「国民の決断アワード2017」を振り返って
今年の「国民の決断アワード」を振り返り、All About編集長の大塚は以下のようにコメントしました。
――大塚編集長
「今年は、さまざまな分野において、個人のリテラシーが注目されました。例えば健康部門では、ヘルス・リテラシーを取り上げましたが、「働き方改革」を自分事として捉え、取り組むというのも、ある意味ヘルス・リテラシーの向上といえると思います。マネーにおいても、電子決済が普及するということは、一種の金融リテラシーの向上と言えるでしょう。
制度疲弊が起き、国や企業に頼れなくなってきている中、消費者としても労働者としても、より「個」として自立することが必要となってきている、そう感じさせられるアワード結果になりました。
健康やマネーなどといった分野では特に、錯綜する様々な情報をうまく取捨選択し、適切に処理していくことが、自立につながるものではないでしょうか。」
来年以降の決断は?「国民の決断」未来予測編
ちなみに、今年の発表会では同じく5部門において、5年〜10年先におこる事象について「未来予測」としてまとめたものを紹介しました。
会場ではマネー・健康・キャリアの3部門についてガイドの皆さんに詳しく聞いてみました。
まずはマネー部門に関して矢野さんへ。
まずはマネー部門に関して矢野さんへ。
−「今度はケタ違い!?消費増税前の駆け込み需要」ということなんですが、今後どうなると思われますか?
――矢野さん
「車や住宅など高価格帯のものを買おうかと思っていた人は間違いなく増税前に購入すると思われます。あとは、家電を買い換えようとしている人に向けて、それを促すためのメーカーや小売店の戦略を目にするようになるでしょうね」
「車や住宅など高価格帯のものを買おうかと思っていた人は間違いなく増税前に購入すると思われます。あとは、家電を買い換えようとしている人に向けて、それを促すためのメーカーや小売店の戦略を目にするようになるでしょうね」
――大塚編集長「5%から8%に上がった2014年にも駆け込み需要はありました。8%から10%に上がる今度はその振り幅が大きくなるのではないかとも推測されています。この経済の動き、要チェックですね。」
次に健康部門です。森さんにうかがいます。
−「日本人は私だけ?医療現場のグローバル化」ということですが、これはどういうことなんでしょうか?
――森さん
「ここ最近の報道でご存知のとおり、診療報酬や介護報酬の改定などがなされ、少子高齢化を見据えた医療制度の持続可能性が問われています。病院はより地域密着型になりますが、そうするとローカル化では?となりますよね。実はそうではなく、グローバル化の流れを強く感じているのは、その地域における現場なんです。 日本では医療従事者が不足し、一方でメディカル・ツーリズムは流行。ワクチンは足りない状況で輸入頼りという、非常にカオスな状態の中で求められるのが、標準化なんですね。これからはグローバル化、つまり医療の標準化が進んでいくものと思われます」
最後にキャリアです。本日マネジメントガイドの大塚さんの代理として会場にお越しいただいた株式会社ワーク・ライフバランスの深掘さんにお伺いしました。
「ここ最近の報道でご存知のとおり、診療報酬や介護報酬の改定などがなされ、少子高齢化を見据えた医療制度の持続可能性が問われています。病院はより地域密着型になりますが、そうするとローカル化では?となりますよね。実はそうではなく、グローバル化の流れを強く感じているのは、その地域における現場なんです。 日本では医療従事者が不足し、一方でメディカル・ツーリズムは流行。ワクチンは足りない状況で輸入頼りという、非常にカオスな状態の中で求められるのが、標準化なんですね。これからはグローバル化、つまり医療の標準化が進んでいくものと思われます」
最後にキャリアです。本日マネジメントガイドの大塚さんの代理として会場にお越しいただいた株式会社ワーク・ライフバランスの深掘さんにお伺いしました。
−「ブラック企業は過去の遺物に 働きすぎでペナルティ」ということですが、ペナルティになってしまうんですか?
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