目標達成に向けて次々と施策を立案! 読者・編集・広告の視点で問題を捉え、周りを味方につける5年目の自信
新卒入社5年目で2022年度上期のMVP受賞。グループミッション達成だけでなく、メディアビジネス部、ひいてはオールアバウト全体のミッションを総合的に達成することに目標を置いて、できることが飛躍的に増えたという日比谷さん。その極意を伺った。
日比谷 理子 メディアビジネス部 メディア企画グループ
2018年新卒入社、現在5年目。入社後一貫してプログラマティック広告の運用に携わり、現在はメディア企画部リーダー。趣味は旅行。 |
■右も左もわからない新入社員時代は、何くそ精神で乗り越えて
ーMVP受賞おめでとうございます。どんなお気持ちでしたか?
まさか私が受賞できるとは思っていなかったので、すごくびっくりしました。表彰式はオンライン開催で油断していましたが、メイクしていてよかったです(笑)。上長からの評価ポイントだけでなく、取引先の方々からお祝いのメッセージをいただけたのも嬉しかったですね。
―入社5年目とのことですが、まずはオールアバウトを就職先として選んだ理由からお聞かせください。
大学では法学部でしたが、将来やりたいことが決まっていませんでした。小さいころからネットやマンガなどのコンテンツが好きだったので、世の中に発信する「メディア側」の人になりたいと思って、出版社や印刷業界、Webメディアなど幅広く受けました。実はオールアバウトはそれまで社名も知りませんでしたが、iPhoneの最初に入っているアプリのブックマークに入っていたんです。「あ。ここだ! 」と、知らないうちに生活に浸透していたメディアだと気づきました。幅広くユーザにアクションできる環境で働きたいと思い入社を決めました。
―入社後はどんな業務につきましたか?
花形の編集部を希望したものの叶わず、配属はメディアビジネス部という部署で、業務内容はプログラマティック広告の運用です。Google、Yahoo! などの検索エンジンに掲載するWeb広告の単価は株の相場のように毎日動くものなので、それを管理し運用しています。
―プログラマティック広告について簡単に説明してください。
見た目は純広告と同じで、Webサイトによく貼ってある広告です。たとえば、AmazonでNikeのスニーカーを調べたら、関係ないニュースを読んでいてもNikeの広告が出てきたりしますよね。リアルタイムで入札を行い、ユーザにあった広告の売買を自動化するのがプログラマティック広告です。
文系の私にとっては、最初は数字と専門用語が飛び交う未知の世界でした。業務はExcelが必須でそれだけでも苦労しました。その上、クリック率とか数字の計算式まで覚えなければいけなくって……。1年目は先輩や事業者の方との会話にも全くついていけず、泣きながら仕事をしていました。
文系の私にとっては、最初は数字と専門用語が飛び交う未知の世界でした。業務はExcelが必須でそれだけでも苦労しました。その上、クリック率とか数字の計算式まで覚えなければいけなくって……。1年目は先輩や事業者の方との会話にも全くついていけず、泣きながら仕事をしていました。
―それほど大変で、辞めようとは思いませんでしたか。
それが辞めようとはあまり思わなかったんです。一緒に働く人の環境が良かったので、会社に来ること自体は楽しかったですし、仕事に関してもできないと悔しくて頑張ってしまうタイプで。一つ上の先輩がとてもできる人だったので、何くそ精神でがんばりました(笑)。
―負けん気が強いのは、昔からですか。
大学時代はサッカーサークルのマネージャーでした。試合には出ていないのでサッカーの技術については話せないのですが、仲間たちをどう楽しく盛り上げて勝っていくか、細かな工夫を考えてプレイヤーと一緒に熱く頑張っていました。
―日比谷さんの持ち味はそのころから発揮されているのですね! Webメディアで働くというキラキラしたイメージが全く変わってしまったわけですが、そちらはどう乗り越えましたか。
仕事がわかるようになってくると面白くなってきました。またこの仕事と向き合ううちに、広告の大切さもわかってきました。世の中に溢れているWebサイトは、多くが無料です。メディアがWeb広告で収益化ができているからコンテンツを無料で提供することができ、ユーザは様々なサイトで多様な価値観に触れることができる。広告に携わる私たちがいることでオールアバウトが成り立っているのだという自負が生まれてからは、「一緒に盛り上げていこう! 」という意識に徐々に変わりました。
■辛い時に支えになるもの、困った時に役立つものを作りたい
―日比谷さんが辛い時に支えになるものはありましたか?
小さい時からアニメやマンガのコンテンツが好きです。少年ジャンプも読みましたし、アイドルも好きです。好きなマンガやアイドルを思い出すのは、今では辛くなった時とか自分のターニングポイントの時です。だから同じように、誰かが辛い時や困った時、ターニングポイントになる時に「よかった」「役だった」「うまくいった」となるようなものをひとつでも作り出せたらすごいこと。「All About」というメディアに携わる中で、そういうことがしたいなと思っています。
―今までで印象に残ったお仕事や記事がありましたら教えてください。
チャレンジ的な意味では、以前開発系の依頼の業務が立て込んでしまった時期があったのですが、当時の先輩と「自分たちでできることはやってみよう!」とコードを書く勉強した時期がありました。開発の方も私たちがうまくいかない技術的な部分を一緒に考え教えてくれたのがありがたかったです。
また、「PrimeAd」チームのメディア営業を兼務で担当したことがあって、それも印象に残っています。普段自分は提案をされている立場ですが、その時は逆に提案しに行く立場の業務だったのですごく学びが多かったです。これまで培った知識から上司に提案ができ、違う部署に還元できたことで、苦しかった過去の自分が昇華されたという実感が持てて嬉しかったです。
また、「PrimeAd」チームのメディア営業を兼務で担当したことがあって、それも印象に残っています。普段自分は提案をされている立場ですが、その時は逆に提案しに行く立場の業務だったのですごく学びが多かったです。これまで培った知識から上司に提案ができ、違う部署に還元できたことで、苦しかった過去の自分が昇華されたという実感が持てて嬉しかったです。
■頼りになる先輩がいなくなり「自分でやるしかない」
―やっと業務にも慣れたころ、頼りになる先輩が退職されたとか。
そうなんです。ずっとその先輩がいたから何とかなっていると思っていたので、業務が回せるのか、全然売り上げが上がらなかったらどうしようとすごく不安でした。それがちょうど入社2年目の年度末です。
それまではどうしても何か困ったら先輩に頼ろうとか、ミスする半歩手前で止めてくれるという安心感がありました。でもこれからは自分でやるしかないと思うと、わからないとは言っていられないので、改めて1年目のノートを引っ張り出して勉強し直しました。その結果、私の5年間でのいちばんの成長時期になったかと思います。
それまではどうしても何か困ったら先輩に頼ろうとか、ミスする半歩手前で止めてくれるという安心感がありました。でもこれからは自分でやるしかないと思うと、わからないとは言っていられないので、改めて1年目のノートを引っ張り出して勉強し直しました。その結果、私の5年間でのいちばんの成長時期になったかと思います。
―「なにくそ精神」が功を奏したんですね。現在のメディア企画グループではどんな業務を行っていますか?
今は引き続きプログラマティック広告の運用をしつつ、広告だけではない角度からユーザの数、PV数など様々な指標を見てオールアバウトの収益を最大化するための企画を考えています。
―すごく業務が増えていますね。
入社して数年は、広告の値段設定をして各社とのやり取りを手運用していましたが、最近では業界が進化して自動で運用できるようになり、工数がかからなくなった分、他の業務ができるようになりました。
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