2024年3月期 第3四半期決算の補足説明を行いました
2024年2月8日に発表しました、株式会社オールアバウト2024年3月期第3四半期決算補足説明の内容を書き起こしでお伝えします。
株式会社オールアバウト 2024年3月期 第3四半期 決算説明会
via www.youtube.com
2024年3月期第3四半期決算説明
江幡哲也:みなさまこんにちは、株式会社オールアバウト 代表取締役社長兼グループCEOの江幡です。
本日は2024年3月期 第3四半期決算説明をご覧いただきまして、ありがとうございます。それではこれから決算内容について、資料に沿って説明します。
本日は2024年3月期 第3四半期決算説明をご覧いただきまして、ありがとうございます。それではこれから決算内容について、資料に沿って説明します。
オールアバウトグループの企業理念
まず決算のご報告に入る前に、オールアバウトグループが掲げています企業理念、ミッション・ビジョン・フィロソフィーに触れてからスタートしたいと思います。
まずオールアバウトグループが掲げているミッションは、創業以来掲げており、「個人を豊かに、社会を元気に。」です。
また、このミッションを遂行した先にある姿が、「テクノロジーと人の力で『不安なく、賢く、自分らしく』を支えるプラットフォームになる。」であり、これも不変のビジョンです。
この2つを実現するために社員ひとりひとりが大切にするフィロソフィーとして、「システムではなく、人間。」こちらも創業以来掲げているものです。
まずオールアバウトグループが掲げているミッションは、創業以来掲げており、「個人を豊かに、社会を元気に。」です。
また、このミッションを遂行した先にある姿が、「テクノロジーと人の力で『不安なく、賢く、自分らしく』を支えるプラットフォームになる。」であり、これも不変のビジョンです。
この2つを実現するために社員ひとりひとりが大切にするフィロソフィーとして、「システムではなく、人間。」こちらも創業以来掲げているものです。
オールアバウトグループの事業領域と構成
現在のオールアバウトグループの事業領域と事業構成図がこちらになります。
左側の黒いゾーンがマーケティングソリューションセグメントです。こちらは主に法人のお客様からの収益を主体とするセグメントで、主に祖業であるデジタルインターネットメディア、デジタルマーケティング、これらで収益を上げていく事業群になります。
もう1つが、今グループ全体の収益をけん引するコンシューマサービスセグメントです。こちらは個人の方からの収益を中心とする事業で、トライアルマーケティング&コマース、いわゆるeコマースの領域を中心とした事業群です。
この両セグメントについて進捗をご報告申し上げたいと思います。
また下段のグレーの部分はR&D(Research & Development)の領域となります。ライフアセットマネジメント領域で、生活者のみなさまの人生基盤となる領域として、お金・健康・キャリア・自分が帰るべきホーム、以上4つの領域を総称してライフアセットマネジメント領域と呼んでいます。これらの領域での自社事業およびその領域で勃興するテクノロジーベンチャー企業への投資を組み合わせたかたちで、3本目の柱を準備しています。
オールアバウトグループ全体の事業構造はこの3つになっているとご理解いただければと思います。
以上の前提に基づき、決算のハイライト等についてお話したいと思います。
左側の黒いゾーンがマーケティングソリューションセグメントです。こちらは主に法人のお客様からの収益を主体とするセグメントで、主に祖業であるデジタルインターネットメディア、デジタルマーケティング、これらで収益を上げていく事業群になります。
もう1つが、今グループ全体の収益をけん引するコンシューマサービスセグメントです。こちらは個人の方からの収益を中心とする事業で、トライアルマーケティング&コマース、いわゆるeコマースの領域を中心とした事業群です。
この両セグメントについて進捗をご報告申し上げたいと思います。
また下段のグレーの部分はR&D(Research & Development)の領域となります。ライフアセットマネジメント領域で、生活者のみなさまの人生基盤となる領域として、お金・健康・キャリア・自分が帰るべきホーム、以上4つの領域を総称してライフアセットマネジメント領域と呼んでいます。これらの領域での自社事業およびその領域で勃興するテクノロジーベンチャー企業への投資を組み合わせたかたちで、3本目の柱を準備しています。
オールアバウトグループ全体の事業構造はこの3つになっているとご理解いただければと思います。
以上の前提に基づき、決算のハイライト等についてお話したいと思います。
2024年3月期の戦略方針
決算ハイライトの前に、期初に大方針を3つ掲げておりますので、軽く触れておきます。
1点目、グループ全体としてビジョン・ミッションをあらわすに相応しい規模として、取扱高で1,000億円、売上高300億円、営業利益30億円を当面目指すと申し上げていまして、当期もこうした事業規模に値するための基盤づくりをしている期と認識しています。
2点目、こうした位置づけを何の数値をもって重視していくかですが、引き続き取扱高の拡大に注力していきます。これに加えて粗利構造強化にもシフトしていくのが当期の方針です。
3点目、こういった大きな基盤になるために戦略投資は今期も続けていきます。具体的な内容はのちほど説明しますが、両セグメントにおいて中長期的な成長を図るための投資を今期も進めていきます。
以上、3つの方針を掲げてスタートしているのが当期です。
1点目、グループ全体としてビジョン・ミッションをあらわすに相応しい規模として、取扱高で1,000億円、売上高300億円、営業利益30億円を当面目指すと申し上げていまして、当期もこうした事業規模に値するための基盤づくりをしている期と認識しています。
2点目、こうした位置づけを何の数値をもって重視していくかですが、引き続き取扱高の拡大に注力していきます。これに加えて粗利構造強化にもシフトしていくのが当期の方針です。
3点目、こういった大きな基盤になるために戦略投資は今期も続けていきます。具体的な内容はのちほど説明しますが、両セグメントにおいて中長期的な成長を図るための投資を今期も進めていきます。
以上、3つの方針を掲げてスタートしているのが当期です。
エグゼクティブサマリー
こうした大方針のもとで進めてきた9か月間のサマリーとなります。
まず1点目ですが、注力している取扱高は引き続き前期比で増加しており、環境変化がある中においてもまずまず進捗していると考えています。
2点目、売上高と利益の状況ですが、減収減益になっているものの、第3四半期については、対上期・対前年では回復傾向で進んでいます。資料をご覧いただいてのとおり、上期までの減少に比べまして減少率が回復してきている状況です。
3点目の戦略的な投資ですが、環境変化の中で既存事業の収益が影響を受けていますが、戦略投資を行うタイミングだと考えていますので、ここは緩めず期初掲げたような内容に対して投資を実行しているところです。
以上3点が第3四半期までの流れとなっています。一言で申し上げれば、上期までは苦戦しましたが、第3四半期に入り回復傾向にきているということです。
まず1点目ですが、注力している取扱高は引き続き前期比で増加しており、環境変化がある中においてもまずまず進捗していると考えています。
2点目、売上高と利益の状況ですが、減収減益になっているものの、第3四半期については、対上期・対前年では回復傾向で進んでいます。資料をご覧いただいてのとおり、上期までの減少に比べまして減少率が回復してきている状況です。
3点目の戦略的な投資ですが、環境変化の中で既存事業の収益が影響を受けていますが、戦略投資を行うタイミングだと考えていますので、ここは緩めず期初掲げたような内容に対して投資を実行しているところです。
以上3点が第3四半期までの流れとなっています。一言で申し上げれば、上期までは苦戦しましたが、第3四半期に入り回復傾向にきているということです。
連結取扱高と売上高の推移
こちらは取扱高と売上高の推移です。
2021年3月期から取扱高が一段高く成長していますが、これは資本業務提携先のNTTドコモと共同運営をしている総合ショッピングモール「dショッピング」の運営を開始したことによるものです。この結果、グループ全体の取扱高が非連続的な成長をしていまして、当期においても成長を続けている状況です。
2021年3月期から取扱高が一段高く成長していますが、これは資本業務提携先のNTTドコモと共同運営をしている総合ショッピングモール「dショッピング」の運営を開始したことによるものです。この結果、グループ全体の取扱高が非連続的な成長をしていまして、当期においても成長を続けている状況です。
連結取扱高の推移
こちらは連結取扱高の四半期推移です。コンシューマサービスセグメントがけん引し、累計だけでなく四半期でも拡大できています。
のちほど各セグメントの状況で説明させていただきます。
のちほど各セグメントの状況で説明させていただきます。
連結売上高の推移
続きまして売上高の四半期推移です。
第1四半期、第2四半期から比べますと回復傾向となっています。通期予想に対する進捗率は71.2%と若干低めではありますが、達成できる範囲で進捗している状況です。
第1四半期、第2四半期から比べますと回復傾向となっています。通期予想に対する進捗率は71.2%と若干低めではありますが、達成できる範囲で進捗している状況です。
連結投資調整後営業利益の推移
続きまして、投資調整後営業利益です。こちらは、戦略投資を除いた既存事業に当たる利益となります。
第3四半期累計では減益となりましたが、第3四半期の3か月間で比較すると増益の回復傾向です。
既存事業でしっかり利益を作り出すという点ではまだ課題がありますが、ベクトルとしては少しずつ回復してきたと感じているところです。
第3四半期累計では減益となりましたが、第3四半期の3か月間で比較すると増益の回復傾向です。
既存事業でしっかり利益を作り出すという点ではまだ課題がありますが、ベクトルとしては少しずつ回復してきたと感じているところです。
連結営業利益の推移
その上での営業利益の推移です。
戦略投資を緩めず実行しているため、営業利益はマイナスとなっているのが現状です。
意志をもって使うべきところに投資をしていますので、これをしっかり成果につなげていきたいと考えています。
戦略投資を緩めず実行しているため、営業利益はマイナスとなっているのが現状です。
意志をもって使うべきところに投資をしていますので、これをしっかり成果につなげていきたいと考えています。
2024年3月期第3四半期の決算ハイライト
以上、これまで申し上げてきたことをまとめたハイライトとなります。
取扱高は拡大しており、戦略投資は計画とおり実行しています。この戦略投資の大きさですが、5~6億円の投資を計画しています。前期も5億円程度投資を実行しましたが、ここは緩めず行っていきます。
減収減益で推移していますが、上期から回復傾向で進んでいるというのが全体サマリーとなります。
取扱高、売上高、投資調整後営業利益、営業利益については資料下段の数値をご覧いただければと思います。
取扱高は拡大しており、戦略投資は計画とおり実行しています。この戦略投資の大きさですが、5~6億円の投資を計画しています。前期も5億円程度投資を実行しましたが、ここは緩めず行っていきます。
減収減益で推移していますが、上期から回復傾向で進んでいるというのが全体サマリーとなります。
取扱高、売上高、投資調整後営業利益、営業利益については資料下段の数値をご覧いただければと思います。
2024年3月期第3四半期の決算ハイライト
主な数値をこちらに各セグメントの内容と共にまとめていますのでご覧いただければと思います。
両セグメントとも減収となりましたが、マーケティングソリューションセグメントではメディア事業の売上が減少したこと、コンシューマサービスセグメントでは主力であるサンプル百貨店の売上が減少したこと、これらが減収要因となっています。内容についてはのちほど補足をさせていただきます。
段階利益についてはこれまでの内容と重複するため、説明は割愛します。
以上が連結全体の決算ハイライトとなります。
両セグメントとも減収となりましたが、マーケティングソリューションセグメントではメディア事業の売上が減少したこと、コンシューマサービスセグメントでは主力であるサンプル百貨店の売上が減少したこと、これらが減収要因となっています。内容についてはのちほど補足をさせていただきます。
段階利益についてはこれまでの内容と重複するため、説明は割愛します。
以上が連結全体の決算ハイライトとなります。
2024年3月期第3四半期の事業ハイライト:マーケティングソリューション
ここからは各セグメントの補足をさせていただきます。まず、マーケティングソリューションセグメントです。
連結業績と同様に、減収減益の流れは変わっておりませんが、第1四半期から減少が続いていた祖業で主力メディアの「All About」のセッション数が下げ止まり、回復傾向となりました。この点は上期までの進捗と大きく異なる動きです。
業績指標は資料下段のとおりです。
取扱高については、Googleのロジック変更等によりコンテンツコマース「Best One」の取扱高を大きく減らしたことが当セグメントにおける取扱高減少の主な要因となっています。売上高については、前年同期比でマイナス27%の減収となりましたが、セッション数が回復してきたことで回復傾向となっています。その上で、戦略投資である「PrimeAd」の開発投資を中心に使うべき投資を継続していることで、利益面では減益となっています。
PrimeAdの進捗ですが、市場浸透に向けた取り組みを着実に進めているところです。詳細はのちほど説明いたします。
総括しますと、主力メディアの「All About」のセッション数が大きく回復傾向となりましたが、取扱高についてはコンテンツコマースの「Best One」の影響で減少しました。メディア売上については減収が継続していますが、全体としては回復傾向となっています。そして、戦略投資を実行しているPrimeAdについては市場浸透が着実に進捗。以上の内容になると考えています。
連結業績と同様に、減収減益の流れは変わっておりませんが、第1四半期から減少が続いていた祖業で主力メディアの「All About」のセッション数が下げ止まり、回復傾向となりました。この点は上期までの進捗と大きく異なる動きです。
業績指標は資料下段のとおりです。
取扱高については、Googleのロジック変更等によりコンテンツコマース「Best One」の取扱高を大きく減らしたことが当セグメントにおける取扱高減少の主な要因となっています。売上高については、前年同期比でマイナス27%の減収となりましたが、セッション数が回復してきたことで回復傾向となっています。その上で、戦略投資である「PrimeAd」の開発投資を中心に使うべき投資を継続していることで、利益面では減益となっています。
PrimeAdの進捗ですが、市場浸透に向けた取り組みを着実に進めているところです。詳細はのちほど説明いたします。
総括しますと、主力メディアの「All About」のセッション数が大きく回復傾向となりましたが、取扱高についてはコンテンツコマースの「Best One」の影響で減少しました。メディア売上については減収が継続していますが、全体としては回復傾向となっています。そして、戦略投資を実行しているPrimeAdについては市場浸透が着実に進捗。以上の内容になると考えています。
マーケティングソリューションの取扱高・売上高推移
こちらが取扱高と売上高の四半期推移となります。
マーケティングソリューションの投資調整後営業利益・営業利益推移
投資調整後営業利益と営業利益の推移です。
Rankingランキング
- MONTH
- WEEK
あわせてご確認ください。