは、子連れだと何かと面倒な挙式の準備をサポートする「パパママ婚サポートサービス」を2011年に開始。3カ所の自社サロンにはキッズルームも用意している。

一方、結婚相談所のツヴァイでは、2010年よりバツイチ参加OKの「婚活パーティ」を開催。こうした業者の取り組みも、再婚の増加を後押ししているようだ。

今年再婚したカップルの数など2013年のデータはまだ出ていないが、「シニアコン(シニアコンパ)はニーズがありますね。また、バツイチ交流会などを開催してほしいといった声も上がっています」と、「恋愛」ガイドの大木隆太郎氏。数々の街コンを仕掛けて婚活をサポートしてきた同氏は、再婚しようと決断した男女の熱い意欲を肌で感じている。

【再婚率は上昇傾向】

【全婚姻件数に対する再婚件数の割合の年次推移】
厚生労働省「平成24 年 人口動態統計月報年計」を
元にグラフ化

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