All About PrimeAd、複数媒体でコンテンツマーケティングを推進する「メディアオーケストレーション」を開始!~パブリッシャーイベントも同時開催~
2019年4月、オールアバウトは、コンテンツマーケティングプラットフォーム「All About PrimeAd」に参画する、複数の提携メディアがコミュニケーションプランを設計する"メディアオーケストレーション"を開始しました。発表当日には、提携メディア、クライアントを招いてのパブリッシャーイベントも開催。本記事では当日のイベントを振り返りながら、「All About PrimeAd」を基盤に展開するメディアオーケストレーションの概要について、紹介いたします。
――約22企業、総勢40名が参加したパブリッシャーイベント。まずは、コンテンツマーケティングプラットフォーム「All About PrimeAd」の構想の背景にある、メディア共創について、プラットフォーム開発部ジェネラルマネジャーの中島が話しました。
コンテンツマーケティングプラットフォーム「All About PrimeAd(プライムアド) 」
All About PrimeAdは、60の一次情報メディアがアライアンスを結び、コンテンツ制作から広告配信、レポートまでを支援するコンテンツマーケティングプラットフォームです。
■なぜメディア同士で手を組むのか。
中島:
「All About PrimeAd」は、メディアを活用する事に特化したコンテンツマーケティングプラットフォームです。なぜコンテンツマーケティングなのか、なぜメディアなのか、ということを説明するために、私たちを取り巻く環境についてお話します。
まず、マーケティングにおける現状の課題として、SEOやDSP、SEMなどの獲得競争が激化し、施策を行っても、もう刈り取る人がいない。頭打ちという現状があります。また、デジタルの普及で情報が溢れた今、広く認知施策をおこなっても企業のメッセージは生活者に届きにくい。
このように、マーケティングファネル構造において、認知獲得をするアッパーと、購買に近いロウワーに課題があるなか、その中間層をターゲットに態度変容を起こさせる育成型のマーケティング、つまりコンテンツマーケティングの必要性が高まっています。この流れは、ITP2.0-2.1により、Cookieによる「人」のターゲティングが難しくなる近い将来、より一層強まると思います。
このように、マーケティングファネル構造において、認知獲得をするアッパーと、購買に近いロウワーに課題があるなか、その中間層をターゲットに態度変容を起こさせる育成型のマーケティング、つまりコンテンツマーケティングの必要性が高まっています。この流れは、ITP2.0-2.1により、Cookieによる「人」のターゲティングが難しくなる近い将来、より一層強まると思います。
―メディア単体でバラバラに動いては、強い影響力を与えることは難しい。
中間層を育成するためには、種となる関心を植え、情報により関係をつくり、商品の価値を発見してもらうことが重要です。それには、コンテンツのコアとなる自分事化させるメッセージづくりと、それなりの影響力が必要になってきます。それができるのは、生活者を最も理解し、信頼性のある強いメッセージを発信できるメディアだと思っています。しかし、メディア単体でバラバラに動いては、強い影響力を与えることは難しい。この課題感はメディアだけでなく、広告主、代理店も共通して感じていたのではないでしょうか。
そこで通常、広告主は複数メディアに出稿しますが、出稿先の選定はもちろん、メディア毎にオリエンテーションを実施するのは非常に手間がかかります。その上、広告効果も媒体毎に異なるレポートが上がってくるために、どの施策が効果的であったかの判断が難しい。代理店においても、経営統合や働き方改革の影響で運用型広告にシフトし、こうした手間のかかる記事広告は敬遠されるというのが実情かと思います。
このような理由から、メディア間でアライアンスを組み、広告主の課題に対し、共創できる環境として、「All About PrimeAd」の構築をはじめました。現在では、大手パブリッシャーを中心に約60メディア以上と提携し、共同でコンテンツマーケティングを推進する“メディアオーケストレーション”と呼ばれる取り組みをするまでに成長しています。
オールアバウト、複数メディアと共同でコンテンツマーケティングを実施する「メディアオーケストレーション」の取り組みを開始
メディアオーケストレーション第一弾として、子育て女性へ効果的に訴求する「子育てママパッケージ」を販売。 メディア特性に応じたコンテンツを複数制作し、統一指標で効果測定をわかりやすく提示
――次に、同じくプラットフォーム開発部でメディアアライアンスを推進する大和田から、メディアオーケストレーションの概要と取り組み事例について紹介しました。
■「All About PrimeAd」メディアオーケストレーションの事例
大和田:
改めて、メディアオーケストレーションを定義すると、企業のマーケティング課題に対し、優良提携メディアが共創して提供する、メディア主体のコンテンツマーケティングソリューションです。
具体的には、個々のメディアの強みを活かした戦略的なコンテンツプランニングと、ターゲットにリーチする健全な配信プラットフォームを提供します。また、配信したコンテンツは、メディアを横断した統一フォーマットでレポーティングすることが可能です。レポーティングの内容も、PVだけでなく、複数指標で分析しており、効果測定をしやすくしています。
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