しかしながら、英語圏に対するコミュニケーションに共通して重要な要素がいくつかあります。それは「ユーモア」「わかりやすさ」です。
日本人の“おもてなし”は高く評価されている一方で、少し丁寧すぎて近寄りがたい印象をもたれる場合があります。英語圏では、友人に話しかけるような気さくなコミュニケーションが好まれる傾向にあります。また、ユーモアがあることも興味を持ってもらうのにとても重要で、面白おかしく親しみが持てる情報発信が効果的でしょう。
例えば、海外でも評価が高い日本の高品質なトイレ。
清潔な空間や、充実したウォシュレット機能を紹介するのではなく、以下の記事では高機能なトイレに戸惑う訪日外国人の実態にフォーカスをあて、「日本のトイレが高機能すぎて、皆さんが戸惑っているの、知っています。私たちも最初そうだった!」というタイトルのもと、トイレの使い方を紹介しています。この記事はリーチが平均の4倍、Facebookのリアクション率(シェア・いいね!・コメント数)は平均の約6倍となりました。
日本人の“おもてなし”は高く評価されている一方で、少し丁寧すぎて近寄りがたい印象をもたれる場合があります。英語圏では、友人に話しかけるような気さくなコミュニケーションが好まれる傾向にあります。また、ユーモアがあることも興味を持ってもらうのにとても重要で、面白おかしく親しみが持てる情報発信が効果的でしょう。
例えば、海外でも評価が高い日本の高品質なトイレ。
清潔な空間や、充実したウォシュレット機能を紹介するのではなく、以下の記事では高機能なトイレに戸惑う訪日外国人の実態にフォーカスをあて、「日本のトイレが高機能すぎて、皆さんが戸惑っているの、知っています。私たちも最初そうだった!」というタイトルのもと、トイレの使い方を紹介しています。この記事はリーチが平均の4倍、Facebookのリアクション率(シェア・いいね!・コメント数)は平均の約6倍となりました。
How to Navigate a Japanese Washlet Toilet | All About Japan
If you're confused by all the buttons on a modern Japanese toilet, we're here to decipher all those mystifying symbols.
また「わかりやすさ」も情報発信においては重要です。
日本について詳しくない欧米豪の方でも、一目で日本だとわかるアイキャッチや、欧米豪に認知されている“日本らしい”情報を全面に打ち出し発信すると高反応が得られます。
例えば、以下の写真。左の「富士山」はだれもが日本のものだと認識できるのに対し、右の紅葉の写真は日本らしさはあるものの、中国や台湾にも似た風景があり、欧米豪の人には明確にロケーションをイメージできる写真ではありません。
日本について詳しくない欧米豪の方でも、一目で日本だとわかるアイキャッチや、欧米豪に認知されている“日本らしい”情報を全面に打ち出し発信すると高反応が得られます。
例えば、以下の写真。左の「富士山」はだれもが日本のものだと認識できるのに対し、右の紅葉の写真は日本らしさはあるものの、中国や台湾にも似た風景があり、欧米豪の人には明確にロケーションをイメージできる写真ではありません。
■ネイティブスピーカーはプロじゃない!マーケティングのプロを活用しましょう
情報発信でもう一つ重要なのは英語です。
インバウンド施策で間違った英語でコミュニケーシしている例が散見され、自社のブランドコンセプトがグーグル翻訳任せになっていたり、単語の選定が間違っていて、意図しないメッセージを発信しているというのはよく見られます。
例えば以下のポスターの文言。
インバウンド施策で間違った英語でコミュニケーシしている例が散見され、自社のブランドコンセプトがグーグル翻訳任せになっていたり、単語の選定が間違っていて、意図しないメッセージを発信しているというのはよく見られます。
例えば以下のポスターの文言。
Let’s play happily and exhaustively at the popular spot of XXXXX area
おそらく、「XXXエリアの人気の場所で、アクティブに楽しく過ごそう!」という事が言いたいのだと思いますが、“exhaustively” という単語はtiredよりも疲れた状態を指し、どちらかというと「疲弊」「消耗」という意味合いで、この情報がポジティブなのかネガティブなのかよくわからない印象になってしまっているんですね。
他にも、SNSの投稿なのに、小説のような語り口で文章が書かれていたり、論文調に公園の魅力がかかれた投稿を見かけたこともあります。またよくあるミスとしては、記号表記と大文字の乱用です。
他にも、SNSの投稿なのに、小説のような語り口で文章が書かれていたり、論文調に公園の魅力がかかれた投稿を見かけたこともあります。またよくあるミスとしては、記号表記と大文字の乱用です。
(実際にあった大文字と感嘆符の多様例)
PLEASE come to the XXXX!!!!!!
(直訳:どうか、絶対に来てください!!!)
WE’RE WAITING!!!!!!!!!!!!
(直訳:待ってるからなー!!!!!!!!!)
PLEASE come to the XXXX!!!!!!
(直訳:どうか、絶対に来てください!!!)
WE’RE WAITING!!!!!!!!!!!!
(直訳:待ってるからなー!!!!!!!!!)
日本語と英語ではこれらの使い分けのニュアンスが微妙に異なり、英語では大文字表記は名称に使う以外だと、怒鳴るセリフや叫ぶセリフに使われるため、これらが文中に多いと誇張されたメッセージに見えてしまうというわけです。
メッセージを正しく伝えるには、文法もそうですが、プラットフォームに適したトンマナで英語を使うことも重要です。グーグル翻訳はそこまでくみ取ってはくれません。
またネイティブスピーカーも、マーケテイングのプロではありません。国別のインサイトを正しく理解し、SNS運用やマーケテイングの知識を持ち合わせたネイティブのプロに意見をきくことが、インバウンド施策ではとても重要です。
メッセージを正しく伝えるには、文法もそうですが、プラットフォームに適したトンマナで英語を使うことも重要です。グーグル翻訳はそこまでくみ取ってはくれません。
またネイティブスピーカーも、マーケテイングのプロではありません。国別のインサイトを正しく理解し、SNS運用やマーケテイングの知識を持ち合わせたネイティブのプロに意見をきくことが、インバウンド施策ではとても重要です。
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