マネー部門
増税前の不動産購入
部門別ランキング2位
国土交通省が今年9月に発表した2013年8月の新設住宅着工戸数は、84,343戸(前年同月比8.8%増)となり、12ヶ月連続で前年同月水準を上回った。これは、消費マインドの改善もあるが、2014年4月からの 消費税の引き上げに伴い、住宅の引き渡しが2014年3月31日に終了している、あるいは請負契約が2013年9月30日までに完了している注文住宅であれば引き渡し時期に関わらず消費税は5%のままになるということで、駆け込みで購入を決断した人が多かったことが推察される。
ふたりで学ぶマネー術 ガイド
平野 泰嗣
「消費税の影響が大きい住宅購入を検討する人が多かったです。特にゴールデンウィークの住宅展示場は、9月末までに建築請負契約を済ませようと、連日大盛況でした。また、新築だけではなく、比較的大規模なリフォームを検討する人も多かったです。マンションなどの共同住宅も、修繕計画を前倒しで改修工事を行っているようです」
資産運用・家計の見直し ガイド
藤川 太
「今年は住宅の売れ行きがすごいです。特に首都圏のマンション。マンションは空室があったりしましたが、この値段で売れるのか、というものが売れたりしています。あとは、住宅購入の特徴としては、新築だけでなく、中古も動いていること。アベノミクスによる、住宅価格の上昇を狙っている人もいるのではないでしょうか」