2023年3月期第2四半期決算説明会を行いました
2022年11月10日に行われた、株式会社オールアバウト2023年3月期第2四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。
株式会社オールアバウト 2022年3月期 第2四半期 決算説明会
via www.youtube.com
オールアバウト、2Q累計は取扱高・売上高ともに増収
「PrimeAd」など戦略的な取り組みが順調に進捗
2023年3月期第2四半期決算説明
江幡哲也:みなさま、こんにちは。本日は、2023年3月期第2四半期決算説明会にご参加くださり、ありがとうございます。私は、株式会社オールアバウト 代表取締役社長兼グループCEOの江幡哲也でございます。
さっそくですが、第2四半期までの累計の決算について、資料に沿ってご説明していきます。この資料は、オールアバウトのコーポレートサイト・IRページにも記載していますので、後ほどご覧いただければと思います。よろしくお願いします。
さっそくですが、第2四半期までの累計の決算について、資料に沿ってご説明していきます。この資料は、オールアバウトのコーポレートサイト・IRページにも記載していますので、後ほどご覧いただければと思います。よろしくお願いします。
オールアバウトグループの企業理念
決算説明に入る前に、オールアバウトグループの企業理念であるミッション、ビジョン、フィロソフィーについて、簡単にご紹介します。これらは、創業以来変わらず掲げている大切なものです。
ミッション、つまり我々が果たすべき使命として「個人を豊かに、社会を元気に。」ということを20年前から掲げています。今まさにインターネット・デジタル時代の中で、個人が活躍していく社会になっています。我々のミッションがますます社会にマッチしていると感じます。
ビジョン、つまりミッションを遂行した先に目指す姿としては「テクノロジーと人の力で『不安なく、賢く、自分らしく』を支えるプラットフォームになる。」ということを掲げています。多くの生活者のみなさまに共通するニーズに「不安なく、賢く」そして「自分らしい」人生を送りたいというものがあります。ここに役立つプラットフォーム、基盤的な大きな事業、社会のエコシステムを作れるような存在になりたいと考えています。
その上で、創業以来大切にしている考え方の根本に「システムではなく、人間。」ということがあります。インターネットテクノロジーの進化を活用するのは当たり前ですが、そこに人間ならではの力を加えることで、実現していこうと日々事業を進めています。
ミッション、つまり我々が果たすべき使命として「個人を豊かに、社会を元気に。」ということを20年前から掲げています。今まさにインターネット・デジタル時代の中で、個人が活躍していく社会になっています。我々のミッションがますます社会にマッチしていると感じます。
ビジョン、つまりミッションを遂行した先に目指す姿としては「テクノロジーと人の力で『不安なく、賢く、自分らしく』を支えるプラットフォームになる。」ということを掲げています。多くの生活者のみなさまに共通するニーズに「不安なく、賢く」そして「自分らしい」人生を送りたいというものがあります。ここに役立つプラットフォーム、基盤的な大きな事業、社会のエコシステムを作れるような存在になりたいと考えています。
その上で、創業以来大切にしている考え方の根本に「システムではなく、人間。」ということがあります。インターネットテクノロジーの進化を活用するのは当たり前ですが、そこに人間ならではの力を加えることで、実現していこうと日々事業を進めています。
オールアバウトグループの事業領域と構成
スライドには、事業全体の領域と構成をまとめています。左側に黒色で示したマーケティングソリューションセグメントは、主に法人のお客様からの収益を主体とした事業群です。インターネットメディアとデジタルマーケティングがメインですが、その中でも特に祖業である「All About」という自社のインターネットメディアを中心とした事業です。
また、昨今はデジタルマーケティングの伸びが著しいですが、このようなデジタルマーケティングをしっかりとサポートする事業も展開しています。そして、後ほどご説明しますが、企業の事業変革を推進するデジタルトランスフォーメーション事業も行っています。
右側に赤色で示したコンシューマサービスは、主に生活者の個人のみなさまからの収益を主体とする事業群で、eコマースがメインとなっています。我々のeコマースには特色があり、スライドにはトライアルマーケティング&コマースと書いてありますが、「サンプル百貨店」をはじめとして、さまざまな事業を展開しています。
既存の事業領域としては、この2つが柱であり、本日の決算報告もそれに沿ってご説明します。
また、スライド下段にはR&Dと記載していますが、こちらは2025年度を目処に3本目の柱を作るべく進めているものです。我々独自の言葉で「ライフアセットマネジメント領域」と呼んでいますが、先ほどお伝えした、人生を「不安なく、賢く、自分らしく」生きるための基盤となる、生活者にとって重要な領域のことを指しています。
具体的には、お金・健康・キャリアに関するものです。また、なにかあった時に帰る場所である家族作りや人間関係が人生の基盤になると考えています。我々のアセットが非常に活きる領域ですので、ここでの自社サービスの立ち上げを試行しています。
また、この領域には多くのテクノロジーベンチャー企業が勃興しています。我々としても、自社だけではなく、テクノロジーベンチャーに対する投資事業も1つの事業細目にしていこうと、並行して進めています。
また、昨今はデジタルマーケティングの伸びが著しいですが、このようなデジタルマーケティングをしっかりとサポートする事業も展開しています。そして、後ほどご説明しますが、企業の事業変革を推進するデジタルトランスフォーメーション事業も行っています。
右側に赤色で示したコンシューマサービスは、主に生活者の個人のみなさまからの収益を主体とする事業群で、eコマースがメインとなっています。我々のeコマースには特色があり、スライドにはトライアルマーケティング&コマースと書いてありますが、「サンプル百貨店」をはじめとして、さまざまな事業を展開しています。
既存の事業領域としては、この2つが柱であり、本日の決算報告もそれに沿ってご説明します。
また、スライド下段にはR&Dと記載していますが、こちらは2025年度を目処に3本目の柱を作るべく進めているものです。我々独自の言葉で「ライフアセットマネジメント領域」と呼んでいますが、先ほどお伝えした、人生を「不安なく、賢く、自分らしく」生きるための基盤となる、生活者にとって重要な領域のことを指しています。
具体的には、お金・健康・キャリアに関するものです。また、なにかあった時に帰る場所である家族作りや人間関係が人生の基盤になると考えています。我々のアセットが非常に活きる領域ですので、ここでの自社サービスの立ち上げを試行しています。
また、この領域には多くのテクノロジーベンチャー企業が勃興しています。我々としても、自社だけではなく、テクノロジーベンチャーに対する投資事業も1つの事業細目にしていこうと、並行して進めています。
2023年3月期の戦略方針(2022年5月11日開示 決算説明資料より)
それでは、連結決算のハイライトについてご紹介します。こちらのスライドは、5月11日に開示した昨期の期末決算説明資料の抜粋です。今期の大方針を3点掲げていますので、おさらいになりますがこちらをご説明し、その進捗も併せて紹介します。
1点目に、我々は2025年度くらいのイメージで、グループの取扱高1,000億円規模を目指していこうと考えています。今はその途中経過の期として、そのように飛躍的に大きな規模になるための事業基盤をしっかりと作るフェーズです。
具体的には、取扱高と売上高を伸ばすことを第一プライオリティに置いて進めています。その中で今期は、グループの取扱高は500億円程度と、前期比30パーセント増の100億円程度積み増すということを、1つの目標にして動いています。
2点目として、これを実行するために戦略的な投資をしっかりしていこうと考えています。これも後ほどご紹介しますが、内訳はスライドに記載しているとおりです。
3点目に、しっかりと進捗内容を見ていけるように、戦略投資を別管理としました。また、そのようなものを除いた、いわゆる既存事業群の状況がわかるように、投資調整後の営業利益という指標も出して、しっかりとマネージしていくという方針を発表しました。
1点目に、我々は2025年度くらいのイメージで、グループの取扱高1,000億円規模を目指していこうと考えています。今はその途中経過の期として、そのように飛躍的に大きな規模になるための事業基盤をしっかりと作るフェーズです。
具体的には、取扱高と売上高を伸ばすことを第一プライオリティに置いて進めています。その中で今期は、グループの取扱高は500億円程度と、前期比30パーセント増の100億円程度積み増すということを、1つの目標にして動いています。
2点目として、これを実行するために戦略的な投資をしっかりしていこうと考えています。これも後ほどご紹介しますが、内訳はスライドに記載しているとおりです。
3点目に、しっかりと進捗内容を見ていけるように、戦略投資を別管理としました。また、そのようなものを除いた、いわゆる既存事業群の状況がわかるように、投資調整後の営業利益という指標も出して、しっかりとマネージしていくという方針を発表しました。
エグゼクティブサマリー
それではこの第2四半期累計が、どのような状況になるのかをご説明します。1点目は、重視している取扱高と売上高についてです。取扱高についてはコンシューマサービスセグメントが引き続き伸長しており、前年同期比で2桁の成長ができています。売上高については、両セグメントで前年同期を上回り、増収を達成しました。大方針として掲げている取扱高と売上高については、計画の範疇でしっかりと進んでいると捉えています。
2点目は、利益側面です。取扱高と売上高の増加に伴って、変動費や人件費等の増強を先行しているため費用が増加しています。また、冒頭にお話しした戦略的な投資も手応えを感じており、積極的に投資していますので、営業利益は前期比で減益となっています。
3点目に戦略投資の実行の状況です。やみくもに資金を使うということではなく、やはり費用対効果が狙えるかどうかを機動的に見ながら進めています。結果として前期比では増加していますが、計画に対して上半期はまだ進めきれていないところがあります。
戦略投資における大きなポイントとして、マーケティングソリューションセグメントにおいて、「PrimeAd BMP」に投資を実行しています。大きな進捗として、具体的には主要なパートナーになり得る電通デジタル社が公式ツールとして活用することなどが始まっています。
また、コンシューマサービスセグメントにおいては、資本業務提携先であるNTTドコモとの取り組みに注力し、こちらについても具体的に進んでおり手応えを感じています。以上がエグゼクティブサマリーです。
2点目は、利益側面です。取扱高と売上高の増加に伴って、変動費や人件費等の増強を先行しているため費用が増加しています。また、冒頭にお話しした戦略的な投資も手応えを感じており、積極的に投資していますので、営業利益は前期比で減益となっています。
3点目に戦略投資の実行の状況です。やみくもに資金を使うということではなく、やはり費用対効果が狙えるかどうかを機動的に見ながら進めています。結果として前期比では増加していますが、計画に対して上半期はまだ進めきれていないところがあります。
戦略投資における大きなポイントとして、マーケティングソリューションセグメントにおいて、「PrimeAd BMP」に投資を実行しています。大きな進捗として、具体的には主要なパートナーになり得る電通デジタル社が公式ツールとして活用することなどが始まっています。
また、コンシューマサービスセグメントにおいては、資本業務提携先であるNTTドコモとの取り組みに注力し、こちらについても具体的に進んでおり手応えを感じています。以上がエグゼクティブサマリーです。
連結取扱高と売上高の推移
スライド下部の棒グラフは、取扱高と売上高の推移を2013年3月期からプロットしたものです。左上の欄は取扱高と売上高の今期の予測をレンジのかたちで示しています。取扱高については参考ですので、こちらの実績進捗を少しフォローします。
濃いグレーの棒グラフが取扱高を表しており、一昨期の2021年3月期から飛躍的に伸びているのが見て取れると思います。2025年度に向けて、この勢いで順調に伸ばし、1,000億円規模を達成したいと考えています。この上半期についても取扱高の進捗率が44パーセントから48パーセントということで、下期偏重という傾向を含めて、おおむね計画の範囲内でグリップしていると思っています。
一方、売上高も同じような進捗ですので、こちらについても同様の伸びができていると考えています。2022年3月期から、新しい収益認識に関する会計基準を適用していますが、旧会計基準ベースで言うと2022年3月期も増収であるということも補足します。
濃いグレーの棒グラフが取扱高を表しており、一昨期の2021年3月期から飛躍的に伸びているのが見て取れると思います。2025年度に向けて、この勢いで順調に伸ばし、1,000億円規模を達成したいと考えています。この上半期についても取扱高の進捗率が44パーセントから48パーセントということで、下期偏重という傾向を含めて、おおむね計画の範囲内でグリップしていると思っています。
一方、売上高も同じような進捗ですので、こちらについても同様の伸びができていると考えています。2022年3月期から、新しい収益認識に関する会計基準を適用していますが、旧会計基準ベースで言うと2022年3月期も増収であるということも補足します。
連結取扱高の推移
取扱高の推移です。マーケティングソリューションセグメントが前期比では減収でしたが、コンシューマサービスセグメントの増収により前期を上回って推移しました。先ほどお伝えしたとおり、進捗に対してはおおむね計画どおりに来ていると考えています。
連結売上高の推移
売上高の推移です。両セグメントとも増収で進捗しています。
連結営業利益の推移
連結営業利益の推移です。先ほどのコメントの補足になりますが、人件費や開発投資等、戦略的投資も積極的に進めているため減益となっています。この数字については、我々の計画に対して既存事業を含め課題があったと感じていますので、下期に対してしっかりと取り戻し、通期計画達成に向けて進捗させていきます。
連結投資調整後営業利益の推移
連結投資調整後営業利益についても、営業利益と同様の傾向を示しています。ただし、前期比マイナスの計画は織り込み済みという部分がありますので、こちらはしっかりと計画に沿って投資を進めていきます。
2023年3月期第2四半期(累計)の決算ハイライト
連結業績全体をおさらいしますと、取扱高・売上高ともに増収、営業利益については前期比マイナスではありますが、マーケティング費用・人件費の増加を織り込んでいるため、おおむね計画の範囲内であると考えています。また戦略投資ですが、「PrimeAd」およびドコモ経済圏等の施策等に対してはしっかり進捗しており、緩めず実行していきます。詳細な数字についてはスライド下段をご参照ください。
2023年3月期第2四半期(累計)の決算ハイライト
取扱高、売上高、営業利益、その他の項目の財務諸表サマリーです。マーケティングソリューションセグメントはメディアの売上が増収しており、粗利益は拡大しています。また、コンシューマサービスセグメントについては積極的な拡大施策としてポイント・クーポン等のマーケティング費用が増加し、減益となっています。
営業費用は主に人件費やシステム関連費用の拡大により増加し、営業利益に対してマイナスに作用しています。
以上が連結全体の第2四半期累計サマリーのご報告でした。ここからは、セグメントごとに補足でご説明します。
営業費用は主に人件費やシステム関連費用の拡大により増加し、営業利益に対してマイナスに作用しています。
以上が連結全体の第2四半期累計サマリーのご報告でした。ここからは、セグメントごとに補足でご説明します。
2023年3月期第2四半期(累計)の事業ハイライト
まず、マーケティングソリューションセグメントについてです。セッション数好調なメディア売上改善等により増収です。このセッション数というのは「All About」のユーザー指標のことですが、これがかなり好調に推移して増収となっています。
一方で「PrimeAd」という新たな事業への投資をしっかりと進めているため、費用全体が増加し、セグメントの利益は減益になっています。
この「PrimeAd」の進捗によって、電通デジタル社との重要な取り組みが開始するというトピックがありました。このセグメントの数値に関してはスライドの下段をご参照ください。
一方で「PrimeAd」という新たな事業への投資をしっかりと進めているため、費用全体が増加し、セグメントの利益は減益になっています。
この「PrimeAd」の進捗によって、電通デジタル社との重要な取り組みが開始するというトピックがありました。このセグメントの数値に関してはスライドの下段をご参照ください。
マーケティングソリューションの取扱高・売上高※1推移
スライドは左側がマーケティングソリューションセグメントの取扱高、右側が売上高の四半期推移となっています。
マーケティングソリューションの営業利益・投資調整後営業利益
スライドは左側がマーケティングソリューションセグメントの営業利益、右側が投資調整後営業利益の推移です。
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