次に、広告を見たユーザーのデモグラフィック情報を確認します。すると、40歳~55歳の子供がいる男性が多く、先ほどのパリピ切り口は見当違いだったことが分かります。

さらに、広告を見たユーザーが、それ以前にどのような記事を読んでいたのかを分析します。「All About」は、約900人の専門家が、マネー、健康、住宅など14領域、70チャネル、1300テーマで記事を書く日本最大級の総合情報サイトです。
18年間運営した今、記事数は約18万本にのぼり、メディア内の行動履歴をリアルタイムに見ることで、そのユーザーのライフステージを把握し、理解を深めることができます。
バーベキューコンロの広告の例では、どんなテーマを読んでいた人が反応したか、機械学習を用いて分析した結果、スポーツ・レジャー、料理レシピ以外に、メンズファッション、自動車、バイクなどの領域と相関性が高いことが分かってきました。
18年間運営した今、記事数は約18万本にのぼり、メディア内の行動履歴をリアルタイムに見ることで、そのユーザーのライフステージを把握し、理解を深めることができます。
バーベキューコンロの広告の例では、どんなテーマを読んでいた人が反応したか、機械学習を用いて分析した結果、スポーツ・レジャー、料理レシピ以外に、メンズファッション、自動車、バイクなどの領域と相関性が高いことが分かってきました。

さらに、広告を読んだ読者が前のページでどんな内容(タイトル・本文)を読んでいたか、内容を自然言語解析し、キーワードに分解します。

すると右上の「災害」「ビール」「ツーリング」といった記事以外に、左下にある「幼稚園」「子育て」、さらには「人間関係の悩み」に関連する記事を読んでいる人が広告に反応しており、コミュニケーションを円滑にするための手段として、バーベキューに興味を持ったという仮説が立てられます。
また意外だったのが、お金の悩みに関する記事を読んだ多くの人が広告に反応していたこと。内食であっても贅沢感、満足感が得られるものとしてバーベキューコンロに興味を持っていることが分かってきたわけです。
また意外だったのが、お金の悩みに関する記事を読んだ多くの人が広告に反応していたこと。内食であっても贅沢感、満足感が得られるものとしてバーベキューコンロに興味を持っていることが分かってきたわけです。

オールアバウトのコンテンツマーケティングでは、実施した施策の妥当性を確認できるほか、新たなコミュニケーションの切り口を発見することができ、キャンペーンなどその他の施策へ活用することでマーケティングを最適化することができるわけです。
■データ分析で重要なのは文脈を読み解くこと
―デモグラ情報だけで分かることはほとんどない
オールアバウトが分析で意識していることとして、データを貯めるだけではなく、文脈を読み解くこと。デモグラだけでは分かることはほとんどありません。もう一つは仮説を立てて、コンテンツを実際にクラフトし、コミュニケーションしてみる。
この繰り返しで検証することが大切です。データを集めて貯めるだけでは何もできないし、分からない。そこから仮説と照らし合わせて試した結果、KPIがどうなるかを見ないと何にもなりません。
重要なのは、プランニング、制作、配信、分析、それぞれのステージを正しい指標で分析し、PDCAを回すことだと思っています。
この繰り返しで検証することが大切です。データを集めて貯めるだけでは何もできないし、分からない。そこから仮説と照らし合わせて試した結果、KPIがどうなるかを見ないと何にもなりません。
重要なのは、プランニング、制作、配信、分析、それぞれのステージを正しい指標で分析し、PDCAを回すことだと思っています。
■広告主、パブリッシャーの皆様へ伝えたいこと
▼広告主の皆様へ
企業から生活者への一方的なメッセージはもう届かないと言われていますが、きちんと向き合っていますか?生活者が知るべき情報(=コンテンツ化)として届け、商品の価値を発見させる事が大切です。生活者とのコミュニケーションの最前線を担っているパブリッシャーとともに、向き合っていきましょう。
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