セグメント別の決算概況
セグメント別の決算概況を簡単に補足します。
まず、マーケティングソリューションセグメントです。インターネットメディアやデジタルマーケティングのプロダクトが中心の事業です。このコロナ禍、様々な環境要因がございますが、前期比で売上がほぼ横ばい、若干の減益という推移です。
売上高の構成要素の中で影響が大きいのはプログラマティック広告です。プログラマティック広告の売上・利益構造はユーザーの利用によるセッション数と広告単価からなります。セッション数はかなり伸びており、ユーザーにとってメディアの価値は上がっています。一方、業界全体がコロナ禍等の影響もあり広告単価が下落、弊社は業界水準では若干良いものの、特に利益面で影響を受けています。
一方コンテンツコマース「Best One」の売上高が伸びており、プログラマティック広告売上高の下落分を補足し横ばいになっています。
営業利益では「PrimeAd」への投資を積極的に進めており、通期で約1.5億円の投資を計画している実績が含まれています。
売上高の構成要素の中で影響が大きいのはプログラマティック広告です。プログラマティック広告の売上・利益構造はユーザーの利用によるセッション数と広告単価からなります。セッション数はかなり伸びており、ユーザーにとってメディアの価値は上がっています。一方、業界全体がコロナ禍等の影響もあり広告単価が下落、弊社は業界水準では若干良いものの、特に利益面で影響を受けています。
一方コンテンツコマース「Best One」の売上高が伸びており、プログラマティック広告売上高の下落分を補足し横ばいになっています。
営業利益では「PrimeAd」への投資を積極的に進めており、通期で約1.5億円の投資を計画している実績が含まれています。
続いてコンシューマーサービスセグメントです。こちらはおかげさまで取扱高、売上ともに過去最高を更新しています。一方で、第3四半期は一時的な要因により減益となっています。取扱高は230億円と大きく伸び、売上高は旧基準ベースで107億円で増収です。NTTドコモと共同運営を行っている「dショッピング」を今期よりフルで計上しており、過去最高の売上高になりました。かなり手応えを感じておりますので、販売促進費を大きく投入し売上水準のさらなるべースアップを図ります。
一方、EC業界全体の話にはなりますが、この第3四半期にフィッシング詐欺等不正利用が横行しました。当グループでも不正対策をしっかりと行うため、一時的にユーザーの使い勝手が悪くなってしまい、これによりコンバージョンレートが低下し、売上機会の損失につながったということがありました。また、「サンプル百貨店」の主力商材のひとつでもある飲料関連商品がコロナ禍による一般流通マーケットの状況変化によって、当社の商品調達が少し難しくなってしまったことが減益に影響しました。
繰り返しになりますが、ドコモ経済圏におけるさらなる成長のための投資は積極的に行っていますので、このセグメントにおいても通期として1.5億円のマーケティング投資を計画をしています。
一方、EC業界全体の話にはなりますが、この第3四半期にフィッシング詐欺等不正利用が横行しました。当グループでも不正対策をしっかりと行うため、一時的にユーザーの使い勝手が悪くなってしまい、これによりコンバージョンレートが低下し、売上機会の損失につながったということがありました。また、「サンプル百貨店」の主力商材のひとつでもある飲料関連商品がコロナ禍による一般流通マーケットの状況変化によって、当社の商品調達が少し難しくなってしまったことが減益に影響しました。
繰り返しになりますが、ドコモ経済圏におけるさらなる成長のための投資は積極的に行っていますので、このセグメントにおいても通期として1.5億円のマーケティング投資を計画をしています。
業績見通し・注力ポイント
最後に今期の業績見通し・注力ポイントについてご説明します。
通期業績予想について
第4四半期において、マーケティングソリューションセグメントでは年度末の広告需要増加、グローバルマーケティング事業の売上計上が年度末に集中するなどの要因があります。
コンシューマーサービスセグメントでは「サンプル百貨店」での商品の構成、調達、ならびに不正利用対策、ユーザビリティの改善が完了していますのでこちらも復調する予測です。こういった見込みを背景として、通期の予想は据え置きとしています。
コンシューマーサービスセグメントでは「サンプル百貨店」での商品の構成、調達、ならびに不正利用対策、ユーザビリティの改善が完了していますのでこちらも復調する予測です。こういった見込みを背景として、通期の予想は据え置きとしています。
今後の注力ポイント
それでは今後の注力ポイントについてご説明をします。
まずマーケティングソリューションセグメントについてです。「PrimeAd」は急拡大しているコンテンツマーケティング市場における受発注、ワークフロー、ROIマネジメント等全体のDXを推し進めるプラットフォームです。今年度においてはプロダクトマーケットフィットを突き詰めると期初より申し上げていますが、大手総合広告代理店各社においての利用が順調に進んだほか、参画するメディアも出揃い、プロダクトマーケットフィットが予定通り進捗、手ごたえを感じています。よってさらなる成長へ向け、投資を前倒ししていく可能性、意義があると考えています。すでに今期については少なくとも1.5億円程度の投資を見込んでいます。
コンシューマサービスセグメントにつきましては、特に「dショッピング」の出店数を積極的に増加させることを中心に手応えを感じており、ドコモ経済圏との連動へさらなる販売促進を強化していきます。
「サンプル百貨店」、「dショッピング」、「マーケティングソリューションビジネス」の3つを併せ持つ特異性のあるトライアルマーケティング&コマースのプラットフォームとして大きなポジションを築いていきます。まだ未確定ではございますが、来期は約5億円程度のマーケティング施策を計画しています。現状のペースから見ても十分に投資対効果のある数字が見えていますので、冒頭でもお話した取扱高を大きく成長させることにつながると考えています。
「サンプル百貨店」、「dショッピング」、「マーケティングソリューションビジネス」の3つを併せ持つ特異性のあるトライアルマーケティング&コマースのプラットフォームとして大きなポジションを築いていきます。まだ未確定ではございますが、来期は約5億円程度のマーケティング施策を計画しています。現状のペースから見ても十分に投資対効果のある数字が見えていますので、冒頭でもお話した取扱高を大きく成長させることにつながると考えています。
来期以降の戦略・成長イメージ
右のグラフは取扱高の成長イメージです。2025年度くらいにはグループでの取扱高が約1,000億円、売上高300億円、利益30億円規模をイメージし掲げています。このイメージに向けて手ごたえを感じている成長事業にアクセルを踏んでいきます。具体的には「PrimeAd」、ドコモ経済圏への販売促進費の投入、個人のみなさまの生活基盤を支える領域のテックベンチャーへの投資&投資先へのグロースサポート、を積極的に進めていきます。今期についてもテックベンチャーへの投資は約2億円ほど行っており、来期以降はさらに拡大していく予定です。
また中長期的な成長のイメージでは、まずこの1、2年は取扱高、投資項目調整後利益の非連続な拡大に注力する計画です。その結果、営業利益について1、2年は横ばい、もしくは減益の可能性があるかもしれませんが、意思をもって計画的に投資を行い、取扱高と投資調整後利益の拡大を進めていき、その結果、非連続に大きな利益構造を生み出していきます。
駆け足ではございますが、2022年度3月期第3四半期決算と今後の注力ポイントについてご説明させていただきました。まだまだコロナ禍も含め不確実な世の中ではありますが、オールアバウトグループのさらなる成長、また大きな飛躍に向け進んでまいります。
本日はありがとうございました。
また中長期的な成長のイメージでは、まずこの1、2年は取扱高、投資項目調整後利益の非連続な拡大に注力する計画です。その結果、営業利益について1、2年は横ばい、もしくは減益の可能性があるかもしれませんが、意思をもって計画的に投資を行い、取扱高と投資調整後利益の拡大を進めていき、その結果、非連続に大きな利益構造を生み出していきます。
駆け足ではございますが、2022年度3月期第3四半期決算と今後の注力ポイントについてご説明させていただきました。まだまだコロナ禍も含め不確実な世の中ではありますが、オールアバウトグループのさらなる成長、また大きな飛躍に向け進んでまいります。
本日はありがとうございました。
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