「わたしたちは記事広告を打ちたいわけではない、新商品が売れるための座組を提案してほしい」
大和田:
これは、ある広告主さんに言われた言葉なんですが、ほんとうにコレに尽きると思います。
企業が実現したいことは、生活者のために発売する製品をどうやったらもっと知ってもらえるのか、売れるのかということです。その答えが記事広告とは限らないし、一つのソリューションだけでなく、組み合わせで提案しないと我々メディアの価値はつくれない。私自身も約10年間にわたる広告営業時代、クライアントの課題に向き合うなかで、何度も感じることがありました。
メディアの強みはコンテンツ生成力と抱えているユーザーの規模です。動画コンテンツに強いサイト、実用的な情報に強いサイト、口コミが多く集まるサイト、All Aboutであれば、専門家情報に長けていて、アラフォー世代が多いなど、その特性は媒体によって異なります。これらの強みをメディア同士で寄せ集め、フォーメーションを組むことで、メディア単体では解決できないクライアントの課題に対し、価値を提供することができる。一つの曲を完成させるように、オーケストレーションをしよう!というのが今回のメディアオーケストレーションの発想です。
コンテンツプランニングにおいては、メディアの特性を踏まえ、企業の課題解決に寄与するメディア選定、興味関心や理解促進を促す多角的な切り口でのコンテンツを用意し、さまざまなユーザーを態度変容させるフォーメーションを組みます。
メディアの強みはコンテンツ生成力と抱えているユーザーの規模です。動画コンテンツに強いサイト、実用的な情報に強いサイト、口コミが多く集まるサイト、All Aboutであれば、専門家情報に長けていて、アラフォー世代が多いなど、その特性は媒体によって異なります。これらの強みをメディア同士で寄せ集め、フォーメーションを組むことで、メディア単体では解決できないクライアントの課題に対し、価値を提供することができる。一つの曲を完成させるように、オーケストレーションをしよう!というのが今回のメディアオーケストレーションの発想です。
コンテンツプランニングにおいては、メディアの特性を踏まえ、企業の課題解決に寄与するメディア選定、興味関心や理解促進を促す多角的な切り口でのコンテンツを用意し、さまざまなユーザーを態度変容させるフォーメーションを組みます。
◆事例1:年間を通じて精度を高めていく運用型メディアオーケストレーション
これはすでに実施スタートしている企業の事例ですが、今後、年間を通じて11メディアに、それぞれの切り口でタイアップを行います。普通のタイアップと違うのは、メディアAで行ったタイアップの配信結果を分析し、メディアBで行う施策の切り口へ活用する運用型として展開しているということです。
この企業は、未就学児を抱える世帯、特にママ向けに住み替えを促すことを目的にタイアップを実施するも、振り返りがうまくできず結果が良かったのか、悪かったのかがわからない。示唆を見出しづらかったという課題がありました。今回の施策では、パブリッシャーの知見で鉄板切り口、変化球切り口を発見しながら精度を高めることができます。
クライアントからは、「All About PrimeAd」にママ向けメディアが多く参画していて、大きなリーチがとれること。またメディア横断で継続的に、一貫した施策を統一指標で評価するレポーティングにより、次の示唆を見出せるのでは?ということを期待され、出稿いただくことになりました。
これはすでに実施スタートしている企業の事例ですが、今後、年間を通じて11メディアに、それぞれの切り口でタイアップを行います。普通のタイアップと違うのは、メディアAで行ったタイアップの配信結果を分析し、メディアBで行う施策の切り口へ活用する運用型として展開しているということです。
この企業は、未就学児を抱える世帯、特にママ向けに住み替えを促すことを目的にタイアップを実施するも、振り返りがうまくできず結果が良かったのか、悪かったのかがわからない。示唆を見出しづらかったという課題がありました。今回の施策では、パブリッシャーの知見で鉄板切り口、変化球切り口を発見しながら精度を高めることができます。
クライアントからは、「All About PrimeAd」にママ向けメディアが多く参画していて、大きなリーチがとれること。またメディア横断で継続的に、一貫した施策を統一指標で評価するレポーティングにより、次の示唆を見出せるのでは?ということを期待され、出稿いただくことになりました。
◆事例2:イベント × PR × 販売促進による複合型のメディアオーケストレーション
コンテンツマーケティングではフォーマットにこだわらず、メッセージを伝えるための適切な手段を選定することが重要です。これは某家電メーカーの事例で、新商品体験会というイベントを軸に、PR、タイアップ、販促ツールの制作を行った事例です。
様々な領域の専門家を体験会に招待し、実際に商品に触れていただき使い勝手や、評価するポイントなどを、それぞれの専門領域でお話いただきました。イベントには、企業の広報担当者が誘致するメディア(PR枠)と、私たち広告制作チームが同席し、それぞれの切り口で体験会の様子をコンテンツにしていきます。また制作したタイアップコンテンツは店頭POPやパンフレットへの二次利用を可能としました。
コンテンツマーケティングではフォーマットにこだわらず、メッセージを伝えるための適切な手段を選定することが重要です。これは某家電メーカーの事例で、新商品体験会というイベントを軸に、PR、タイアップ、販促ツールの制作を行った事例です。
様々な領域の専門家を体験会に招待し、実際に商品に触れていただき使い勝手や、評価するポイントなどを、それぞれの専門領域でお話いただきました。イベントには、企業の広報担当者が誘致するメディア(PR枠)と、私たち広告制作チームが同席し、それぞれの切り口で体験会の様子をコンテンツにしていきます。また制作したタイアップコンテンツは店頭POPやパンフレットへの二次利用を可能としました。
■共創と競争 パブリッシャーの価値向上に期待
――最後に、提携する株式会社小学館、広告局の河村英紀氏に本取り組みに寄せる期待を伺いました。
生活者のコンテンツ取得形態がモバイルの普及で劇的に変化する中、どのパブリッシャーも等しく同じ課題を抱えています。それは、広告収益も、サイトトラフィックの流入元としても、巨大プラットフォーマーに寡占されつつある、という危機感です。
小学館は雑誌ブランドをベースにしたジャンルに特化したデジタルメディアを30媒体以上運営しています。ジャンルに特化しているが故、「規模感」という点においてはどうしても限界があります。デジタル広告の世界が事実上、「質」も「量」も求められる中において、パブリッシャー1社で広告主の課題を全て解決することはほぼ不可能です。
そんな中、コンテンツを発信するパブリッシャー同士がゆるやかに連携して、「提携メディアが共創して提供する、メディア主体のコンテンツマーケティング」という「パブリッシャーアライアンス」的な発想には、個人的に強い共感を覚えます。
共創しつつも、「コンテンツの中身」「メディアブランドの価値」といった点においてはパブリッシャー同士が健全な競争をしていくことで、デジタル上でコンテンツを発信する全てのパブリッシャーの価値が見直されていくことの一つのきっかけになることを期待しています。
――いかがでしたでしょうか?All About PrimeAdでは、今後もパブリッシャーイベントを開催していく予定です。
Rankingランキング
- MONTH
- WEEK