このように、オールアバウトのオーディエンスデータだけでも、反応データをみることで、実施したコミュニケーション施策のターゲットがズレていないか、コンテンツの妥当性を確認できるだけでなく、新たな顧客層やコミュニケーションの切り口を発見することができますが、これらのメディアが持つ行動履歴データに加え、企業が持つ購買履歴、CRM、SFAなどのアクションデータをCDPを基盤に一気通貫でつなげば、だれがどのような経緯で行動の変化を起こしたのかをより詳細に把握することができるようになります。企業が持つ消費者に対する知識と、メディアが持つ生活者の興味関心データをあわせて顧客を深く理解する。そのためにも企業とベンダー、メディアがオープンにデータをつなぐ市場の創造は、次世代のマーケテイングにとって必然だと考えています。
▼BBQコンロの事例の詳細は、以下の記事でも紹介しています。
自社だけでは生き残れない時代のAll Aboutが進めるデータエクスチェンジの未来(プラットフォーム開発部・中島) - About All About
月間3000万人の自社のユーザーデータのほか、提携メディアやNTTドコモのデータを掛け合わせる基盤としてオールアバウトが採用する「Arm Treasure Data eCDP」。その導入背景と、最新のコンテンツマーケティングへの活用事例を解説します。
■Arm Treasure Dataのネットワークの一員に。コンテンツマーケティングの共同提案で収益機会の拡大も。
―ほかに、「All About プライムアド CDPオプション」によりパブリッシャーが得られるメリットはありますか?
CDPの導入ハードルが高い要因のひとつでもありますが、導入コストに対し、ほんとに収益化できるのか?という疑問をもつパブリッシャーは多いと思います。その点については、「All About プライムアド CDPオプション」の利用に伴い参画いただく弊社のメディアアライアンスで、アドネットワークの収益向上が見込めるほか、オールアバウトと共同でコンテンツマーケティングを展開することができます。
また、Arm Treasure Data eCDPを利用する300社以上のネットワークの一員となるため、広告主やベンダーが希望すれば容易にデータエクスチェンジが可能です。このように収益機会を拡大しながらデータエクスチェンジを推進できる点も、導入ハードルを下げる要素となるのではないでしょうか。
また、Arm Treasure Data eCDPを利用する300社以上のネットワークの一員となるため、広告主やベンダーが希望すれば容易にデータエクスチェンジが可能です。このように収益機会を拡大しながらデータエクスチェンジを推進できる点も、導入ハードルを下げる要素となるのではないでしょうか。
―オールアバウトと共同でコンテンツマーケティングを提案するとは、具体的にどういうことですか?
オールアバウトでは、提携メディアと共同でコミュニケーションプランを企業に提案するという事を始めています。様々なメディアの力を統合して、より解像度高くユーザーを可視化し、広告主の課題を解決していこうという取り組みです。昨年は、調理家電メーカーさんの案件で、ママ向けに商品の認知をあげたいという与件に対し、30代、40代のママへのリーチに強みがあるオールアバウトと、20代、30代のママ、妊娠中の女性へのリーチに強みがある複数のメディア横断で、コミュニケーション施策を展開しています。
メディア同士が手を組み、最適なコミュニケーションプランを策定する基盤をつくる意味でも、優良なメディアと提携を推進していきたいと思っています。
メディア同士が手を組み、最適なコミュニケーションプランを策定する基盤をつくる意味でも、優良なメディアと提携を推進していきたいと思っています。
■パブリッシャーの広告配信を支援する「プライムアド ブースト配信」
―先月リリースを発表した、「プライムアド ブースト配信」は、コンテンツマーケティングプラットフォーム「プライムアド」の提携メディアネットワークを活用した商品の第1弾ということですね。
そうですね。現在提携メディアは約50媒体になりますが、当社の独自基準で選定した優良メディアのインフィード広告枠に対し、広告が配信できるプランになります。
―独自の基準とは、どういうものですか?
提携メディアは、「育児」「金融」「住宅」「暮らし」などの領域において、ユーザーの課題解決に役立つ一次情報を発信する信頼性の高いメディアで、ストレートニュースのみを扱うメディアや、一次情報を扱わないキュレーションメディア、掲示板など不特定多数のユーザーが書き込むCGMは提携メディアの候補から除外しています。このメディアネットワークを活用する「プライムアドブースト配信」では、総合情報サイト「All About」のユーザーだけでなく、広告主の商品・サービスと親和性が高く、潜在的ニーズがあると想定される提携メディアのユーザーにもリーチが可能となります。
さらに、1,300のテーマを横断した月間総利用者数2,500万人の興味関心事を把握する「All About」のオーディエンスデータを活用し、ターゲットの興味関心軸に沿って機械学習により自動で広告配信を最適化しています。インフィード広告枠は記事下または記事中に配置し、関連性の高いコンテンツを閲覧したユーザーに対して自然な形で接点を持つことが可能です。
さらに、1,300のテーマを横断した月間総利用者数2,500万人の興味関心事を把握する「All About」のオーディエンスデータを活用し、ターゲットの興味関心軸に沿って機械学習により自動で広告配信を最適化しています。インフィード広告枠は記事下または記事中に配置し、関連性の高いコンテンツを閲覧したユーザーに対して自然な形で接点を持つことが可能です。
―なるほど。良質なメディアへの配信と、AIによる配信最適化で、高い広告効果も見込めるわけですね。そのほかに、パブリッシャーが得られるメリットはありますか?
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