ピンチをチャンスに変える仕事術。「ママテナ」「コノビー」移管プロジェクト成功の舞台裏
圧倒的な業務スピードと業務量が評価され、2024年度上期のMVPを受賞した、メディアアライアンス部ターゲティングメディアグループのイナツネさん。他社との協業によるWebメディア移管プロジェクトを、短期間で成功させたチームメンバーのひとりです。今回はイナツネさんが、ピンチを乗り切る仕事術や業務効率を上げるための工夫を語ります。
メディアアライアンス部 ターゲティングメディアグループ イナツネ
新卒でWeb広告代理店に入社。運用型広告や、バナー広告の運用代行、タイアップ広告の企画を担当する。2021年4月、オールアバウト入社。2024年度上期MVPを受賞。 |
■ユーザー目線のミッションに惹かれ、Web広告業界からオールアバウトへ
ーはじめに、イナツネさんの現在のお仕事について教えてください。
私が所属するメディアアライアンス部では、「NTTドコモとの協業を軸に大きな事業の創造」をミッションに、NTTドコモと協業で複数のWebメディアを運営しています。中でも私は、おもに子育てなどライフスタイル情報を提供する「ママテナ」「コノビー」というメディアの企画、分析、広告を担当しています。新規施策の検討や広告の運用、提案、ディレクション、日々の数値管理なども私の役割です。
ーオールアバウトに入社する以前のキャリアは?
Webメディアや広告の分野に興味があり、2018年に新卒でWeb広告代理店に就職しました。入社直後から、株主だった大手通信会社のWeb広告事業部に出向し、新規事業を担当することになったんです。3年間、Webメディアを活用した運用型広告やバナー広告の運用代行など、Web広告に関するさまざまな経験を積みました。
ーオールアバウトに転職しようと思ったきっかけは、どんなことでしたか?
広告代理店の仕事は、クライアントのニーズを満たし、事業成長に貢献することです。いろいろなクライアントと接する中で学ぶことも多かったのですが、これまで身につけた知識や経験を生かし、より社会に貢献できる仕事がしたいという気持ちが湧いてきました。
実は私自身、大学では社会経済学を専攻し、社会的マイノリティに関する研究をしていました。以前から人種や性別・性的指向・貧困・障害などに関わらず、すべての個人が生きやすい社会の実現に関心がありました。
転職を考えるようになり、メディアを中心にいろいろな企業の情報を集める中で、「個人を豊かに、社会を元気に。」というオールアバウトのミッションが心に残りました。例えば「業界トップになる」というような会社主体のミッションではなく、エンドユーザーの目線に立ったミッションを掲げ、そこに沿った事業運営をしている点に惹かれ、入社を決めたんです。
実は私自身、大学では社会経済学を専攻し、社会的マイノリティに関する研究をしていました。以前から人種や性別・性的指向・貧困・障害などに関わらず、すべての個人が生きやすい社会の実現に関心がありました。
転職を考えるようになり、メディアを中心にいろいろな企業の情報を集める中で、「個人を豊かに、社会を元気に。」というオールアバウトのミッションが心に残りました。例えば「業界トップになる」というような会社主体のミッションではなく、エンドユーザーの目線に立ったミッションを掲げ、そこに沿った事業運営をしている点に惹かれ、入社を決めたんです。
■Webメディア移管プロジェクトで経験した試練
ー入社後は、どんな業務を手がけてきましたか?
2021年に入社し、2024年の3月までは、「Best One(ベストワン)」というメディアの広告運用や数値管理、分析を担当していました。ママテナとコノビーの担当になったのは、昨年の4月からです。
実はこの春、ママテナとコノビーの運営体制が大きく変わりました。以前は広告や記事制作、システム開発など、分野ごとにそれぞれ別の会社が担当していたのですが、オールアバウトが運営業務をすべて引き継ぐことになって。ターゲティングメディアグループとして、「統合プロジェクトの成功」を、上期の大きな目標として掲げました。
実はこの春、ママテナとコノビーの運営体制が大きく変わりました。以前は広告や記事制作、システム開発など、分野ごとにそれぞれ別の会社が担当していたのですが、オールアバウトが運営業務をすべて引き継ぐことになって。ターゲティングメディアグループとして、「統合プロジェクトの成功」を、上期の大きな目標として掲げました。
ーママテナもコノビーも、それぞれ規模感のあるメディアです。移管作業は、苦労も多かったのではないでしょうか?
例えば、ママテナの広告だけでも複数人が関わっていたところ、私ひとりで引き継ぎを受け、運用しなければならない状況になりました。記事制作など、ほかの業務も同様です。それまで複数社に分散していた業務がオールアバウト1社にまとまるので、業務連絡などの効率は上がりましたが、正直、一人ひとりの業務量はかなり多かったです。
そんな中、メンバーの離脱や体調不良も重なり、チーム全員が自分の担当業務で手いっぱい。このままでは、やりきれないタスクや業務がこぼれ落ちてしまうという危機感を抱くようになったんです。
そんな中、メンバーの離脱や体調不良も重なり、チーム全員が自分の担当業務で手いっぱい。このままでは、やりきれないタスクや業務がこぼれ落ちてしまうという危機感を抱くようになったんです。
■落ちているタスクは自分が拾う。「ギブ」から始める仕事の流儀
ーまさに大ピンチですね。そんな状況を、どう乗り切ったのでしょう。
「落ちているタスクをできるだけ拾う」ことを意識しました。自分の担当業務だけでなく、チーム全体に目配りするようにしたのです。例えば、「今、Aさんにメールが来ているけど、Aさんは別の業務に追われていて、すぐに返信するのは難しそうだな」と思ったら、自分がメールソフトを開いたとき、ついでにAさん宛てのメールにも返信しておくというようなことです。
ーご自身の担当業務もあふれそうな中、ほかのメンバーの仕事に目配りしたり、こぼれ落ちたタスクをあえて拾ったりするのは、誰にでもできることではないと思います。
今回のような他社との共同プロジェクトでは、ひとつのエラーが、複数の企業やチームを巻き込む重大インシデントにつながりかねません。放置して後からおおごとになるくらいなら、今できることはすぐに終わらせてしまったほうが、リスクマネジメントになると考えています。
仕事をする上で、私はギブ&テイクの「ギブ」を自分から始めることを意識しているんです。例えば今回は私がAさんをサポートしたとして、次は私がサポートされる側になるかもしれません。日頃から「お互い様」の精神で、周りの人を思いやって仕事をすることが大切ではないでしょうか。
仕事をする上で、私はギブ&テイクの「ギブ」を自分から始めることを意識しているんです。例えば今回は私がAさんをサポートしたとして、次は私がサポートされる側になるかもしれません。日頃から「お互い様」の精神で、周りの人を思いやって仕事をすることが大切ではないでしょうか。
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