<リーダーズ vol.1> 新編集長、大塚が見る「All About」の今と未来
こんにちは、広報グループの大貫です。 弊社が運営する総合情報サイト「All About」ですが、2017年1月に新しい編集長が就任しました! そこで、ジェネラルマネジャーや、執行役員を中心に社員を紹介する本連載『Leaders』第1弾では、新編集長の大塚晋さんを取り上げます。
オールアバウト歴9年、グルメや国内旅行領域の担当プロデューサーから、「All Aboutまとめ」や「All About NEWS」といった新規サービスの立ち上げなど、社内のさまざまなメディアに携わり、ガイド(専門家)とも公私にわたって交流を持つ大塚さん。更には、クラシック音楽雑誌の元編集者という経歴からAll Aboutクラシックガイドとしての顔を持つ、異色の編集長です。
グルメ領域の担当をしていただけあり、ランチの行動範囲は本社のある恵比寿に留まらず周囲の4駅分!
新オープンや話題のお店をチェックするのが趣味だそうです。ランチ以外も、女性社員を中心に不定期に開催される「話題のスイーツを食べる会」に参加と、社内でも指折りのグルメとしても知られています。
そんな大塚さんがメディアを運営する上で大切にしていることは、「ユーザーに信頼されること」。本記事では、今後の「All About」の編集方針や、昨今話題となっている“メディアの信頼性”について聞いてみました。
グルメ領域の担当をしていただけあり、ランチの行動範囲は本社のある恵比寿に留まらず周囲の4駅分!
新オープンや話題のお店をチェックするのが趣味だそうです。ランチ以外も、女性社員を中心に不定期に開催される「話題のスイーツを食べる会」に参加と、社内でも指折りのグルメとしても知られています。
そんな大塚さんがメディアを運営する上で大切にしていることは、「ユーザーに信頼されること」。本記事では、今後の「All About」の編集方針や、昨今話題となっている“メディアの信頼性”について聞いてみました。
大塚 晋(おおつか・しん) 様々な編集人生を経て、2008年、オールアバウト入社。 「All About」のグルメ、国内旅行のプロデューサーを担当し、2013年4月より「All Aboutまとめ」立ち上げ・リーダー。2014年10月よりコンテンツフィードGマネジャー。2015年4月より「News Dig」編集長。2016年4月よりコンテンツプロデュース部ジェネラルマネジャー。「All About NEWS」立ち上げ。2016年11月より「All About」編集部ジェネラルマネージャー兼務。現在「All About」編集長、および「All About」編集部、コンテンツプロデュース部ジェネラルマネジャー。 |
■信頼性が核になっているビジネスは滅びることはない
―オールアバウトに入社したきっかけは?
入社したのは今から9年前の2008年なのですが、 一番の理由は「信頼性を重視するWEBメディアで編集をやりたかった」からですね。
前職のリクルートで住宅系の紙媒体を担当していたのですが、「学生会館・学生マンションnavi」というサイトのリニューアルをいきなり担当することになり、そこで初めてWEBメディアと対峙しました。
当然ながら、WEBは紙と異なり、どの記事が読まれていて、どの記事がつまらないのかが、読了率や流入状況を見れば一目瞭然。紙の編集も好きですが、記事単位、特集単位の反響をダイレクトに感じられるWEBの編集に面白みを感じ、住宅だけでなく幅広い領域を扱いたいと思うようになりました。
そんな中、「All About」に興味を持ったのは“信頼性”を軸にしたサービスだったから。信頼性が核になっているビジネスは滅びることはないと思っています。僕自身が編集者として大事にしていることも、「ユーザーから信頼されること」。ユーザーの「知りたい」「分からない」に対し、正しい情報を提供してあげることはとても重要なので、「ガイド」という“その道の専門家”が記事を執筆し、ユーザーの行動を支援する「All About」のメディアコンセプトに共感したというのが大きな理由です。
あとは、前職時代から取材などで「All About」のガイドを知っていたというのも大きいですね。僕だけでなく、世の編集者の中で「All About」の専門家はよく知られていると思います。
「All About」はファイナンシャルプランナー、医師、弁護士、建築士などの国家資格を持つ専門家から、家事、節約、レースクイーンなどさまざまな領域の専門家がいます。こうした公的な資格をもった専門家がいないジャンルに関しても、その道で経験を積み、知見のある専門家が解説してくれる。これだけ幅広くい領域で”信頼できる”“役に立つ”情報を提供できるのって単純に面白いなと思い入社しました。
前職のリクルートで住宅系の紙媒体を担当していたのですが、「学生会館・学生マンションnavi」というサイトのリニューアルをいきなり担当することになり、そこで初めてWEBメディアと対峙しました。
当然ながら、WEBは紙と異なり、どの記事が読まれていて、どの記事がつまらないのかが、読了率や流入状況を見れば一目瞭然。紙の編集も好きですが、記事単位、特集単位の反響をダイレクトに感じられるWEBの編集に面白みを感じ、住宅だけでなく幅広い領域を扱いたいと思うようになりました。
そんな中、「All About」に興味を持ったのは“信頼性”を軸にしたサービスだったから。信頼性が核になっているビジネスは滅びることはないと思っています。僕自身が編集者として大事にしていることも、「ユーザーから信頼されること」。ユーザーの「知りたい」「分からない」に対し、正しい情報を提供してあげることはとても重要なので、「ガイド」という“その道の専門家”が記事を執筆し、ユーザーの行動を支援する「All About」のメディアコンセプトに共感したというのが大きな理由です。
あとは、前職時代から取材などで「All About」のガイドを知っていたというのも大きいですね。僕だけでなく、世の編集者の中で「All About」の専門家はよく知られていると思います。
「All About」はファイナンシャルプランナー、医師、弁護士、建築士などの国家資格を持つ専門家から、家事、節約、レースクイーンなどさまざまな領域の専門家がいます。こうした公的な資格をもった専門家がいないジャンルに関しても、その道で経験を積み、知見のある専門家が解説してくれる。これだけ幅広くい領域で”信頼できる”“役に立つ”情報を提供できるのって単純に面白いなと思い入社しました。
■ユーザーから信頼されるコンテンツの条件
―長らく編集畑で活躍されていますが、編集する上で大切にしていることは何ですか?
先ほども言いましたが「ユーザーから信頼されること」が最も重要だと思います。
そのためには、正しい情報はもちろんのこと、“ユーザーが求めているその先の情報“までも先回りして提供できるかどうかも同じくらい重要。
ユーザーの立場に立って、何が欲しいかに気づく「察知力」も大切です。
あとは、わかりやすく伝えること。
ガイドさんにもお願いしているのですが、どんなに専門性が高い情報でも、探している人に理解されなければ意味がない。自身の専門性を分かりやすく咀嚼する力も、ユーザーからの信頼を得るのに必要なことだと思います。
そのためには、正しい情報はもちろんのこと、“ユーザーが求めているその先の情報“までも先回りして提供できるかどうかも同じくらい重要。
ユーザーの立場に立って、何が欲しいかに気づく「察知力」も大切です。
あとは、わかりやすく伝えること。
ガイドさんにもお願いしているのですが、どんなに専門性が高い情報でも、探している人に理解されなければ意味がない。自身の専門性を分かりやすく咀嚼する力も、ユーザーからの信頼を得るのに必要なことだと思います。
―「All About」は専門家が記事を書いていますが、大塚さんが思う“良い記事”の条件はなんですか?
「All About」に限らないですが、客観的な情報と、執筆者(取材者/専門家)の意見、つまり主観的な情報の両方を兼ね備えているものが良い記事だと思います。
たまにあるのですが、有名なライターや著名な専門家が書いた記事で、専門性・信頼性は申し分ないけど、その人の意見・主観的な情報のみで構成されているケース。
例えば、あるグルメライターが、人気店の紹介記事を書いていたとします。
そこのお店はAという商品が有名な行列店ですが、取材したライターはAではなくBの商品が一押しで、記事ではBについてのみ言及されていた。
こういう記事は、先ほどの「ユーザーが欲しい情報に気づく察知力」が欠けており、客観性を無視していると思うので、あまり好きではないです。
ブログやコラムであればよいと思いますが、記事としては、ユーザーが注目するであろうAについて評価した上で、自身の専門性を活かした主観的な情報としてBを紹介するのが親切。
客観的にユーザーが知りたい情報と、執筆者(取材者/専門家)ならではの主観的情報をバランスよく提供できているといいですね。
たまにあるのですが、有名なライターや著名な専門家が書いた記事で、専門性・信頼性は申し分ないけど、その人の意見・主観的な情報のみで構成されているケース。
例えば、あるグルメライターが、人気店の紹介記事を書いていたとします。
そこのお店はAという商品が有名な行列店ですが、取材したライターはAではなくBの商品が一押しで、記事ではBについてのみ言及されていた。
こういう記事は、先ほどの「ユーザーが欲しい情報に気づく察知力」が欠けており、客観性を無視していると思うので、あまり好きではないです。
ブログやコラムであればよいと思いますが、記事としては、ユーザーが注目するであろうAについて評価した上で、自身の専門性を活かした主観的な情報としてBを紹介するのが親切。
客観的にユーザーが知りたい情報と、執筆者(取材者/専門家)ならではの主観的情報をバランスよく提供できているといいですね。
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