2025年5月12日(月)に、2025年3月期の決算説明会を開催しました。
2025年5月12日に開催しました、株式会社オールアバウト2025年3月期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。
2025年3月期決算説明
皆様こんにちは、株式会社オールアバウト 代表取締役社長兼グループCEOの江幡です。
本日は、2025年3月期決算説明会にご参加くださり、ありがとうございます。それでは資料を用いて決算の補足をさせていただきます。
本日は、2025年3月期決算説明会にご参加くださり、ありがとうございます。それでは資料を用いて決算の補足をさせていただきます。
オールアバウトグループの企業理念
はじめに、オールアバウトグループが掲げているミッション・ビジョン・フィロソフィーについてご紹介します。
ミッションは我々が果たすべき社会的な使命です。今年で創業25年になりますが、一貫して「個人を豊かに、社会を元気に。」を掲げて事業を推進しています。このミッションを推進した先に目指す事業の姿として、テクノロジーと人の力で「不安なく、賢く、自分らしく」を支えるプラットフォームになる、こうした事業を行っていくことでミッションを果たしていきたいと考えています。そして、常に活動するときに大事にする根本的な考え方として「システムではなく、人間。」を置いています。
昨今のIT、AIの進展など、システムの進化を取り込んでいくのは当たり前としつつ、私たちは、人間ならではの部分、これを組み合わせてミッションやビジョンを果たしていこうと考えています。
ミッションは我々が果たすべき社会的な使命です。今年で創業25年になりますが、一貫して「個人を豊かに、社会を元気に。」を掲げて事業を推進しています。このミッションを推進した先に目指す事業の姿として、テクノロジーと人の力で「不安なく、賢く、自分らしく」を支えるプラットフォームになる、こうした事業を行っていくことでミッションを果たしていきたいと考えています。そして、常に活動するときに大事にする根本的な考え方として「システムではなく、人間。」を置いています。
昨今のIT、AIの進展など、システムの進化を取り込んでいくのは当たり前としつつ、私たちは、人間ならではの部分、これを組み合わせてミッションやビジョンを果たしていこうと考えています。
オールアバウトグループの事業領域と構成
本日説明の事業内容ですが、2つのセグメントを用いて補足説明をさせていただきます。こちらがオールアバウトグループ全体の事業の相関図です。
左側がマーケティングソリューションセグメントです。こちらは主に法人のお客様からの収益を中心とする事業群です。祖業であるインターネットメディアビジネスが含まれる領域です。
右側はコンシューマサービスセグメントです。こちらは生活者個人の皆様からの収益を主体とする事業群で、トライアルマーケティング&コマースというeコマース事業からなります。
また、まだR&Dレベルですが、お金・健康・ホーム・キャリアといった人生を送る上でのベースとなる領域で、生活者一人ひとりが自分らしい人生を送っていくための基盤、これを私たちは「ライフアセット」と呼んでいます。このライフアセットの充実をお手伝いする事業を「ライフアセットマネジメント」として、将来の収益の柱とすべく投資をしているところです。
以上が、オールアバウトグループの行っている事業全体の構成図となります。
左側がマーケティングソリューションセグメントです。こちらは主に法人のお客様からの収益を中心とする事業群です。祖業であるインターネットメディアビジネスが含まれる領域です。
右側はコンシューマサービスセグメントです。こちらは生活者個人の皆様からの収益を主体とする事業群で、トライアルマーケティング&コマースというeコマース事業からなります。
また、まだR&Dレベルですが、お金・健康・ホーム・キャリアといった人生を送る上でのベースとなる領域で、生活者一人ひとりが自分らしい人生を送っていくための基盤、これを私たちは「ライフアセット」と呼んでいます。このライフアセットの充実をお手伝いする事業を「ライフアセットマネジメント」として、将来の収益の柱とすべく投資をしているところです。
以上が、オールアバウトグループの行っている事業全体の構成図となります。
2025年3月期の戦略方針(2024年5月10日決算発表資料より)
それでは、連結決算のハイライトについて補足をさせていただきます。
ちょうど1年前の決算発表におきまして、当該期の3つの方針を掲げていました。
1点目、グループ全体で先ほどのミッション、ビジョンの実現を具体的に表す上で目指す数値として、取扱高1,000億円、売上高300億円、営業利益30億円という数字目標を掲げています。 ここに向けてしっかりと事業基盤をステップアップさせていく、構築していく期であったというのが1点目になります。
そういった事業基盤の構築に向けてしっかりと戦略的な投資を行っていくのが2点目となります。 具体的には後ほど申し上げますが、PrimeAdなどの新規事業を立ち上げていくことや、資本業務提携先であるNTTドコモとの連携を強めていくこと、またこちらも資本業務提携先となる日本テレビ様とのテレビCMなどを含めた戦略投資の実施が2点目の方針です。
そして、これまで投資を実施してきましたが、当該期においては利益改善と事業成長の両面をやっていくということを3点目の方針として掲げていました。
以上3点を掲げて1年間取り組んできました。
ちょうど1年前の決算発表におきまして、当該期の3つの方針を掲げていました。
1点目、グループ全体で先ほどのミッション、ビジョンの実現を具体的に表す上で目指す数値として、取扱高1,000億円、売上高300億円、営業利益30億円という数字目標を掲げています。 ここに向けてしっかりと事業基盤をステップアップさせていく、構築していく期であったというのが1点目になります。
そういった事業基盤の構築に向けてしっかりと戦略的な投資を行っていくのが2点目となります。 具体的には後ほど申し上げますが、PrimeAdなどの新規事業を立ち上げていくことや、資本業務提携先であるNTTドコモとの連携を強めていくこと、またこちらも資本業務提携先となる日本テレビ様とのテレビCMなどを含めた戦略投資の実施が2点目の方針です。
そして、これまで投資を実施してきましたが、当該期においては利益改善と事業成長の両面をやっていくということを3点目の方針として掲げていました。
以上3点を掲げて1年間取り組んできました。
エグゼクティブサマリー
こうした方針に沿って進めてきた当該期のエグゼクティブサマリーです。
まず1点目は増収増益を図れたということです。 皆様にお伝えしてきた業績予想、ほぼその通りの着地であったと思います。
2点目に、中長期成長への戦略的な取り組みについてはしっかりと進んだ期だと捉えています。
3点目、そういった戦略投資を当該期、さらにその前期も約6億円実施してきましたが、戦略投資を実行した上で、大幅に営業利益・経常利益を回復させ、通期で黒字を達成できたということです。
以上が当該期決算のポイントとなります。
まず1点目は増収増益を図れたということです。 皆様にお伝えしてきた業績予想、ほぼその通りの着地であったと思います。
2点目に、中長期成長への戦略的な取り組みについてはしっかりと進んだ期だと捉えています。
3点目、そういった戦略投資を当該期、さらにその前期も約6億円実施してきましたが、戦略投資を実行した上で、大幅に営業利益・経常利益を回復させ、通期で黒字を達成できたということです。
以上が当該期決算のポイントとなります。
2025年3月期の決算ハイライト
こちらが連結業績となります。
先ほど申し上げた通り増収増益、ほぼ業績予想通りの着地となりました。
売上高は159億5,400万円で対前年比1.6%の増収、営業利益は約1,000万円の黒字となりました。前々期はかなり投資を実施した期であり、マイナス4億6,000万円の営業損失でしたが、大きく改善させました。
取扱高は、参考となりますが、427億5,800万円で若干減少しました。こちらは一部縮小した事業の関係で減少している部分となります。 全体としては上向きのベクトルで進んできたと捉えています。
先ほど申し上げた通り増収増益、ほぼ業績予想通りの着地となりました。
売上高は159億5,400万円で対前年比1.6%の増収、営業利益は約1,000万円の黒字となりました。前々期はかなり投資を実施した期であり、マイナス4億6,000万円の営業損失でしたが、大きく改善させました。
取扱高は、参考となりますが、427億5,800万円で若干減少しました。こちらは一部縮小した事業の関係で減少している部分となります。 全体としては上向きのベクトルで進んできたと捉えています。
2025年3月期 業績予想比較
業績予想との比較がこちらになります。 売上高は若干未達となりましたが、営業利益・経常利益・当期純利益は全てプラスとなり、ほぼ業績予想通り、または若干上回る形で終えることができました。
連結取扱高と売上高の推移
こちらが連結の取扱高と売上高の推移です。
売上高は2022年3月期以前とで収益認識基準が変更になったため、グラフ上では非連続な形になっていますが、ご覧の通り取扱高はここ数年急激に増加しており、 今後さらに伸ばしていきたいと考えています。
売上高は2022年3月期以前とで収益認識基準が変更になったため、グラフ上では非連続な形になっていますが、ご覧の通り取扱高はここ数年急激に増加しており、 今後さらに伸ばしていきたいと考えています。
連結売上高の推移
こちらが売上高の年度推移と四半期推移です。
右側の四半期推移で見ても7%増収と、着実に成長ができたと考えています。
右側の四半期推移で見ても7%増収と、着実に成長ができたと考えています。
連結営業利益の推移
こちらは連結の営業利益の推移となります。
ここ数年、約6億円の戦略投資を継続して実施してきました。その影響もあり、前々期は赤字となりましたが、前期はV字回復を果たし、戦略投資を実行しながらも黒字化を達成できたことが大きなポイントと考えています。
四半期ごとの営業利益もご覧の通り、第4四半期に大きく伸長しており、回復傾向にあると考えています。
ここ数年、約6億円の戦略投資を継続して実施してきました。その影響もあり、前々期は赤字となりましたが、前期はV字回復を果たし、戦略投資を実行しながらも黒字化を達成できたことが大きなポイントと考えています。
四半期ごとの営業利益もご覧の通り、第4四半期に大きく伸長しており、回復傾向にあると考えています。
2025年3月期の決算ハイライト
その他、粗利益や営業費用等については、こちらに補足説明を記載しておりますので、ご参照いただければと思います。
以上が当該期の連結決算のサマリーです。
以上が当該期の連結決算のサマリーです。
2025年3月期の決算ハイライト~株主還元~
当社は、株主の皆様への還元も重要視しており、そこについての補足説明をいたします。
左側の剰余金の配当について、 当期純利益は戦略投資の影響で赤字となりましたが、既存事業は堅調に利益を創出し、営業利益は大幅に回復しました。このように、当期利益の赤字は戦略的な投資によるものであるため、1株当たり3円の配当を決定し、本日開示いたしました。
また右側は株主優待です。個人株主の皆様に、より多くの株を、より長期に保有していただきたいと考えています。そういった方々に対して多くのポイントを付与するような優待の仕組みを使い、ポイントに応じて色々なものと交換していただけるプレミアム優待倶楽部というものを提供しています。今期についても継続してやってまいりたいと思います。
以上が、連結全体並びに株主還元についてのご説明でした。
左側の剰余金の配当について、 当期純利益は戦略投資の影響で赤字となりましたが、既存事業は堅調に利益を創出し、営業利益は大幅に回復しました。このように、当期利益の赤字は戦略的な投資によるものであるため、1株当たり3円の配当を決定し、本日開示いたしました。
また右側は株主優待です。個人株主の皆様に、より多くの株を、より長期に保有していただきたいと考えています。そういった方々に対して多くのポイントを付与するような優待の仕組みを使い、ポイントに応じて色々なものと交換していただけるプレミアム優待倶楽部というものを提供しています。今期についても継続してやってまいりたいと思います。
以上が、連結全体並びに株主還元についてのご説明でした。
2025年3月期の事業ハイライト:マーケティングソリューション
それでは、ここからセグメントごとの補足をさせていただきます。
まずはマーケティングソリューションセグメントになりますが、売上高は増収となりました。NTTドコモとの連携が拡大したほか、 デジタルマーケティング事業も堅調に進みました。
また、祖業である「All About」は、2001年2月からスタートし24年が経っていますが、今でも多くの方にご利用いただいています。 月間で約2,600万人の方々に使っていただく大きなサイトですが、2025年3月以降、セッション数が外部環境の影響で苦戦しています。 一方、このメディア事業の収益の柱であるプログラマティック広告単価は、業界全体があまり高くならない中でも堅調に推移しており、セッションの苦戦を単価の上昇でカバーする構造となりました。
これらを背景に増収したことに加え、コスト削減なども含め営業利益は大幅に改善しました。戦略投資であるPrimeAdは当該期でも大きく投資を続けていますが、そこを実行した上で(まだ赤字ではありますが)営業利益を大幅に改善していると捉えていただければと思います。
まずはマーケティングソリューションセグメントになりますが、売上高は増収となりました。NTTドコモとの連携が拡大したほか、 デジタルマーケティング事業も堅調に進みました。
また、祖業である「All About」は、2001年2月からスタートし24年が経っていますが、今でも多くの方にご利用いただいています。 月間で約2,600万人の方々に使っていただく大きなサイトですが、2025年3月以降、セッション数が外部環境の影響で苦戦しています。 一方、このメディア事業の収益の柱であるプログラマティック広告単価は、業界全体があまり高くならない中でも堅調に推移しており、セッションの苦戦を単価の上昇でカバーする構造となりました。
これらを背景に増収したことに加え、コスト削減なども含め営業利益は大幅に改善しました。戦略投資であるPrimeAdは当該期でも大きく投資を続けていますが、そこを実行した上で(まだ赤字ではありますが)営業利益を大幅に改善していると捉えていただければと思います。
マーケティングソリューションの売上高・営業利益推移
こちらが売上高、営業利益の四半期推移です。
営業利益はご覧の通り、戦略投資を実行しながらも第4四半期でも増益しており、回復基調に転じてきていると考えています。
営業利益はご覧の通り、戦略投資を実行しながらも第4四半期でも増益しており、回復基調に転じてきていると考えています。
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