生活者の想い
ここまでの内容を受け、今後どう進めていくのかをお話しします。まず、大きな視点ですが、オールアバウトグループが掲げている世の中の生活者のみなさまに提供していきたい価値、サポートしたいポイントがあります。
それが、スライドの3点です。生活者のみなさまの想いをお聞きすると、「不安なく」「賢く」、そして「自分らしく」生きていきたいといった大きなニーズがあることを把握しており、創業以来、この3点の実現をサポートする事業を進めています。
昨今の新型コロナウイルス感染症の問題で、「不安なく」の部分がより大きくなってきています。生活者個人としても、それを支える社会の仕組みも、今回をきっかけに大きく変わらなくてはいけない時期を迎えています。
東日本大震災の時にお伝えしたことと同じですが、「不安なく」については、その後も非常に大きなニーズが高まったため、今回も重要視している部分です。そのような「不安なく」「賢く」「自分らしく」というものを、生活者のみなさまが自分の人生で実現していくためには、それぞれに対応した力を身に付ける必要があると思っています。
それが、スライドの3点です。生活者のみなさまの想いをお聞きすると、「不安なく」「賢く」、そして「自分らしく」生きていきたいといった大きなニーズがあることを把握しており、創業以来、この3点の実現をサポートする事業を進めています。
昨今の新型コロナウイルス感染症の問題で、「不安なく」の部分がより大きくなってきています。生活者個人としても、それを支える社会の仕組みも、今回をきっかけに大きく変わらなくてはいけない時期を迎えています。
東日本大震災の時にお伝えしたことと同じですが、「不安なく」については、その後も非常に大きなニーズが高まったため、今回も重要視している部分です。そのような「不安なく」「賢く」「自分らしく」というものを、生活者のみなさまが自分の人生で実現していくためには、それぞれに対応した力を身に付ける必要があると思っています。
3つの自立力をサポートするビジネス機会
スライド左側の三角形で「人生の不安を取り除くチカラ」と記載していますが、このような構造で基盤となる部分が、不安を取り除くところになります。
我々の事業は、生活者のみなさまのこのようなニーズに対して、お役に立てることが非常に多いと考えています。今まではこの3つの分野において、例えば「All About」という情報サイトでは、信頼できる、真に役立つ情報を提供してきました。またeコマース系であれば、「サンプル百貨店」が人生を賢く生きるための具体的なお手伝いをしています。
このように、いろいろな事業を展開していますが、昨今の状況を受け、さらに今後を考えたときには、一番ベースの部分にある「不安を取り除くチカラ」のところで、例えばお金まわりのこと、健康まわりのこと、自己実現に必要なキャリアまわりのことであったり、また自分のホームポジションとしての人間関係や、家族、コミュニティといっ人生の基盤となる部分が重要視される度合いが高まると考えています。オールアバウトグループでは、この部分を総称して「ライフアセットマネジメント領域」と呼んでいます。
ライフアセットマネジメント領域は、生活者のみなさまのニーズの高まりはもちろん、大きな社会システムの変更が余儀なくされる領域でもあり、IT企業であるオールアバウトグループにとっては社会的なイノベーションに際して大きなビジネスチャンスを得られる部分でもあるため、ビジョンにも合致しており、ビジネスチャンスも大きいと考えております。
また、我々が持ついろいろな経営資源が役に立ち、勝ち筋があるという点も重要視するポイントとして付け加えていきます。
我々の事業は、生活者のみなさまのこのようなニーズに対して、お役に立てることが非常に多いと考えています。今まではこの3つの分野において、例えば「All About」という情報サイトでは、信頼できる、真に役立つ情報を提供してきました。またeコマース系であれば、「サンプル百貨店」が人生を賢く生きるための具体的なお手伝いをしています。
このように、いろいろな事業を展開していますが、昨今の状況を受け、さらに今後を考えたときには、一番ベースの部分にある「不安を取り除くチカラ」のところで、例えばお金まわりのこと、健康まわりのこと、自己実現に必要なキャリアまわりのことであったり、また自分のホームポジションとしての人間関係や、家族、コミュニティといっ人生の基盤となる部分が重要視される度合いが高まると考えています。オールアバウトグループでは、この部分を総称して「ライフアセットマネジメント領域」と呼んでいます。
ライフアセットマネジメント領域は、生活者のみなさまのニーズの高まりはもちろん、大きな社会システムの変更が余儀なくされる領域でもあり、IT企業であるオールアバウトグループにとっては社会的なイノベーションに際して大きなビジネスチャンスを得られる部分でもあるため、ビジョンにも合致しており、ビジネスチャンスも大きいと考えております。
また、我々が持ついろいろな経営資源が役に立ち、勝ち筋があるという点も重要視するポイントとして付け加えていきます。
今後の事業展開イメージ
デジタルメディア領域、コマース領域という今の2本柱の部分は「コア」と記載していますが、既存のコア事業の2本柱に加え、今後はライフアセットマネジメント領域、具体的にはヘルスケア、マネー、キャリア、恋愛・結婚、そしてすでにオールアバウトライフワークスというグループ会社でトライしている生涯学習があります。このような分野において、新しい事業の開発やチャレンジをしていきます。
もう1つの視点として、国内市場の限界に対してグローバル展開も見ていきますので、我々が持っている強みの重なりの部分でグローバルの需要を取り込んでいくことを進めていきます。
もう1つの視点として、国内市場の限界に対してグローバル展開も見ていきますので、我々が持っている強みの重なりの部分でグローバルの需要を取り込んでいくことを進めていきます。
コンテンツマーケティングの市場規模
全体感としては、さきほど述べたような中期の方向性を掲げており、その中でいくつか具体的な部分をご紹介します。マーケティングソリューションセグメントの分野で1点、コンシューマサービスセグメントの分野で1点、それぞれご報告します。
まずはマーケティングソリューションセグメントの分野ですが、前段のハイライトでもご説明したとおり、従前からご報告しているコンテンツマーケティングの市場における事業強化です。
コンテンツマーケティングは、名前のとおりデジタル上でコンテンツを生成して、そのコンテンツの力でマーケティング効果を高めていくビジネス市場になりますが、これが日本でも大きな市場に育っています。またアメリカでも、今、一番注力すべきマーケティングの分野と言われており、伸びが期待されています。
例えば、コンテンツマーケティングの代表例であるデジタルメディア上でのタイアップ型広告はオールアバウトグループでももっとも歴史があり、得意としている部分で、我々の独自推計ですが、既存の市場だけでも1,000億円の市場です。また、そのようなコンテンツマーケティングに取り組んでいるメディアのアドテクノロジーによるネイティブアドネットワーク市場も2,000億円です。
そして、各企業が自社でサイトを立ち上げ、オウンドメディアというかたちで顧客との接点を強化していくところもマーケティング効果を高めていく市場ですが、このコンテンツ制作支援市場も3,000億円程度はあると言われており、既存でも合計6,000億円の市場規模となっています。
我々の一番の強みが発揮できるマーケットであるわけですが、ここに対して、単一メディアだけではなく、違う方法でもっと大きく取っていけないか、というところが1つのトライになります。
まずはマーケティングソリューションセグメントの分野ですが、前段のハイライトでもご説明したとおり、従前からご報告しているコンテンツマーケティングの市場における事業強化です。
コンテンツマーケティングは、名前のとおりデジタル上でコンテンツを生成して、そのコンテンツの力でマーケティング効果を高めていくビジネス市場になりますが、これが日本でも大きな市場に育っています。またアメリカでも、今、一番注力すべきマーケティングの分野と言われており、伸びが期待されています。
例えば、コンテンツマーケティングの代表例であるデジタルメディア上でのタイアップ型広告はオールアバウトグループでももっとも歴史があり、得意としている部分で、我々の独自推計ですが、既存の市場だけでも1,000億円の市場です。また、そのようなコンテンツマーケティングに取り組んでいるメディアのアドテクノロジーによるネイティブアドネットワーク市場も2,000億円です。
そして、各企業が自社でサイトを立ち上げ、オウンドメディアというかたちで顧客との接点を強化していくところもマーケティング効果を高めていく市場ですが、このコンテンツ制作支援市場も3,000億円程度はあると言われており、既存でも合計6,000億円の市場規模となっています。
我々の一番の強みが発揮できるマーケットであるわけですが、ここに対して、単一メディアだけではなく、違う方法でもっと大きく取っていけないか、というところが1つのトライになります。
マーケティングソリューション事業の拡大戦略
具体的に推進しているのが、コンテンツマーケティングプラットフォームビジネス「PrimeAd」です。スライドのとおり、「All About」を中心とした自社メディアにおけるビジネスは引き続き強化していきますが、それにアドオンするかたちで、自社メディアとはまったく異なるプラットフォームポジションでビジネスを展開していきます。
当該期においても準備が進んでおり、先ほどご報告のとおり、参画メディアが強化されてきています。こちらでお客さまになるのは、広告主、広告代理店のみなさまです。また、メディア企業自身もお客さまになるため、各ステークホルダーのみなさまがコンテンツマーケティングをビジネスとして推進するのに必要な共通のビジネスマッチングプラットフォームへの進化に向けて、この夏に正式なリリースを予定しています。
当該期においても準備が進んでおり、先ほどご報告のとおり、参画メディアが強化されてきています。こちらでお客さまになるのは、広告主、広告代理店のみなさまです。また、メディア企業自身もお客さまになるため、各ステークホルダーのみなさまがコンテンツマーケティングをビジネスとして推進するのに必要な共通のビジネスマッチングプラットフォームへの進化に向けて、この夏に正式なリリースを予定しています。
ビジネスマッチングプラットフォームへの進化
概念図ですが、左側が買い手、右側が売り手です。この場合、売り手はメディア企業になり、いろいろなソリューションを提供します。一方で、買い手としては広告主や広告代理店のみなさま、またメディア企業自身が買い手になるケースもあります。
まず、「このようなプロモーションをやりたい」というオファーを我々のビジネスマッチングプラットフォームのダッシュボード上で意思表明していただくと、そのダッシュボードを通じて各メディア企業からいろいろな提案が届きます。そこでマッチングした結果、事業が推進されやすくなるというかたちです。
具体的なソリューションとしては、先ほどの市場の説明のとおりですが、デジタルメディア上でのタイアップ広告というのが1つのソリューションになります。これを、複数の媒体にまたがって一度にコントロールできるということです。
もう1つが、多くのメディアが多くのユーザーと接点を持っていますので、その接点を活用した安心できるアドネットワーク、つまり良質なコンテンツのアドネットワークです。
また、広告主のみなさまが作るオウンドメディアにおけるコンテンツ制作支援をメディア企業などが行なうといった制作市場のマッチングということで、この3つから始める予定です。
まず、「このようなプロモーションをやりたい」というオファーを我々のビジネスマッチングプラットフォームのダッシュボード上で意思表明していただくと、そのダッシュボードを通じて各メディア企業からいろいろな提案が届きます。そこでマッチングした結果、事業が推進されやすくなるというかたちです。
具体的なソリューションとしては、先ほどの市場の説明のとおりですが、デジタルメディア上でのタイアップ広告というのが1つのソリューションになります。これを、複数の媒体にまたがって一度にコントロールできるということです。
もう1つが、多くのメディアが多くのユーザーと接点を持っていますので、その接点を活用した安心できるアドネットワーク、つまり良質なコンテンツのアドネットワークです。
また、広告主のみなさまが作るオウンドメディアにおけるコンテンツ制作支援をメディア企業などが行なうといった制作市場のマッチングということで、この3つから始める予定です。
PrimeAdでのビジネスマッチングイメージ
こちらがフローになります。左上から、広告主のみなさまがダッシュボードを通じてオファーを入れると、各メディア企業から具体的なクリエイティブ案やコミュニケーションプランの提案が届きます。そこで選択して実行します。
その後、今までは結果が会社ごとにバラバラでレポーティングされていたものを1つの統一指標で、トータルでレポーティングされるという流れになります。広告主側のメリットとしては、なにより質を担保した豊富なクリエイティブを、非常に多様化したかたちで手に入れられるということです。また、バラバラだったものを統一化したオペレーション、広告指標にすることで効率化を図れます。
メディア企業のメリットですが、このビジネスマッチングプラットフォームから新しい収益機会を得られますので、そこが収益向上に直結します。このような仕組みを自社で全部用意すると、システム開発費や運用する人材がかなり必要ですが、そうした固定費を削減でき、また最新のアドテクノロジーの動向にも準拠できるメリットもあります。非常に大きな市場のため、これを強化していきます。
予定では、この夏の正式リリースを考えています。この1年から2年は、ここに向けたPoCを進めており、ステークホルダーのみなさまから非常に高い評価を得ているため、アクセルを踏みたいと考えています。
その後、今までは結果が会社ごとにバラバラでレポーティングされていたものを1つの統一指標で、トータルでレポーティングされるという流れになります。広告主側のメリットとしては、なにより質を担保した豊富なクリエイティブを、非常に多様化したかたちで手に入れられるということです。また、バラバラだったものを統一化したオペレーション、広告指標にすることで効率化を図れます。
メディア企業のメリットですが、このビジネスマッチングプラットフォームから新しい収益機会を得られますので、そこが収益向上に直結します。このような仕組みを自社で全部用意すると、システム開発費や運用する人材がかなり必要ですが、そうした固定費を削減でき、また最新のアドテクノロジーの動向にも準拠できるメリットもあります。非常に大きな市場のため、これを強化していきます。
予定では、この夏の正式リリースを考えています。この1年から2年は、ここに向けたPoCを進めており、ステークホルダーのみなさまから非常に高い評価を得ているため、アクセルを踏みたいと考えています。
NTTドコモとの共同事業について
コンシューマサービスセグメントの次の打ち手をご紹介します。まずは、先ほどからお伝えしているとおり、環境的にeコマース市場が伸びますので、オールアバウトグループとしても非常に強化していきたいと考えています。
具体的な強化策ですが、既存の「サンプル百貨店」事業をそのまま伸ばし続けながら、アドオンで大きなことが決定しています。NTTドコモが運営されている総合通販サイト「dショッピング」の事業全体について、7月からオールアバウトライフマーケティングが共同で企画運営する取り組みが決定しています。これは決定したタイミングですでに開示しています。
オールアバウトライフマーケティングは、「サンプル百貨店」を中心に独自のサンプリングサイトの運営ノウハウやシステムを持ち、またさまざまな商品をナショナルブランド、もしくは通販専業メーカーなど、いろいろなところから調達してくる力を持っています。
NTTドコモの強みとしては、ご存知のとおり国内最大級の通信キャリアとしての顧客基盤を持っており、dポイントを活用したビジネスのノウハウも持っています。
この両者の強みを生かしながら、オールアバウトライフマーケティングが運営主体として「dショッピング」の全てを担わせていただくということで、こちらの収益が今までの「サンプル百貨店」の収益に上乗せされていくというのが、中期的な取り組みになります。
これにより、我々は自社サイトのみならず、NTTドコモの基盤を活用した新たな顧客層に向けたコマース事業も収益として立てられるため、相乗効果も含めて非常に楽しみな取り組みが待っています。現在はそこに向けたシステム開発が進んでおり、この夏にスタートします。
以上が、当該期の決算のハイライト、セグメントのハイライト、ならびに直近の未来の方向性についてのご説明になります。
具体的な強化策ですが、既存の「サンプル百貨店」事業をそのまま伸ばし続けながら、アドオンで大きなことが決定しています。NTTドコモが運営されている総合通販サイト「dショッピング」の事業全体について、7月からオールアバウトライフマーケティングが共同で企画運営する取り組みが決定しています。これは決定したタイミングですでに開示しています。
オールアバウトライフマーケティングは、「サンプル百貨店」を中心に独自のサンプリングサイトの運営ノウハウやシステムを持ち、またさまざまな商品をナショナルブランド、もしくは通販専業メーカーなど、いろいろなところから調達してくる力を持っています。
NTTドコモの強みとしては、ご存知のとおり国内最大級の通信キャリアとしての顧客基盤を持っており、dポイントを活用したビジネスのノウハウも持っています。
この両者の強みを生かしながら、オールアバウトライフマーケティングが運営主体として「dショッピング」の全てを担わせていただくということで、こちらの収益が今までの「サンプル百貨店」の収益に上乗せされていくというのが、中期的な取り組みになります。
これにより、我々は自社サイトのみならず、NTTドコモの基盤を活用した新たな顧客層に向けたコマース事業も収益として立てられるため、相乗効果も含めて非常に楽しみな取り組みが待っています。現在はそこに向けたシステム開発が進んでおり、この夏にスタートします。
以上が、当該期の決算のハイライト、セグメントのハイライト、ならびに直近の未来の方向性についてのご説明になります。
新型コロナウイルスによる事業環境の変化
今期の業績見通しの方針についてご紹介します。まず大前提として、我々のようなデジタル系の事業を取り巻く社会全体の環境が、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けています。
短期的には外出自粛で、その後もおそらく抑制されますので、デジタルメディアやeコマースの生活者のみなさまの利用については継続的に増加していくと考えています。また法人側でも、各企業の広告出稿、デジタルマーケティングの需要は、短期的には少し抑える方向に行くと見ています。一部、増加する業種もあると思いますが、全体感としては非常に不透明な部分があります。
中期的で見ると、今回の出来事を契機に、多くの業種、業態、企業のデジタルトランスフォーメーション、いわゆる「DX」が大きく進んでいくと考えています。それによって、業種を問わずオンラインサービスの需要の拡大が見込まれます。そのなかでもeコマース市場は、このような生活様式の変化に直結する部分があるため増えていきます。その部分も含めての「ポストコロナ」「ウィズコロナ」だと考えています。
新しい生活様式や企業の活動様式に沿っていろいろなイノベーションが進みますので、我々のようなプレイヤーは大きなチャンスです。短期的にはいろいろな影響を受けますが、中期的には大きなチャンスが待っているという前提での我々の事業についての見立てですが、次のスライドに直近の影響ということでまとめています。
短期的には外出自粛で、その後もおそらく抑制されますので、デジタルメディアやeコマースの生活者のみなさまの利用については継続的に増加していくと考えています。また法人側でも、各企業の広告出稿、デジタルマーケティングの需要は、短期的には少し抑える方向に行くと見ています。一部、増加する業種もあると思いますが、全体感としては非常に不透明な部分があります。
中期的で見ると、今回の出来事を契機に、多くの業種、業態、企業のデジタルトランスフォーメーション、いわゆる「DX」が大きく進んでいくと考えています。それによって、業種を問わずオンラインサービスの需要の拡大が見込まれます。そのなかでもeコマース市場は、このような生活様式の変化に直結する部分があるため増えていきます。その部分も含めての「ポストコロナ」「ウィズコロナ」だと考えています。
新しい生活様式や企業の活動様式に沿っていろいろなイノベーションが進みますので、我々のようなプレイヤーは大きなチャンスです。短期的にはいろいろな影響を受けますが、中期的には大きなチャンスが待っているという前提での我々の事業についての見立てですが、次のスライドに直近の影響ということでまとめています。
2020年度 新型コロナウイルスの業績影響と対応①
マーケティングソリューションセグメントにおける直近の影響としては、先ほどお伝えしたように、企業全体の広告需要は短期的には不透明感があるため、オフライン系は大きな影響を受けていますが、オンラインについても同様に影響を受ける部分があります。
これに対して、我々はやはりオンラインでのマーケティングニーズが高いお客さまによりシフト、フォーカスして営業を強化したり、またオンラインで完結するようなワークフローの確立等で効率化を図っていくなどして、商談機会を逃さないようにしていきます。
また、生活者側はインターネット利用が増えますが、広告需要は相対的に不透明な部分があります。プログラマティック広告と言われている業界全体で流れている広告量や単価の推移は不透明感があります。我々としては、この環境下でも生活者のみなさまに役立つコンテンツの配信を、手綱を緩めず進めていきます。
収益側では、中長期的に伸びるであろうコンテンツマーケティングビジネスの準備を中心に粛々と進めていくかたちになります。eコマースについては、市場環境的には伸びる部分もあります。コンシューマサービスセグメントの「サンプル百貨店」もそうですが、マーケティングソリューションセグメントでトライしているコンテンツコマース「BestOne」にとってもフォローウインドですので、さらに強化していきます。
インバウンドを中心とした海外向けの事業であるグローバルマーケティング事業ですが、インバウンドは人の移動が制限されるため、そこの需要は難しいです。しかし、「日本のコンテンツを楽しみたい」「日本に行ってみたい」と考える外国人はたくさんいます。インバウンド直結ではない部分がありますが、日本食のレシピや日本文化、またいずれ来る訪日の機会においてコンテンツの需要は高いため、引き続きそのあたりの強化を進めていきます。
これに対して、我々はやはりオンラインでのマーケティングニーズが高いお客さまによりシフト、フォーカスして営業を強化したり、またオンラインで完結するようなワークフローの確立等で効率化を図っていくなどして、商談機会を逃さないようにしていきます。
また、生活者側はインターネット利用が増えますが、広告需要は相対的に不透明な部分があります。プログラマティック広告と言われている業界全体で流れている広告量や単価の推移は不透明感があります。我々としては、この環境下でも生活者のみなさまに役立つコンテンツの配信を、手綱を緩めず進めていきます。
収益側では、中長期的に伸びるであろうコンテンツマーケティングビジネスの準備を中心に粛々と進めていくかたちになります。eコマースについては、市場環境的には伸びる部分もあります。コンシューマサービスセグメントの「サンプル百貨店」もそうですが、マーケティングソリューションセグメントでトライしているコンテンツコマース「BestOne」にとってもフォローウインドですので、さらに強化していきます。
インバウンドを中心とした海外向けの事業であるグローバルマーケティング事業ですが、インバウンドは人の移動が制限されるため、そこの需要は難しいです。しかし、「日本のコンテンツを楽しみたい」「日本に行ってみたい」と考える外国人はたくさんいます。インバウンド直結ではない部分がありますが、日本食のレシピや日本文化、またいずれ来る訪日の機会においてコンテンツの需要は高いため、引き続きそのあたりの強化を進めていきます。
2020年度 新型コロナウイルスの業績影響と対応②
コンシューマサービスセグメントにおいては、基本的には巣ごもりの環境で需要が増えますので、しっかりとオペレーションしながら、我々の一番の強みである有料サンプリングの拡充において、商品の流通を支援する姿勢をより強めていきます。また、一般流通の中で未利用で廃棄せざるを得ない食品の在庫も増えていますので、その流通のサポートを強化していきます。
コンシューマサービスセグメントの「サンプル百貨店」では、年4回、ユーザーを集めて、メーカーとマッチングする非常に大規模なリアルイベント「RSP(リアル・サンプリング・プロモーション)」を展開しています。昨今の事情でリアルイベントは開催できないため、収益に影響が出ます。
これに際して、2月末ぐらいからオンラインイベントへ移行できないかということで動いています。まず、今年の1回目、2回目はオンラインで実施する準備を進めており、企業や参加者からも好評をいただいていますので、それを実現していきます。ただし、リアルイベントに比べて収益性は落ちるため、若干の影響は受けます。
また、当該セグメントのオールアバウトライフワークスが展開している生涯学習事業のプラットフォーム「楽習フォーラム」についてです。これは自宅に教室を作って、ライセンスを取った先生方が教室ビジネスを行なう基盤になっており、全国で非常に多くの方にご利用いただいていますが、やはりリアルでの教室はいったん休止しなければならないため、大きな影響を受ける事業です。
これをいい機会としてオンラインレッスンへチャレンジするということで、オンラインレッスンプラットフォームになれるよう事業変革を進めていきますが、収益への影響は出てきます。
コンシューマサービスセグメントの「サンプル百貨店」では、年4回、ユーザーを集めて、メーカーとマッチングする非常に大規模なリアルイベント「RSP(リアル・サンプリング・プロモーション)」を展開しています。昨今の事情でリアルイベントは開催できないため、収益に影響が出ます。
これに際して、2月末ぐらいからオンラインイベントへ移行できないかということで動いています。まず、今年の1回目、2回目はオンラインで実施する準備を進めており、企業や参加者からも好評をいただいていますので、それを実現していきます。ただし、リアルイベントに比べて収益性は落ちるため、若干の影響は受けます。
また、当該セグメントのオールアバウトライフワークスが展開している生涯学習事業のプラットフォーム「楽習フォーラム」についてです。これは自宅に教室を作って、ライセンスを取った先生方が教室ビジネスを行なう基盤になっており、全国で非常に多くの方にご利用いただいていますが、やはりリアルでの教室はいったん休止しなければならないため、大きな影響を受ける事業です。
これをいい機会としてオンラインレッスンへチャレンジするということで、オンラインレッスンプラットフォームになれるよう事業変革を進めていきますが、収益への影響は出てきます。
【業績予想】2021年3月期 業績予想/配当方針
以上を整理すると、オールアバウトグループの事業の状況としては「サンプル百貨店」を中心としたeコマース系事業は、さらに成長すると考えており、7月からはそこにアドオンするかたちで「dショッピング」事業全体の共同運営も始まります。
一方、「All About」を中心としたデジタルメディア系事業の収益については、先ほどからお伝えしているとおり、広告市場の不透明感があるため、中期的にはコンテンツマーケティングプラットフォームビジネスでの成長にチャレンジします。そこへの投資は継続して緩めないという前提です。
このような状況から、グループ全体で増収が見込めると考えています。戦略を大きく変更することなく、この変化に対応して、強めるところはより強めながら進んでいきます。
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響がいつ終わるのか、どうなるのかは誰にもわかりません。当然、経済面でもその不透明さは影響を受けている部分が多いため、こうした状況を踏まえ、現時点では業績予測について合理的な算定が難しいと判断して、業績予測は未定とします。
配当についてですが、我々は成長ステージにある会社のため、安定配当という施策をとっていません。毎期、状況に応じて配当を決定していますが、今期も同じ状況ですので、現時点では未定とします。いずれにせよ、算定可能となった段階で速やかに公表します。
まずは何より、新型コロナウイルス感染症の影響が、生活者のみなさま、また企業活動、国、世界中の人々にとって、1日でも早くよい方向に変化することを祈っています。そのなかで、オールアバウトグループも役に立てる部分はがんばっていきますので、ぜひ株主のみなさま、投資家のみなさまにおかれましては、引き続きのご支援をお願いして今回の発表の締めといたします。ご拝聴いただきまして、誠にありがとうございました。
以上、2019年度のオールアバウトグループの決算についてご報告いたしました。
一方、「All About」を中心としたデジタルメディア系事業の収益については、先ほどからお伝えしているとおり、広告市場の不透明感があるため、中期的にはコンテンツマーケティングプラットフォームビジネスでの成長にチャレンジします。そこへの投資は継続して緩めないという前提です。
このような状況から、グループ全体で増収が見込めると考えています。戦略を大きく変更することなく、この変化に対応して、強めるところはより強めながら進んでいきます。
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響がいつ終わるのか、どうなるのかは誰にもわかりません。当然、経済面でもその不透明さは影響を受けている部分が多いため、こうした状況を踏まえ、現時点では業績予測について合理的な算定が難しいと判断して、業績予測は未定とします。
配当についてですが、我々は成長ステージにある会社のため、安定配当という施策をとっていません。毎期、状況に応じて配当を決定していますが、今期も同じ状況ですので、現時点では未定とします。いずれにせよ、算定可能となった段階で速やかに公表します。
まずは何より、新型コロナウイルス感染症の影響が、生活者のみなさま、また企業活動、国、世界中の人々にとって、1日でも早くよい方向に変化することを祈っています。そのなかで、オールアバウトグループも役に立てる部分はがんばっていきますので、ぜひ株主のみなさま、投資家のみなさまにおかれましては、引き続きのご支援をお願いして今回の発表の締めといたします。ご拝聴いただきまして、誠にありがとうございました。
以上、2019年度のオールアバウトグループの決算についてご報告いたしました。
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