オンラインの壁を越える! オールアバウト初のエンジニア向けフルリモート研修を紹介
新型コロナウイルスの感染拡大防止のためリモートワーク主体の働き方となった今年、オールアバウトでは2020年入社の新卒社員への研修もオンラインで実施。例年と異なる環境下でどのように実現したか? 今回はその中でもエンジニア職に対する研修内容を担当者インタビューも交えてご紹介します。
こんにちは、広報グループの大貫です。
大分時間が経ってしまいましたが、本記事では4月中旬~6月まで2か月半にわたる2020年入社の新卒エンジニア研修の様子を紹介します。この研修は、エンジニアとして自立するための基盤を作るための重要な場ですが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点で、既存の社員のほとんどがリモートワークをしていることもあり、研修も同様にオンラインで行いました。
研修をとおして、教える側も教わる側も学びがあったそうです。本記事では、新卒エンジニア研修を終えてわかったこと、よかったこと、微妙だったことなどを研修講師の担当社員にインタビューしました。
大分時間が経ってしまいましたが、本記事では4月中旬~6月まで2か月半にわたる2020年入社の新卒エンジニア研修の様子を紹介します。この研修は、エンジニアとして自立するための基盤を作るための重要な場ですが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点で、既存の社員のほとんどがリモートワークをしていることもあり、研修も同様にオンラインで行いました。
研修をとおして、教える側も教わる側も学びがあったそうです。本記事では、新卒エンジニア研修を終えてわかったこと、よかったこと、微妙だったことなどを研修講師の担当社員にインタビューしました。
インタビューに応えてくれた人
山本(やまもと) 株式会社オールアバウト 開発部メディア開発グループ 2019年中途入社。入社後オールアバウトメディアのサイト構築、運用に携わっている。2020年度新卒エンジニア研修の担当。 |
■研修は、エンジニアとして自立するためのファーストステップ
―通常の新卒研修を終えたあと、エンジニア職の人は更にエンジニア研修を行っていますよね。どのようなことを研修で実施されていますか?
山本 この研修では、エンジニアとして必要なマインドセット・スキルセットを身につけ、プロのエンジニアとして自立してもらうことをゴールにしています。具体的には現場で柔軟に対応できるよう、基礎的な学習力、プログラミングスキル、フレームワークを身につけること。これらを身につけてもらうために、研修の中で「理想の開発」を体験してもらい、今後必ず現場で発生する理想とのギャップに備え、それを踏まえた開発の進め方・考え方を学びます。
もう一つ重要視しているのがコミュニケーションです。オールアバウトではエラーが起きたとき周りに共有する、相談することを特に徹底していますが、新卒の頃からわからないことがあったとき、エラーがあったときに相談する習慣をつけるために、同期同士だけでなく、先輩や他部署と交流する機会をつくることも同時に目標としています。
もう一つ重要視しているのがコミュニケーションです。オールアバウトではエラーが起きたとき周りに共有する、相談することを特に徹底していますが、新卒の頃からわからないことがあったとき、エラーがあったときに相談する習慣をつけるために、同期同士だけでなく、先輩や他部署と交流する機会をつくることも同時に目標としています。
■フルリモート研修で懸念したのはコミュニケーション量
―フルリモートでの新卒エンジニア研修はオールアバウトとしても初めてだったと思います。懸念事項などはありましたか?
山本 これまでは開発部の社員が講師を務めていましたが、フルリモートでの指導は当然ながら未経験です。新卒社員の理解度が見えないなか、対面であればコミュニケーションで補える部分も多いのですが、オンラインではなかなか難しい。さらに言えば、今年の新卒社員とは入社してから一度もリアルの場で会う機会が得られないまま研修に入ることになったため、環境的にも心理的にもコミュニケーションが形成しにくいなか、研修をどう組めばいいのか、かなり悩みました。
またこれまでの研修では最終課題としてチームで一つのアプリを開発してもらっていましたが、対面で会えないなかでこの課題はハードルが高い。そこで、今年はこれまでのやり方・研修内容を見直し、以下のような内容で2020年新卒エンジニア研修を行うことにしました。
またこれまでの研修では最終課題としてチームで一つのアプリを開発してもらっていましたが、対面で会えないなかでこの課題はハードルが高い。そこで、今年はこれまでのやり方・研修内容を見直し、以下のような内容で2020年新卒エンジニア研修を行うことにしました。
―例年と異なる点を教えてください。
山本 今年はハンズオン式をやめ、株式会社ギブリーの trackというシステムを借りてe-learningで技術を学んでもらうことにしました。講師側もオンライン研修に慣れていないなか新卒を指導するよりも、世の中にある優れたサービスを活用し、基本的な技術を効率的に学んでもらいたいと考え、e-learningを採用しました。
また、e-learningを始める前に社内で実力テストを行い、苦手な分野を認識した上でカリキュラムを選択できるようにしています。e-learningを終えた後も同様にテストを行ったのですが、新卒社員からも成長度が実感できると好評でした。
e-learningでも個々人で受けるカリキュラムが異なることもあり、最終アウトプットもチームでの共同開発ではなく、個人開発に変更しました。
また、e-learningを始める前に社内で実力テストを行い、苦手な分野を認識した上でカリキュラムを選択できるようにしています。e-learningを終えた後も同様にテストを行ったのですが、新卒社員からも成長度が実感できると好評でした。
e-learningでも個々人で受けるカリキュラムが異なることもあり、最終アウトプットもチームでの共同開発ではなく、個人開発に変更しました。
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