2021年3月期第2四半期の決算ハイライト④
続きまして、コンシューマサービスセグメントの事業ハイライトと今後の取り組みについてご紹介します。
このセグメントで中心になるのが「サンプル百貨店」というトライアルマーケティング&コマース事業です。ナショナルブランド商品の拡充や、新型コロナウイルス感染症による生活者のみなさまの巣ごもり消費の特需によって、特に第1四半期は通常よりも大きく伸びました。
また、今回の一番大きなトピックですが、7月からNTTドコモと総合通販サイト「dショッピング」の共同運営を開始しており、その影響でコマースサイトの取扱高全体が大きく伸びています。
利益につきましては、昨年度からご報告していますが、カテゴリーマネジメント等、さまざまな運用の改善が寄与して、再現可能なかたちで粗利率が向上しており、前年同期比で大きく伸長しています。
そのようなことを踏まえて、今回から取扱高を記載していますが、当該上半期で取扱高が100億円を超えました。前年同期比70.8パーセント増と非連続的な成長となっています。
また、従来からご報告していた売上高ベースでは68億4,900万円で、前年同期比12.3パーセント増です。営業利益は5億3,400万円で、前年同期比247.4パーセント増という好決算となり、大きく成長しております。
このセグメントで中心になるのが「サンプル百貨店」というトライアルマーケティング&コマース事業です。ナショナルブランド商品の拡充や、新型コロナウイルス感染症による生活者のみなさまの巣ごもり消費の特需によって、特に第1四半期は通常よりも大きく伸びました。
また、今回の一番大きなトピックですが、7月からNTTドコモと総合通販サイト「dショッピング」の共同運営を開始しており、その影響でコマースサイトの取扱高全体が大きく伸びています。
利益につきましては、昨年度からご報告していますが、カテゴリーマネジメント等、さまざまな運用の改善が寄与して、再現可能なかたちで粗利率が向上しており、前年同期比で大きく伸長しています。
そのようなことを踏まえて、今回から取扱高を記載していますが、当該上半期で取扱高が100億円を超えました。前年同期比70.8パーセント増と非連続的な成長となっています。
また、従来からご報告していた売上高ベースでは68億4,900万円で、前年同期比12.3パーセント増です。営業利益は5億3,400万円で、前年同期比247.4パーセント増という好決算となり、大きく成長しております。
コンシューマサービスの売上・営業損益推移(四半期)
四半期ごとの売上高ならびに営業利益の推移です。四半期ごとで比較いただくとわかりますが、大きな成長を遂げています。
コンシューマサービスの営業費用の明細推移(四半期)
営業費用の明細推移です。固定費は当該四半期は増えています。これは、後ほどお伝えする「dショッピング」事業の開始の影響ですが、BPRが進捗したこともあり、利益構造は改善しています。
市場成長率を上回る「サンプル百貨店」
eコマース市場全体は引き続き伸びています。スライドの下段は経済産業省が発表している最新の数字ですが、全体の成長率が7.7パーセントという中で、「サンプル百貨店」は、当該上半期においてもそれを超えて成長しています。
「サンプル百貨店」の累計利用者数
累計利用者数の推移ですが、前年同期比で21.1パーセント増と順調に伸びています。また、10月はすでに300万人を突破しました。
リアルイベント「RSP」のオンライン化
新型コロナウイルス感染症の影響についてです。「サンプル百貨店」が行っている非常に人気の高いリアルイベント「リアルサンプリングプロモーション(RSP)」は、新型コロナウイルスの影響で5月と9月の開催を見送っておりましたが、生活者のみなさまからも中止を惜しむ声をいただいていたため、オンライン型イベントに進化させ開催することにチャレンジしました。
まずは6月にトライアルを行い、9月に正式なオンラインイベントとして実施しましたが、スライドに記載のような出展ブランド数、参加者数となり、いままでのリアルイベントと同等規模のイベントを、かなりスピーディーに実施できたというのが今回のトピックです。好評を博したため、オンラインでもこのまま拡大していきたいと考えています。
まずは6月にトライアルを行い、9月に正式なオンラインイベントとして実施しましたが、スライドに記載のような出展ブランド数、参加者数となり、いままでのリアルイベントと同等規模のイベントを、かなりスピーディーに実施できたというのが今回のトピックです。好評を博したため、オンラインでもこのまま拡大していきたいと考えています。
NTTドコモとの共同事業について
当該上半期の一番大きなトピックになりますが、NTTドコモの総合通販サイト「dショッピング」全体の共同運営を7月から開始しています。
ご案内のとおり、NTTドコモの強みは日本一の携帯キャリアとしての顧客基盤、また「d払い」「dポイント」等のプラットフォームを持ち、それらを活用したeコマースの運営ノウハウを持っていることです。
そこに、現在伸長しているオールアバウトライフマーケティングの「サンプル百貨店」を中心とした運営ノウハウや、独自の3,000社超の商品調達の実績を組み合わせて、オールアバウトライフマーケティング側で「dショッピング」全体の運営を開始しています。
今後は、共同で商品の拡充やマーケティング活動に努め、弊社としては非連続な事業の拡大を図っていくかたちになります。
ご案内のとおり、NTTドコモの強みは日本一の携帯キャリアとしての顧客基盤、また「d払い」「dポイント」等のプラットフォームを持ち、それらを活用したeコマースの運営ノウハウを持っていることです。
そこに、現在伸長しているオールアバウトライフマーケティングの「サンプル百貨店」を中心とした運営ノウハウや、独自の3,000社超の商品調達の実績を組み合わせて、オールアバウトライフマーケティング側で「dショッピング」全体の運営を開始しています。
今後は、共同で商品の拡充やマーケティング活動に努め、弊社としては非連続な事業の拡大を図っていくかたちになります。
今期の注力ポイント
これまで独自の進化を遂げている「サンプル百貨店」を中心としたトライアルマーケティングを伸ばすのはもちろん、そこに総合通販サイト「dショッピング」が加わります。
「dショッピング」についてはスタートしたばかりですので、まずは基盤を整備するフェーズですが、今後は出店者の支援や規模拡大を図っていきます。
この「サンプル百貨店」と「dショッピング」の2つをより効果的に駆動するために、マーケティングソリューションの提供において、先ほどお話ししたようなオンラインイベントや出店している企業のデジタルマーケティング、販売促進支援等を拡充していきます。この3つを一体として事業運営することがコマース領域において独自性を発揮する強みになると考えています。
「サンプル百貨店」で商品のプロモーションを展開し、定番化した商品を「dショッピング」で販売、それらを駆動するマーケティングソリューションを持っているというかたちで、大きなシナジーがあります。これら3つが揃う独自性を生かして、「トライアルマーケティング&コマース」事業として、さらなる利用者の利便性拡大、収益拡大を推進していくスタートとなる上半期でした。
以上が、2つのセグメントの事業トピックスと今後の取り組みについてのご説明となります。
「dショッピング」についてはスタートしたばかりですので、まずは基盤を整備するフェーズですが、今後は出店者の支援や規模拡大を図っていきます。
この「サンプル百貨店」と「dショッピング」の2つをより効果的に駆動するために、マーケティングソリューションの提供において、先ほどお話ししたようなオンラインイベントや出店している企業のデジタルマーケティング、販売促進支援等を拡充していきます。この3つを一体として事業運営することがコマース領域において独自性を発揮する強みになると考えています。
「サンプル百貨店」で商品のプロモーションを展開し、定番化した商品を「dショッピング」で販売、それらを駆動するマーケティングソリューションを持っているというかたちで、大きなシナジーがあります。これら3つが揃う独自性を生かして、「トライアルマーケティング&コマース」事業として、さらなる利用者の利便性拡大、収益拡大を推進していくスタートとなる上半期でした。
以上が、2つのセグメントの事業トピックスと今後の取り組みについてのご説明となります。
新型コロナウイルスによる業績影響と対応状況
最後に、業績の見通しについて説明させていただきます。新型コロナウイルス感染症の影響をどう捉えるかというところは避けて通れません。短期・中期の2つの時間軸に対し、社会全体に対する影響と弊社の2つのセグメントに対する影響、そして我々の対応をまとめています。
社会全体については、withコロナ時代の新しい生活様式が今後も続いていき、企業は大きくデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を迫られていきます。我々のようにITを中心とした企業は、DXの推進や新しい生活様式は非常に大きなビジネスチャンスだと捉えていますので、これを逃さず成長していくことが重要です。
マーケティングソリューションでは、ご案内のとおり、法人における広告出稿の抑制は若干続くと思いますが、このような生活様式の変化に対応してデジタルマーケティングは伸びていくと思っていますので、短期的には、まずはデジタルマーケティングを主としている業種、業態のお客さまへの営業強化を行います。また、セールスや制作進行等、オンラインで完結する業務の拡充も進めていきます。さらに、生活者の在宅需要が非常に増えていきますので、それに対応するサービスの強化を続けていきます。
中期的には、全企業がDXを推進し、デジタルマーケティングは大きく伸びますので、ここを大きく取っていくためにも事業構造を進化させます。ご案内のとおり、コンテンツマーケティングという領域が伸びると思っていますので、そこでプラットフォームビジネスを早期に確立し大きくしていくことが、中期的成長への打ち手になります。
また自社メディアでは、コンテンツ需要だけにとどまらず、実際にそのコンテンツを見ていただいたあとにモノを購入してもらったり、体験していただくなど、アクションまでを含めたサービスの強化を行っていきます。いずれにしてもオンラインで完結するプロセスが増えていくため、対応していきます。
コンシューマサービスについても、ご案内のとおり、巣ごもり消費でサービスの利用拡大が進みます。またリアルで開催できなくなってしまったもののオンライン化が一気に進んでいます。
短期的には、オンラインイベントがうまくいっており、また「dショッピング」の共同運営も開始していますが、「サンプル百貨店」においても、これまで足りなかった「日用使い」を支える生鮮果実、肉、魚等、取り扱う商品のカテゴリー拡大を図っていきます。
中期的には、まだまだ日本は、特に私たちが多く扱っている日用品の分野においてEC化率が低い部分があるため、そこを捉えていきます。また、コンシューマサービスセグメントでは、コマース以外にも生涯学習やさまざまなビジネスを展開しているため、例えばオンラインのレッスン、ヘルスケア、フィットネスなどに対する事業の推進も図っていきます。
トライアルマーケティングは、先ほどお話しした「dショッピング」と組み合わせた「トライアルマーケティング&コマース」によって、独自性を持った大きなコマースビジネスとして成長を図っていけると考えていますので、よりアクセルを踏んでいきます。
社会全体については、withコロナ時代の新しい生活様式が今後も続いていき、企業は大きくデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を迫られていきます。我々のようにITを中心とした企業は、DXの推進や新しい生活様式は非常に大きなビジネスチャンスだと捉えていますので、これを逃さず成長していくことが重要です。
マーケティングソリューションでは、ご案内のとおり、法人における広告出稿の抑制は若干続くと思いますが、このような生活様式の変化に対応してデジタルマーケティングは伸びていくと思っていますので、短期的には、まずはデジタルマーケティングを主としている業種、業態のお客さまへの営業強化を行います。また、セールスや制作進行等、オンラインで完結する業務の拡充も進めていきます。さらに、生活者の在宅需要が非常に増えていきますので、それに対応するサービスの強化を続けていきます。
中期的には、全企業がDXを推進し、デジタルマーケティングは大きく伸びますので、ここを大きく取っていくためにも事業構造を進化させます。ご案内のとおり、コンテンツマーケティングという領域が伸びると思っていますので、そこでプラットフォームビジネスを早期に確立し大きくしていくことが、中期的成長への打ち手になります。
また自社メディアでは、コンテンツ需要だけにとどまらず、実際にそのコンテンツを見ていただいたあとにモノを購入してもらったり、体験していただくなど、アクションまでを含めたサービスの強化を行っていきます。いずれにしてもオンラインで完結するプロセスが増えていくため、対応していきます。
コンシューマサービスについても、ご案内のとおり、巣ごもり消費でサービスの利用拡大が進みます。またリアルで開催できなくなってしまったもののオンライン化が一気に進んでいます。
短期的には、オンラインイベントがうまくいっており、また「dショッピング」の共同運営も開始していますが、「サンプル百貨店」においても、これまで足りなかった「日用使い」を支える生鮮果実、肉、魚等、取り扱う商品のカテゴリー拡大を図っていきます。
中期的には、まだまだ日本は、特に私たちが多く扱っている日用品の分野においてEC化率が低い部分があるため、そこを捉えていきます。また、コンシューマサービスセグメントでは、コマース以外にも生涯学習やさまざまなビジネスを展開しているため、例えばオンラインのレッスン、ヘルスケア、フィットネスなどに対する事業の推進も図っていきます。
トライアルマーケティングは、先ほどお話しした「dショッピング」と組み合わせた「トライアルマーケティング&コマース」によって、独自性を持った大きなコマースビジネスとして成長を図っていけると考えていますので、よりアクセルを踏んでいきます。
【業績予想】2021年3月期 業績予想/配当予想
こうした全体観を踏まえた今期の業績予想になりますが、冒頭に申し上げたとおり、利益を上方修正することをご報告します。
マーケティングソリューションでは、広告ビジネスはまだ新型コロナウイルスの環境下で不透明感があるため、その部分を踏まえていますが、その中でも引き続き事業構造転換に向けた投資は積極的に推進していきます。
コンシューマサービスについては、申し上げたとおりの事業環境のため、引き続き売上と収益性のさらなる拡大を見込んでいます。
これらにより8月7日に発表した今期の業績予想は、売上高を据え置きながら、営業利益を5億円から7億2,000万円へ、経常利益を4億9,000万円から7億2,000万円へ上方修正させていただきます。
配当については、通期の業績を見て適時決定させていただく方針をとっておりますので現時点では未定となります。今後、業績予想の修正が必要になった場合は、速やかに報告、開示いたします。
ご説明は以上となります。まだ上半期で折り返しのところですが、順調に成長していますので、下期についても生活者のみなさまへのさらなるお役立ちと収益の拡大、その両面をもって、この環境下でも成長してまいります。
引き続き、ご支援のほどよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。
マーケティングソリューションでは、広告ビジネスはまだ新型コロナウイルスの環境下で不透明感があるため、その部分を踏まえていますが、その中でも引き続き事業構造転換に向けた投資は積極的に推進していきます。
コンシューマサービスについては、申し上げたとおりの事業環境のため、引き続き売上と収益性のさらなる拡大を見込んでいます。
これらにより8月7日に発表した今期の業績予想は、売上高を据え置きながら、営業利益を5億円から7億2,000万円へ、経常利益を4億9,000万円から7億2,000万円へ上方修正させていただきます。
配当については、通期の業績を見て適時決定させていただく方針をとっておりますので現時点では未定となります。今後、業績予想の修正が必要になった場合は、速やかに報告、開示いたします。
ご説明は以上となります。まだ上半期で折り返しのところですが、順調に成長していますので、下期についても生活者のみなさまへのさらなるお役立ちと収益の拡大、その両面をもって、この環境下でも成長してまいります。
引き続き、ご支援のほどよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。
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