老後部門
健康寿命のためのシニアフィットネス
部門別ランキング2位
厚生労働省によると、2012年の日本人の平均寿命は男性が79.9歳、女性が86.4歳と、男女とも前年を上回った。しかし一方で、日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間、すなわち「健康寿命」に関して、2010年の統計をみると男性が70.4歳、女性が73.6歳と10年近くもの差があることが明らかになっている。こうした背景を受け、その差をできる限り縮めようとするシニアが増えており、シニア用のプログラムを用意するスポーツジムも増加傾向にある。
エクササイズ・産後ダイエット ガイド
佐藤 摩実
「まず、以前に比べて、高齢者の間で“シニア”という言葉への抵抗感がなくなってきています。そういった言葉への抵抗感よりも、健康を維持するためにやらなくてはいけないという意識が強くなっています。病院に通うよりも、フィットネスに通って、健康でいるということが意識されはじめているのではないでしょうか。また、シニアフィットネスは自分の健康のため、活き活きと生きるためにやるので、若い人よりも長続きしている印象を受けています。『老後を活き活きと生きていく』、という流れを業界全体で後押ししているようにも思えます」