■ 産経新聞社とのコラボレーションで実現したいこと
最後に、今回の産経新聞社との提携のきっかけや、今後の展望について、事業責任者のオールアバウトライフワークス 事業部・部長の安本(やすもと)さんと、講座の企画・運営を担当する長雄(ながお)さんにお話を伺いました。
プロジェクト責任者の安本さん(写真左)と企画・運営担当の長雄さん(写真右)
―――まずは、産経新聞社との提携に至った経緯について教えてください
安本 私たちは楽習フォーラムを通じ、手芸・クラフトを中心とした6分野40種類の資格講座を展開しています。受講者の多くは40~60代くらいの主婦の方々。講座では手芸やクラフトの技能を習得していただくだけではなく、「人に教える」技術も教えており、趣味が仕事につながるだけではなく、講師仲間や自分の生徒さんなど、好きなことを通じて新たなコミュニティを持てるといったところも大きな魅力だと感じていただいています。
産経新聞社は、そんな私たちの生涯学習を推進する活動に賛同してくださっており、手芸・クラフトのクリエイターを支援するAJCクリエイターズコンテストをはじめとする各種コンテストのご協賛など、長年にわたりご支援いただいておりました。
産経新聞社は、そんな私たちの生涯学習を推進する活動に賛同してくださっており、手芸・クラフトのクリエイターを支援するAJCクリエイターズコンテストをはじめとする各種コンテストのご協賛など、長年にわたりご支援いただいておりました。
また、産経新聞社はメディア事業の一環で、さまざまなイベントの開催や読者会員組織「産経iD」会員向けの各種サービスを展開されています。「産経iD」の企画担当部門の責任者の方とは、私が数年前から参加している異業種での情報交換を目的としているコミュニティ「異業種部長会」のメンバーだったこともあり面識はありました。「産経iD」会員向けに何か新しい企画ができないかと話した際に、手作り・ものづくりの魅力を伝えられたら素敵なんじゃないか、といったことを思いついたのが今回の業務提携のはじまりとなっているんです。
長雄 産経新聞社のご担当の方は日本食文化会議という日本食文化を伝える団体にも所属されており、手作りやものづくりにとても理解のある方。今回の講座には、旬の食材や厳選素材を丁寧に調理した特製のランチまたはアフタヌーンティーがつくのですが、調理・プロデュースする先生方も日本食文化会議のメンバーとのことで、いろんなご縁が重なって今回の講座がつくられています。
―――うすい先生の特製ランチ、試食させていだきましたがとても美味しかったです! ところでプレ講座の手ごたえはいかがでしたでしょうか?
長雄 いつもは、講師育成のために講座を開催しており、参加するのは“ものづくりが大好きな人”が集まるのですが、今回は招待で選ばれた一般の方々。“ものづくり”を楽しんでいただけるか、正直とても不安でした……。最初は会場の雰囲気も堅かったけど、講座が始まると皆さん作品に夢中になっていき、どんどんいい雰囲気に。はたから見ていても楽しんでらっしゃるのが見て取れたので、とてもほっとしています。
―――長雄さんの名司会っぷりが輝いてましたね
安本 ほんとにそう! 長雄さんの機転が利くところや、軽快なトークで彼女に勝るひとはいないんです。今回のプロジェクトは産経新聞社との信頼関係がベースとなって実施していることですが、これも一つの信頼。私にとっては企画・運営も含めて、安心して任せられる部下です
―――参加された方からはどんな感想がありましたか?
安本 最初は、「これは難しい! できないよ~」なんて声も聞かれましたが、関先生のアドバイスを聞きながら手を動かすにつれ、皆さん集中して楽しんでいただいていたようです。一つの作品を作り上げたという達成感も感じていただき、帰るころには「来てよかった、楽しかった」というお声も多数いただきました。短い時間でしたが、ものづくりの楽しさや世界観を知ってもらえたのは、会社にとっても大きなメリットだったと思います。
―――10月23日から本講座が始まりますが、どんな内容でしょうか?
長雄 一度来てくださった方にも何度も楽しんでいただけるよう、ビジューハーバリウムもプレ講座とは違う素材を用意し、フレグランスとしても利用できるものを用意しています。また、貴重な「あこや真珠」を使ったジュエリーの講座では、一流の講師が武士の鎧につかわれている編むテクニックをお教えしますので、日本の文化を学びながら楽しんでいただけるような講座にしたいと思っています。
【申込み受付中】ラグジュアリーハンドメイド講座
産経新聞社とオールアバウトライフワークスが10月から、体にやさしいお弁当付きもしくはアフタヌーンティー付きのハンドメイド講座を開講します。
安本 講師志望ではない、一般の方々にハンドメイド講座を展開するのは私たちにとっても大きなチャレンジとなりますが、ご参加の方には午後の優雅なひと時を過ごしつつも、ものづくりの楽しさ、可能性を感じていただき、「もっとやってみたい」と思っていただけたらいいなと思っています。また、ゆくゆくはこの講座を全国に広げていき、全国各地の観光施設などと訪日外国人向けに講座展開するなど、産経新聞社と一緒に他業種と協業、掛け算しながらハンドメイドが持つ可能性を広げていきたいと思います。
―――ものづくりに夢中になりつつ、美味しいものを食べてリフレッシュ。参加者のなかにはこれから講師を志す人も出てくるかもしれませんね。今後の展開も楽しみです。インタビュー有難うございました。
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