少数精鋭で結果を出す。協業を力に変える2人のリーダーシップ対談
オールアバウトのメディアアライアンス部を率いるジェネラルマネジャー・早見信吾さんとマネジャー・前島大さん。複数のメディア運営を担当し、確かな成果を積み重ねてきました。異なるキャリアから合流した2人が、どのようにメンバーと向き合い、成果を引き出してきたのか。マネジャーとしてのスタンスや、これから挑戦したい未来についても語っていただきました。
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早見 信吾(はやみ しんご)
メディア事業部 メディアアライアンス部 ジェネラルマネジャー 2017年、オールアバウト入社。新規事業の企画部門を経て、メディアアライアンス部へ。NTTドコモとの共同メディア「イチオシ」の立ち上げから携わり、現在は「my daiz」「Leminoニュース」などのコンテンツ提供を統括。2025年4月、ジェネラルマネジャーに就任。 前島 大(まえじま だい) メディア事業部 メディアアライアンス部 ターゲティングメディアグループ マネジャー 広告営業、WEB制作会社のUI/UXデザイン部門を経て、2018年、オールアバウト入社。入社後は「Best One」の企画運営に携わり、2024年にメディアアライアンス部へ異動。「ママテナ」の企画運営や「イチオシ」の運営などを担当。 |
■ゼロイチの挑戦とUXの視点。2人の歩み
ーまずは、お2人のこれまでのキャリアについて教えてください。
早見 もともと、ITとは関係のない会社で働いていました。スマートフォンが普及し、インターネット業界が盛り上がっていくのを見て、大きな可能性を感じたんです。インターネットに関わる仕事がしたいと思い、転職活動を始めました。ちょうどオールアバウトが新規事業に力を入れはじめた時期で、企画職として2017年に入社しました。
最初の1年間はひたすら企画を出していましたが、なかなか形にならなくて。その後、NTTドコモとの協業を担うメディアアライアンス部に異動しました。「イチオシ」というメディアの立ち上げをはじめ、複数のメディアに携わりました。2025年度からはジェネラルマネジャー(GM)として、部署全体を管掌しています。
前島 私は新卒以来、ずっとインターネット業界で働いています。1社目が広告営業、2社目ではWEB制作会社でUI/UXの設計を専門に担当しました。特に、情報をどう整理し、どう見せれば人に伝わりやすいかという「インフォメーションアーキテクト」の領域にのめり込んでいました。前職ではクライアントの課題を解決するコンサル的な立ち位置でしたが、自社のサービスを手がける事業会社でチャレンジしてみたいと思い、2018年にオールアバウトへ入社しました。
入社後は「Best One」というメディアを担当し、2024年にメディアアライアンス部に異動して、現在は「ママテナ」チームのマネジメントも担当しています。
最初の1年間はひたすら企画を出していましたが、なかなか形にならなくて。その後、NTTドコモとの協業を担うメディアアライアンス部に異動しました。「イチオシ」というメディアの立ち上げをはじめ、複数のメディアに携わりました。2025年度からはジェネラルマネジャー(GM)として、部署全体を管掌しています。
前島 私は新卒以来、ずっとインターネット業界で働いています。1社目が広告営業、2社目ではWEB制作会社でUI/UXの設計を専門に担当しました。特に、情報をどう整理し、どう見せれば人に伝わりやすいかという「インフォメーションアーキテクト」の領域にのめり込んでいました。前職ではクライアントの課題を解決するコンサル的な立ち位置でしたが、自社のサービスを手がける事業会社でチャレンジしてみたいと思い、2018年にオールアバウトへ入社しました。
入社後は「Best One」というメディアを担当し、2024年にメディアアライアンス部に異動して、現在は「ママテナ」チームのマネジメントも担当しています。
■多様なメディアを担うーーメディアアライアンス部の仕事
ーお2人が所属するメディアアライアンス部は、どのような業務を担っているのでしょう。
早見 一言で言えば、NTTドコモとの協業を軸に、複数のメディアを運営している部署です。ドコモとオールアバウトとの役割分担は、メディアによって少しずつ異なります。
例えば「my daiz」や「Leminoニュース」はドコモが運営し、オールアバウトがコンテンツ提供を行っているメディアです。「イチオシ」では両者がリソースを持ち寄り、運営やコンテンツ制作を行っています。「ママテナ」はまた少し違う形態で、ドコモが運営主体ですが、運用やシステム開発も含め、幅広くオールアバウトが担っています。「Best One」は、100%オールアバウトが企画・運営するメディアです。
部の規模は決して大きくありませんが、扱うメディアの数が多く、それぞれの担当者が裁量を持って業務を進めています。開発チームなど、他部署と連携する場面も多く、お互いに「踏み込み」つつスピード感を持って仕事をしています。
例えば「my daiz」や「Leminoニュース」はドコモが運営し、オールアバウトがコンテンツ提供を行っているメディアです。「イチオシ」では両者がリソースを持ち寄り、運営やコンテンツ制作を行っています。「ママテナ」はまた少し違う形態で、ドコモが運営主体ですが、運用やシステム開発も含め、幅広くオールアバウトが担っています。「Best One」は、100%オールアバウトが企画・運営するメディアです。
部の規模は決して大きくありませんが、扱うメディアの数が多く、それぞれの担当者が裁量を持って業務を進めています。開発チームなど、他部署と連携する場面も多く、お互いに「踏み込み」つつスピード感を持って仕事をしています。
ー入社以来大変だったこと、苦労した経験はありますか?
早見 メディアアライアンス部に異動して、出会った上司が中村聡さんでした。数字の見方から社外パートナーとの向き合い方まで、事業を伸ばすために必要なことを真正面から厳しく教えてもらいました。食らいついていくのが大変でしたが、だからこそ今の自分があると思っています。
事業としては「イチオシ」の立ち上げが印象的でした。ゼロから作り上げ、外部環境の変化により苦戦したこともありました。パートナーとの誠実なコミュニケーションや、小さな施策を積み重ねて何とか軌道にのせることができ、現在は部の根幹を担うメディアのひとつに成長しています。最近では、YouTuberと連携して、動画を記事化した企画が人気なんですよ。
前島 事業として一番大変だったのは「Best One」です。事業が縮小を余儀なくされた時期があり、精神的にもかなりきつかったです。存続が危ぶまれる中、皆でがんばって黒字化できたときにはうれしかったですし、安堵しました。
苦労とは少し違うかもしれませんが、入社して、「デザインを数字で検証する」文化に驚きました。前職では競合調査や経験則に基づいた分析が中心でしたが、オールアバウトでは「デザインのこの部分を変えたらクリック率が何%伸びた」というように、数字に基づいて判断するんです。そういった提案の仕方はオールアバウトに来るまで経験がなかったので、非常に勉強になりました。
事業としては「イチオシ」の立ち上げが印象的でした。ゼロから作り上げ、外部環境の変化により苦戦したこともありました。パートナーとの誠実なコミュニケーションや、小さな施策を積み重ねて何とか軌道にのせることができ、現在は部の根幹を担うメディアのひとつに成長しています。最近では、YouTuberと連携して、動画を記事化した企画が人気なんですよ。
前島 事業として一番大変だったのは「Best One」です。事業が縮小を余儀なくされた時期があり、精神的にもかなりきつかったです。存続が危ぶまれる中、皆でがんばって黒字化できたときにはうれしかったですし、安堵しました。
苦労とは少し違うかもしれませんが、入社して、「デザインを数字で検証する」文化に驚きました。前職では競合調査や経験則に基づいた分析が中心でしたが、オールアバウトでは「デザインのこの部分を変えたらクリック率が何%伸びた」というように、数字に基づいて判断するんです。そういった提案の仕方はオールアバウトに来るまで経験がなかったので、非常に勉強になりました。
■まず相手の話を聞く。マネジャーとして意識していること
ーマネジャーとしてメンバーと向き合うときに、心がけていることがあれば教えてください。
早見 まず「相手の話を受けとめる」ことを意識しています。いきなり自分の意見を言うのではなく、たとえば施策のアイディアなら、それが「数字につながるかどうか」を一緒に考える。結果が出そうなら挑戦を応援しますし、そうでないなら「やめたほうがいい」とはっきり伝えます。そもそも「やりたいことがわからない」というメンバーがいれば、一緒にできることを考えます。
前島 私も同じですね。メンバーの話に耳を傾けることを心がけています。私自身は若い頃、どちらかと言えば「必要以上に上司と関わりたくない。放っておいてほしい」というタイプだったんです。でも、マネジャーになって、「フィードバックをもらいたい」「一緒に考えてほしい」という人もいるんだなと気づきました。だから今は、まず話を聞き、メンバーがどんなタイプなのかを見きわめた上で関わるようにしています。
前島 私も同じですね。メンバーの話に耳を傾けることを心がけています。私自身は若い頃、どちらかと言えば「必要以上に上司と関わりたくない。放っておいてほしい」というタイプだったんです。でも、マネジャーになって、「フィードバックをもらいたい」「一緒に考えてほしい」という人もいるんだなと気づきました。だから今は、まず話を聞き、メンバーがどんなタイプなのかを見きわめた上で関わるようにしています。
ーなかなか結果が出なくて苦しい時期は、どんな関わりをしているのでしょう。
早見 「小さな成功体験」を積んでもらうことを大切にしています。たとえ小さな施策でも「やってみたら数字が動いた」という経験が自信になるので。挑戦の結果をしっかり評価することが、成長につながると考えています。
前島 私自身がなるべく明るい態度で接するようにしています。メディアアライアンス部では複数のメディアを扱っていますが、決して人数が多いわけではないので、業務が重なり多忙な時期もあるんです。そんなときには、「できないなら私が巻き取る」というくらいの気持ちで、率先して動く姿勢を見せるつもりで働いています。
前島 私自身がなるべく明るい態度で接するようにしています。メディアアライアンス部では複数のメディアを扱っていますが、決して人数が多いわけではないので、業務が重なり多忙な時期もあるんです。そんなときには、「できないなら私が巻き取る」というくらいの気持ちで、率先して動く姿勢を見せるつもりで働いています。
■誠実なコミュニケーション、積極的な姿勢を通じて築くパートナーシップ
ーメディアアライアンス部は、NTTドコモとの協業が多い部署ですが、意識していることはありますか?
早見 うまくいっている時期も、思うような結果が出ない時期も、誠実なコミュニケーションを続けることですね。信頼関係があればこそ、長期的な視点で見て、メディアを継続、成長させることができると思うので。
例えばメディアの運営においては、コンテンツの内容だけでなく、個人情報の扱いや、障害時の対応も重要です。パートナーとは言え別会社ですので、前提となるルールが異なる場合もあります。そこを丁寧にすり合わせることで、プロジェクトを円滑に進められると考えています。
前島 特に気をつけているのは「受け身にならないこと」ですね。依頼を受け、「かしこまりました」と忠実に実行するだけでは、パートナーとして不十分です。常によりよいやり方やアイディアがあるのではないかと考えながら、「こうしてはどうでしょう?」と積極的に提案するよう心がけています。
例えばメディアの運営においては、コンテンツの内容だけでなく、個人情報の扱いや、障害時の対応も重要です。パートナーとは言え別会社ですので、前提となるルールが異なる場合もあります。そこを丁寧にすり合わせることで、プロジェクトを円滑に進められると考えています。
前島 特に気をつけているのは「受け身にならないこと」ですね。依頼を受け、「かしこまりました」と忠実に実行するだけでは、パートナーとして不十分です。常によりよいやり方やアイディアがあるのではないかと考えながら、「こうしてはどうでしょう?」と積極的に提案するよう心がけています。
ーお2人の関係性や、お互いの印象についても教えてください。
早見 以前は別のチームにいたので、実は、一緒に仕事をするようになったのは最近なんです。前島さんが「ママテナ」を担当し始めてから、業務上のやりとりが増えました。前島さんはメンバー一人ひとりとじっくり向き合って、深くコミットしていくタイプのマネジャーだと思います。
前島 前職でコンサル的な動き方をしていたこともあり、私はお題を与えられて力を発揮するタイプなんです。課題を解決したり、仕組みを整えたりすることが得意ですね。早見さんは新規事業を手がけておられたこともあり、ゼロから企画を立ち上げる力は唯一無二だと思います。
早見 ありがとうございます。自信が湧いてきますね(笑)。
前島 前職でコンサル的な動き方をしていたこともあり、私はお題を与えられて力を発揮するタイプなんです。課題を解決したり、仕組みを整えたりすることが得意ですね。早見さんは新規事業を手がけておられたこともあり、ゼロから企画を立ち上げる力は唯一無二だと思います。
早見 ありがとうございます。自信が湧いてきますね(笑)。
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