オールアバウト、上期は増収増益 好調なコンシューマサービスの拡大を踏まえ通期予想を上方修正
本資料の前提となる連結対象企業構成
江幡哲也氏(以下、江幡):
本日は、株式会社オールアバウト2021年3月期第2四半期決算説明をお聞きいただき、ありがとうございます。それでは、代表取締役社長の江幡から決算についてご報告申し上げます。
本日の流れですが、決算ハイライトおよび各事業セグメントにおける事業ハイライトと今後の取り組み、そして業績の見通しという流れでご説明を進めてまいります。よろしくお願いいたします。
はじめに、今からご報告する決算の連結対象企業の構成についてご説明します。当社グループは、株式会社オールアバウトを中核に、スライドに記載している連結子会社と持分法適用会社の構成で事業を行っています。
今回、変更点が1つあります。それは、連結子会社のオールアバウトライフマーケティングにおけるdショッピング事業です。当該四半期において共同運営を開始したということで、新たに加わっています。
本日は、株式会社オールアバウト2021年3月期第2四半期決算説明をお聞きいただき、ありがとうございます。それでは、代表取締役社長の江幡から決算についてご報告申し上げます。
本日の流れですが、決算ハイライトおよび各事業セグメントにおける事業ハイライトと今後の取り組み、そして業績の見通しという流れでご説明を進めてまいります。よろしくお願いいたします。
はじめに、今からご報告する決算の連結対象企業の構成についてご説明します。当社グループは、株式会社オールアバウトを中核に、スライドに記載している連結子会社と持分法適用会社の構成で事業を行っています。
今回、変更点が1つあります。それは、連結子会社のオールアバウトライフマーケティングにおけるdショッピング事業です。当該四半期において共同運営を開始したということで、新たに加わっています。
オールアバウトグループのセグメント
これらの事業群を2つのセグメントに分けて決算を開示させていただいており、構成はこちらのスライドのとおりとなります。
1つ目のマーケティングソリューションセグメントは、主に法人の収益を主体とする事業で、メディアビジネスならびにデジタルマーケティング、広告ビジネスといった事業群が中心のセグメントです。
もう一方のコンシューマサービスセグメントは、個人の生活者のみなさまからの収益を主体とした事業群です。トライアルマーケティング&コマース事業の「サンプル百貨店」等を中心としたセグメントになります。
1つ目のマーケティングソリューションセグメントは、主に法人の収益を主体とする事業で、メディアビジネスならびにデジタルマーケティング、広告ビジネスといった事業群が中心のセグメントです。
もう一方のコンシューマサービスセグメントは、個人の生活者のみなさまからの収益を主体とした事業群です。トライアルマーケティング&コマース事業の「サンプル百貨店」等を中心としたセグメントになります。
連結売上高の推移(年度)
これまでの収益の推移をグラフにしています。当該第2四半期累計の上期ベースにおいて、おかげさまで9期連続の増収、過去最高売上を更新しました。
また今期の通期業績予測について8月7日に売上高170億円と開示していますが、進捗率は約半分で順調に進捗しています。
また今期の通期業績予測について8月7日に売上高170億円と開示していますが、進捗率は約半分で順調に進捗しています。
2021年3月期第2四半期の決算ハイライト①
決算のハイライトについてご紹介します。まず、連結グループ全体の第2四半期累計決算になりますが、対前年同期比で増収増益となりました。売上高が83億2,500万円、前年同期比8.5パーセント増、営業利益が4億400万円と、前年同期の30倍以上となり、新型コロナウイルス感染症による大きな環境変化がある中、増収増益とすることができました。
詳しくは最後に申し上げますが、この上期数字を受け、通期の利益予測を上方修正いたします。
詳しくは最後に申し上げますが、この上期数字を受け、通期の利益予測を上方修正いたします。
2021年3月期第2四半期の決算ハイライト②
今お伝えした売上高、営業利益以下の経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は表のとおりです。
通期売上高の推移(四半期)
連結売上高の四半期推移です。前年同期の76億7,100万円に対して83億2,500万円となり増収となっています。
連結営業損益の推移(四半期)
利益についても、前年同期と比べて大幅な増益となっています。以上が、連結全体の業績ハイライトとなります。
2021年3月期第2四半期の決算ハイライト③
続きまして、2つのセグメントごとの事業ハイライトと今後の取り組みについてご説明します。
まず初めにマーケティングソリューションセグメントです。この上半期につきましては新型コロナウイルス感染症の影響で、いくつかの業種、業態において、企業が広告出稿を抑制する動きがあり、その影響で前年同期比やや減収となりました。
そのような中ですが、ご報告のとおり、このセグメントでは今後の成長戦略を駆動しています。そのための新規事業投資を継続しながら、一方で生産性の向上に努めた結果、固定費を圧縮し利益は前年同期比で増益となりました。
売上高が15億1,700万円、前年同期比5.3パーセント減、営業利益は8,400万円、前年同期比約6,500万円の増となりました。
まず初めにマーケティングソリューションセグメントです。この上半期につきましては新型コロナウイルス感染症の影響で、いくつかの業種、業態において、企業が広告出稿を抑制する動きがあり、その影響で前年同期比やや減収となりました。
そのような中ですが、ご報告のとおり、このセグメントでは今後の成長戦略を駆動しています。そのための新規事業投資を継続しながら、一方で生産性の向上に努めた結果、固定費を圧縮し利益は前年同期比で増益となりました。
売上高が15億1,700万円、前年同期比5.3パーセント減、営業利益は8,400万円、前年同期比約6,500万円の増となりました。
マーケティングソリューションの売上・営業損益推移(四半期)
売上高および営業利益の四半期ごとの推移のグラフです。
マーケティングソリューションの営業費用の明細推移(四半期)
コンテンツコマース「Best One」が伸長
四半期ごとの営業費用の明細推移ですが、BPR等が寄与し固定費を圧縮し増益となっています。
事業のハイライトをいくつかご紹介します。昨年度から力を入れているコンテンツコマースという分野の「Best One」です。昨年来、利用者のセッション数が順調に伸び続けており、それに伴い収益も上がってきました。今期に入ってからも、グラフのとおり、第1四半期、第2四半期と四半期ごとに売上が伸びています。
青いグラフがセッション数ですが、第1四半期は新型コロナウイルス感染症の影響による巣ごもり消費で特需的に伸びました。第2四半期になって正常成長速度に戻ってきていますが、引き続き成長しています。
売上高は、前年同期比で約9.5倍、セッション数は約1.8倍で、このような環境下でもeコマースに近い購買市場は伸びており、弊社のサービスも伸びています。
青いグラフがセッション数ですが、第1四半期は新型コロナウイルス感染症の影響による巣ごもり消費で特需的に伸びました。第2四半期になって正常成長速度に戻ってきていますが、引き続き成長しています。
売上高は、前年同期比で約9.5倍、セッション数は約1.8倍で、このような環境下でもeコマースに近い購買市場は伸びており、弊社のサービスも伸びています。
withコロナ時代の広告ソリューション
メディア&デジタルマーケティング事業における広告ビジネスのトピックスですが、当該四半期に、withコロナ時代に対応した広告ソリューションを始めています。このような環境下ですが、広告ソリューション等の投入によって受注額および受注単価は前年同水準を維持できています。
ここでは2点ご紹介します。まずはオールアバウトのメディアビジネスにおいて主力であるコンテンツ型のタイアップ広告についてです。こちらで弊社の株主であるNTTドコモとの共同商品を強化しています。
「ブランドリフト調査」ということで、タイアップ広告を出稿いただいた後に、その効果を把握するものです。「態度変容」という効果指標がありますが、広告を見る前と見た後で、商品に対する認知や理解がどのように変わったのかを、NTTドコモの大量の調査パネルと連動して把握でき、好評を博しています。
もう1つは、新型コロナウイルス感染症の環境下で、広告主さまとの対面での打ち合わせや営業活動が難しくなる中、広告主さま側からも、コンテンツ型広告もオンラインで手軽に出稿したいというニーズがかなりあるため、発注、制作、打ち合わせ、掲載までの工程をすべてオンラインで最短14営業日で実現できる、完全オンライン対応型広告商品「オトナ女性向け新商品リリースタイアップ」をスタートしています。
このようなかたちで、withコロナ時代に合う広告ソリューションを継続的に提供していきます。
ここでは2点ご紹介します。まずはオールアバウトのメディアビジネスにおいて主力であるコンテンツ型のタイアップ広告についてです。こちらで弊社の株主であるNTTドコモとの共同商品を強化しています。
「ブランドリフト調査」ということで、タイアップ広告を出稿いただいた後に、その効果を把握するものです。「態度変容」という効果指標がありますが、広告を見る前と見た後で、商品に対する認知や理解がどのように変わったのかを、NTTドコモの大量の調査パネルと連動して把握でき、好評を博しています。
もう1つは、新型コロナウイルス感染症の環境下で、広告主さまとの対面での打ち合わせや営業活動が難しくなる中、広告主さま側からも、コンテンツ型広告もオンラインで手軽に出稿したいというニーズがかなりあるため、発注、制作、打ち合わせ、掲載までの工程をすべてオンラインで最短14営業日で実現できる、完全オンライン対応型広告商品「オトナ女性向け新商品リリースタイアップ」をスタートしています。
このようなかたちで、withコロナ時代に合う広告ソリューションを継続的に提供していきます。
マーケティングソリューション事業の拡大戦略
続いて期初の決算発表でもご報告していますが、マーケティングソリューションセグメントにおいては大きな事業構造の転換にチャレンジしています。
「All About」などの自社メディアを中心に収益を拡大していくメディアビジネスに加え、新たにプラットフォームポジションのビジネスを追加して、その2つを合わせていくという事業構造への転換です。具体的には「PrimeAd」というコンテンツマーケティングのビジネスプラットフォーム事業です。
「All About」などの自社メディアを中心に収益を拡大していくメディアビジネスに加え、新たにプラットフォームポジションのビジネスを追加して、その2つを合わせていくという事業構造への転換です。具体的には「PrimeAd」というコンテンツマーケティングのビジネスプラットフォーム事業です。
プラットフォームビジネスの新機能
こちらは期初にお示ししている図で、「いろいろな機能を順次リリースしていく」とお伝えしていましたが、コンテンツマーケティングビジネスプラットフォーム「PrimeAd」において、7月にビジネスマッチング機能を正式にリリースいたしました。
図に「Buyer」と記載していますが、広告主、広告代理店など、広告を発注する立場のみなさまが、このプラットフォーム上のダッシュボードに出稿要件を入れると、弊社の「All About」もその1つですが、ここに参画している優良なコンテンツを持つメディアが、このプラットフォームを通して企画提案を出していきます。オンライン上のピッチコンテスト形式によって商談が成立し、広告が発注されて動き出すといった流れになります。
このマーケットで主となるソリューションの1つであり、弊社が得意としている「デジタルのタイアップ広告」、広告を多くの人にリーチして見せる「優良なアドネットワーク」、そして「各企業のオウンドメディアでのコンテンツ制作の受発注」という3つのソリューションで開始しています。
図に「Buyer」と記載していますが、広告主、広告代理店など、広告を発注する立場のみなさまが、このプラットフォーム上のダッシュボードに出稿要件を入れると、弊社の「All About」もその1つですが、ここに参画している優良なコンテンツを持つメディアが、このプラットフォームを通して企画提案を出していきます。オンライン上のピッチコンテスト形式によって商談が成立し、広告が発注されて動き出すといった流れになります。
このマーケットで主となるソリューションの1つであり、弊社が得意としている「デジタルのタイアップ広告」、広告を多くの人にリーチして見せる「優良なアドネットワーク」、そして「各企業のオウンドメディアでのコンテンツ制作の受発注」という3つのソリューションで開始しています。
PrimeAdでのビジネスマッチングイメージ
スライドは画面イメージですが、ダッシュボード上でやり取りができるため、広告主サイドは、メディアの高い編集力を使ったクリエイティブや企画を豊富に手に入れることができます。また、今までばらばらだった各メディアへの発注を、統合的に一元管理できるため、業務の削減が可能です。
さらに、広告掲載が終わった後の効果についても、これまでばらばらだったものを一本化できるため、効果を可視化して把握できるといったメリットがあります。メディア側としては、このプラットフォームに参加すれば新たな収益機会が得られるということです。
まずは7月にビジネスマッチング機能をスタートし、これまでもいろいろとお試しいただきましたが、主要な大手総合広告代理店など、約20の広告代理店がこのプラットフォームの利用を開始しています。
さらに、広告掲載が終わった後の効果についても、これまでばらばらだったものを一本化できるため、効果を可視化して把握できるといったメリットがあります。メディア側としては、このプラットフォームに参加すれば新たな収益機会が得られるということです。
まずは7月にビジネスマッチング機能をスタートし、これまでもいろいろとお試しいただきましたが、主要な大手総合広告代理店など、約20の広告代理店がこのプラットフォームの利用を開始しています。
コンテンツマーケティングの市場規模と戦略
このようなかたちでスタートを切りましたが、スライドのとおり、まずはデジタルタイアップ広告で1,000億円、ネイティブアドネットワークで2,000億円、オウンドメディアの制作領域で3,000億円ある既存の大きなマーケットを、我々のビジネスマッチングプラットフォームに乗せ換えていただくところから始めています。これを皮切りにワークフローサポート等、さらなる機能強化を進めていきます。
今期から来期にかけて、既存の自社メディアを中心としたビジネスに加えて、他社のメディアも巻き込んだ業界のプラットフォームになるビジネスを立ち上げて、大きな事業構造の進化を図っていきたいと考えています。この下期の進捗が非常に楽しみです。
今期から来期にかけて、既存の自社メディアを中心としたビジネスに加えて、他社のメディアも巻き込んだ業界のプラットフォームになるビジネスを立ち上げて、大きな事業構造の進化を図っていきたいと考えています。この下期の進捗が非常に楽しみです。
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