株式会社オールアバウト 2024年3月期決算説明会
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2024年3月期決算説明
江幡哲也:みなさまこんにちは、株式会社オールアバウト 代表取締役社長兼グループCEOの江幡です。
本日は2024年3月期決算説明をご覧いただきまして、ありがとうございます。それではこれから決算内容について、資料に沿って説明します。
まずは、ご報告に先立ちましてオールアバウトグループの企業理念からご紹介させていただきます。
本日は2024年3月期決算説明をご覧いただきまして、ありがとうございます。それではこれから決算内容について、資料に沿って説明します。
まずは、ご報告に先立ちましてオールアバウトグループの企業理念からご紹介させていただきます。
オールアバウトグループの企業理念
オールアバウトグループの企業理念であるミッション、ビジョン、フィロソフィーについて、ご紹介します。
我々が果たすべきミッションは、「個人を豊かに、社会を元気に。」です。ビジョンとして「テクノロジーと人の力で『不安なく、賢く、自分らしく』を支えるプラットフォームになる。」。そして、活動する上で、理念として大切にしておりますフィロソフィーは「システムではなく、人間。」で、この3つを創業以来掲げ、不変のものとして事業推進に取り組んでいます。
我々が果たすべきミッションは、「個人を豊かに、社会を元気に。」です。ビジョンとして「テクノロジーと人の力で『不安なく、賢く、自分らしく』を支えるプラットフォームになる。」。そして、活動する上で、理念として大切にしておりますフィロソフィーは「システムではなく、人間。」で、この3つを創業以来掲げ、不変のものとして事業推進に取り組んでいます。
オールアバウトグループの事業領域と構成
こちらがオールアバウトグループの事業領域俯瞰図です。
本日の決算内容は連結での報告になりますので、グループの構成についてこのページにまとめています。大きく2つのセグメントに分けてご報告になります。左側がマーケティングソリューションセグメントで、こちらは主に法人の皆様からの収益を主体とする事業となっています。具体的には、祖業であるデジタルメディアに加えてデジタルマーケティングなどの事業が主となるセグメントです。
右側のピンク色のセグメントはコンシューマサービスセグメントです。収益的に大きな柱になっており、トライアルマーケティング&コマースを中心に個人の皆様から収益をいただく事業になります。
下段にR&Dとありますが、こちらはこの2つのセグメントの次に作る3つ目の柱として将来の柱にすべく取り組んでいる領域です。
以上のセグメント構成で補足をさせていただきながらご報告を申し上げます。
本日の決算内容は連結での報告になりますので、グループの構成についてこのページにまとめています。大きく2つのセグメントに分けてご報告になります。左側がマーケティングソリューションセグメントで、こちらは主に法人の皆様からの収益を主体とする事業となっています。具体的には、祖業であるデジタルメディアに加えてデジタルマーケティングなどの事業が主となるセグメントです。
右側のピンク色のセグメントはコンシューマサービスセグメントです。収益的に大きな柱になっており、トライアルマーケティング&コマースを中心に個人の皆様から収益をいただく事業になります。
下段にR&Dとありますが、こちらはこの2つのセグメントの次に作る3つ目の柱として将来の柱にすべく取り組んでいる領域です。
以上のセグメント構成で補足をさせていただきながらご報告を申し上げます。
2024年3月期の戦略方針
こちらは2023年5月10日に発表させていただいた、当該期における大方針の振り返りです。
1点目、これはここ数年掲げておりますが、我々グループが目指す大きな事業のイメージです。具体的には、取扱高で1,000億円、売上高で300億円、営業利益で30億円、こういった規模感を掲げています。ミッション・ビジョンを体現するにふさわしい規模感として、その実現を目指すための事業基盤を強化していく、そういうステージの1年であるということが1点目でした。
2点目は、事業全体の取扱高をさらに拡大するとともに、粗利構造の強化をしていくことを加える、というものです。
そして、既存事業に加えて戦略的な投資、中長期的な成長に資する投資を進化させて実施をしていくのが3点目になります。
1点目、これはここ数年掲げておりますが、我々グループが目指す大きな事業のイメージです。具体的には、取扱高で1,000億円、売上高で300億円、営業利益で30億円、こういった規模感を掲げています。ミッション・ビジョンを体現するにふさわしい規模感として、その実現を目指すための事業基盤を強化していく、そういうステージの1年であるということが1点目でした。
2点目は、事業全体の取扱高をさらに拡大するとともに、粗利構造の強化をしていくことを加える、というものです。
そして、既存事業に加えて戦略的な投資、中長期的な成長に資する投資を進化させて実施をしていくのが3点目になります。
エグゼクティブサマリー
そうした3つのポイントを掲げながら進めてきたこの1年間のサマリーを3点、こちらにまとめています。
1点目、大変課題が残った事業年度との認識で、期中に通期の業績予測を修正しました。今年3月には、100%子会社で生涯学習領域を担っている株式会社オールアバウトライフワークスの事業撤退を決定しましたが、それも含めた足元の業績動向も踏まえ、業績予想を修正させていただきました。
2点目、その結果、通期の取扱高につきましては、若干ですが減少での着地となりました。売上高と利益につきましても、減収減益ということで課題が残る期であったと捉えています。
3点目、中期的な成長に資する投資については、しっかり取り組んでいくということで実行してまいりました。後ほどご説明しますが、我々が行っている事業領域では大きな潮目、環境の変化を迎えており、これまでのやり方をそのままやっていくだけでは我々のビジョンを達成できないと考えています。逆に今は大きなチャンスでもあると捉えており、事業をアップデートし進化させていくことにお金を使いながら足元はしっかりこなしていく、そのような期であったと捉えています。
1点目、大変課題が残った事業年度との認識で、期中に通期の業績予測を修正しました。今年3月には、100%子会社で生涯学習領域を担っている株式会社オールアバウトライフワークスの事業撤退を決定しましたが、それも含めた足元の業績動向も踏まえ、業績予想を修正させていただきました。
2点目、その結果、通期の取扱高につきましては、若干ですが減少での着地となりました。売上高と利益につきましても、減収減益ということで課題が残る期であったと捉えています。
3点目、中期的な成長に資する投資については、しっかり取り組んでいくということで実行してまいりました。後ほどご説明しますが、我々が行っている事業領域では大きな潮目、環境の変化を迎えており、これまでのやり方をそのままやっていくだけでは我々のビジョンを達成できないと考えています。逆に今は大きなチャンスでもあると捉えており、事業をアップデートし進化させていくことにお金を使いながら足元はしっかりこなしていく、そのような期であったと捉えています。
連結取扱高と売上高の推移
こちらは取扱高と売上高の年度ごとの推移です。
東日本大震災以降、取扱高は約11期連続で伸ばしてまいりましたが、当該期については若干伸びが鈍化した形です。売上高についても同様となっています。
東日本大震災以降、取扱高は約11期連続で伸ばしてまいりましたが、当該期については若干伸びが鈍化した形です。売上高についても同様となっています。
連結取扱高の推移
連結取扱高の四半期ごとの推移です。
連結売上高の推移
こちらは連結売上高の推移です。
連結投資調整後営業利益の推移
連結投資調整後営業利益の推移です。
先ほど申し上げた中長期的な成長に資する戦略的な投資、これを除いた本業利益に近いものですが、この投資調整後の営業利益につきましても、課題があったと考えています。
先ほど申し上げた中長期的な成長に資する戦略的な投資、これを除いた本業利益に近いものですが、この投資調整後の営業利益につきましても、課題があったと考えています。
連結営業利益の推移
その上で、意志を以って戦略的投資を実行してきましたので、営業損失という結果になっています。
2024年3月期の決算ハイライト
全体の連結業績をまとめますと、このような形になります。
取扱高については前期比やや減少、売上高・利益についても減収減益となりました。そして中長期成長への戦略投資、具体的には約6億円になりますが、これをこなした期となりました。
取扱高は444億9千8百万円、売上高は157億3百万円、投資調整後営業利益が1億4千3百万円、その上で戦略投資をこなしまして、営業利益については4億6千万円の損失になりました。6億円の戦略投資を除くとプラスではありますが、課題があったと認識しています。
取扱高については前期比やや減少、売上高・利益についても減収減益となりました。そして中長期成長への戦略投資、具体的には約6億円になりますが、これをこなした期となりました。
取扱高は444億9千8百万円、売上高は157億3百万円、投資調整後営業利益が1億4千3百万円、その上で戦略投資をこなしまして、営業利益については4億6千万円の損失になりました。6億円の戦略投資を除くとプラスではありますが、課題があったと認識しています。
2024年3月期の決算ハイライト
主な数値を各セグメントの内容と共にまとめています。段階収益につきましてはこちらをご参照ください。
資料では営業利益までの表示ですが、当該期の3月末に特別損失を計上しています。100%子会社である株式会社オールアバウトライフワークスの事業撤退を決定し、その撤退に関わるコストを特別損失として決算に反映しています。言い方を変えれば、採算性のない事業は手を打ち、選択と集中を図っていくということです。特別損失につきましては、約2.6億円を計上しています。
以上が決算のハイライトです。
資料では営業利益までの表示ですが、当該期の3月末に特別損失を計上しています。100%子会社である株式会社オールアバウトライフワークスの事業撤退を決定し、その撤退に関わるコストを特別損失として決算に反映しています。言い方を変えれば、採算性のない事業は手を打ち、選択と集中を図っていくということです。特別損失につきましては、約2.6億円を計上しています。
以上が決算のハイライトです。
2024年3月期の決算ハイライト~株主還元~
こちらは株主還元についてのページです。
本日開催の取締役会で剰余金の配当について決議し、本日適時開示をしています。先ほど申し上げましたように、意志をもっての損失という面もありますので、その趣旨のもと、2023年3月期と同額で1株当たり3円という形で配当を出させていただくこととしました。
右側は株主優待の取り組みです。多くの個人株主の皆様に当社の株式をお持ちいただいていますが、さらに多くの方に持っていただきたい、かつできればより長期で保有していただきたいという思いがありますので、そういった長期保有を促すために保有期間や株式数に応じたポイントを提供し、そのポイントに応じて優待品を自由に選択いただけるサービスを提供しています。オールアバウトプレミアム優待倶楽部というもので、こちらを継続させていただくことで、個人株主の皆様にも積極的に株式を保有していただくための施策を当該期においても実施しています。
以上が全体のご報告になります。
本日開催の取締役会で剰余金の配当について決議し、本日適時開示をしています。先ほど申し上げましたように、意志をもっての損失という面もありますので、その趣旨のもと、2023年3月期と同額で1株当たり3円という形で配当を出させていただくこととしました。
右側は株主優待の取り組みです。多くの個人株主の皆様に当社の株式をお持ちいただいていますが、さらに多くの方に持っていただきたい、かつできればより長期で保有していただきたいという思いがありますので、そういった長期保有を促すために保有期間や株式数に応じたポイントを提供し、そのポイントに応じて優待品を自由に選択いただけるサービスを提供しています。オールアバウトプレミアム優待倶楽部というもので、こちらを継続させていただくことで、個人株主の皆様にも積極的に株式を保有していただくための施策を当該期においても実施しています。
以上が全体のご報告になります。
2024年3月期の事業ハイライト:マーケティングソリューション
ここからは各セグメントの補足をさせていただきます。
まず、マーケティングソリューションセグメントです。
こちらのセグメントでは、取扱高が大きく減少しています。要因としましては、コンテンツコマースサイト「Best One」が外部の検索エンジン等の影響を受け、取扱高が大きく減少したことです。このサイトにつきましては、当該期において選択と集中の中でサービスの見直しを行っています。
売上高についても20%ほど対前年で減少しています。祖業であり、23年運営を続けている「All About」のセッション数が上期かなり苦戦し、第3四半期以降は復活していたのですが、3月に入り再び減少傾向になっています。それと連動してプログラマティック広告の売上が落ちたことが要因となり、売上高の減少に繋がっています。
こういった外部影響、具体的には検索エンジンにおける検索ロジックの変更ですが、業界全体こういった影響を受けやすい構造にあるということもあり、我々の事業の推進としてはボラティリティをできるだけ下げていくような事業構造へと発展させていくことが必要だと改めて感じており手を打っているところです。
営業利益につきましても、売上減少に加えて、事業環境変化に則したマーケットの獲得にシフトするべく、PrimeAdという新しいプラットフォームビジネスへの投資を継続的に行っております。ここは意志を以ってお金を投入し次の構えを作っていく戦略で進めました。PrimeAdにつきましては、しっかりと市場浸透への取り組みが進んでいると評価しています。
まず、マーケティングソリューションセグメントです。
こちらのセグメントでは、取扱高が大きく減少しています。要因としましては、コンテンツコマースサイト「Best One」が外部の検索エンジン等の影響を受け、取扱高が大きく減少したことです。このサイトにつきましては、当該期において選択と集中の中でサービスの見直しを行っています。
売上高についても20%ほど対前年で減少しています。祖業であり、23年運営を続けている「All About」のセッション数が上期かなり苦戦し、第3四半期以降は復活していたのですが、3月に入り再び減少傾向になっています。それと連動してプログラマティック広告の売上が落ちたことが要因となり、売上高の減少に繋がっています。
こういった外部影響、具体的には検索エンジンにおける検索ロジックの変更ですが、業界全体こういった影響を受けやすい構造にあるということもあり、我々の事業の推進としてはボラティリティをできるだけ下げていくような事業構造へと発展させていくことが必要だと改めて感じており手を打っているところです。
営業利益につきましても、売上減少に加えて、事業環境変化に則したマーケットの獲得にシフトするべく、PrimeAdという新しいプラットフォームビジネスへの投資を継続的に行っております。ここは意志を以ってお金を投入し次の構えを作っていく戦略で進めました。PrimeAdにつきましては、しっかりと市場浸透への取り組みが進んでいると評価しています。
マーケティングソリューションの取扱高・売上高推移
当セグメントの取扱高および売上高の推移となります。
マーケティングソリューションの投資調整後営業利益・営業利益推移
続いて利益の四半期推移のグラフです。
こちらもご参照ください。
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