【後編】強いメンタルとパフォーマンスUPの秘訣は会社以外の“拠り所”を持つこと
今回から始まった新コーナー。就活生や、若手社員が抱える“働くことへの不安”や“仕事のモヤモヤ”を人事のミサトこと井上美里が先輩社員に聞きまくり! 後編では、木下くんが1年目に経験した新規事業の立ち上げから今に至るまで、いままでの仕事を通して辿り着いた「木下流」のメンタル維持やモチベーションを保つノウハウや、コミュニケーション術などを伺いました。
――前回の「就活~新人時代編」はこちらから
【前編】入社後すぐにぶつかった壁、乗り切るコツは“それっぽい”メンターとの出会い - About All About
今回から始まった新コーナー。就活生や、若手社員が抱える“働くことへの不安”や“仕事のモヤモヤ”を人事のミサトこと井上美里が先輩社員に聞きまくり、「仕事のリアル」について迫ります。
今回登場した社員のプロフィール 木下 豪 (きのした ごう) メディアビジネス本部 メディア企画部 東京大学大学院 総合文化研究科 広域科学専攻 修士課程修了後、2015年4月オールアバウトに新卒入社。入社後、新規事業開発に携わり、サービス設計、CRM、ユーザーリサーチなどを経験。現在は、メディア事業推進のため、データ解析などに従事。 |
■入社1年目で新規事業立ち上げを経験
入社して半年後、新規事業の立ち上げメンバーになったそうですが、1年目でいきなり新規事業立ち上げって、大変でした?
大変でした。そもそも経験が無いわけだから当然なんですけど。当時はP/Lの意味すらも知らなくて、とりあえず勉強しました(笑)。あと、今まで漠然と“企画がしたい”と思ってたんですけど、実際やってみてみないと分からなかったこともやっぱり多くて。事業を推進することの難しさとか、反対に醍醐味みたいなものとか、色々な経験をすることができました。
あとは、会社にいる意味というか、会社は個人プレーをする場所じゃなくて、チームプレーで何かを生み出す場所なんだなと。これまた当たり前なんですけど、そういう初歩的なことが体感として理解できたのは良かったです。
結局、そのサービスは1年でクローズという判断になってしまったんですけど、事業の意味とか、経験の大事さとか、根性は役に立たないけどド根性は役に立つとか、そういった、なんていうんでしょう、仕事をする上でのベースになる考え方を学べたことは、僕にとって、とても大きな財産になっていると思います。
あとは、会社にいる意味というか、会社は個人プレーをする場所じゃなくて、チームプレーで何かを生み出す場所なんだなと。これまた当たり前なんですけど、そういう初歩的なことが体感として理解できたのは良かったです。
結局、そのサービスは1年でクローズという判断になってしまったんですけど、事業の意味とか、経験の大事さとか、根性は役に立たないけどド根性は役に立つとか、そういった、なんていうんでしょう、仕事をする上でのベースになる考え方を学べたことは、僕にとって、とても大きな財産になっていると思います。
根性は役に立たないけどド根性は役に立つ……経験した人にしかわからない、深いフレーズですね……。事業を閉じたとき、ぶっちゃけ辞めたいとか思われなかったんですか?
辞めるかどうかも基準があって、僕の場合は「後で後悔しないかどうか?」ということをかなり自分に問います。確かに、事業が終わったときって、強制的に仕事から離れることになるので、一度フラットになるんです。そうすると、色々と自分の価値観がはっきりしてきたりもするんですよ。
なので、実際にそのタイミングで他社に転職したチームメンバーもいましたし、サービスのクローズが良くも悪くも色々な事の引き金になるというのは、そうだと思います。ただ、僕の場合はもっとこの会社でやってみたいこともあるなと。今のタイミングで辞めたら後悔するなと。そう思ったので、辞めようとはならなかったですね。
なので、実際にそのタイミングで他社に転職したチームメンバーもいましたし、サービスのクローズが良くも悪くも色々な事の引き金になるというのは、そうだと思います。ただ、僕の場合はもっとこの会社でやってみたいこともあるなと。今のタイミングで辞めたら後悔するなと。そう思ったので、辞めようとはならなかったですね。
後悔しないために仕事をやり切るためには、たくさんの壁にぶつかると思いますが、どのように解決されてきましたか?
そうですね、習慣としてあるのは、自分が何に困っているのか、まずは自分で考えることですね。とりあえず落ち着いて、5分くらいは考える。で、5分考えてわからなかったら1時間考えても分からないだろうから、諦めて、人に聞くなりググるなりしていく、という感じです。全くユニークな解決策ではないですね(笑)。
壁にぶつかった時に一旦落ち着いて考えるって意外と難しいと思います。そして自分の中で考え込むのではなく、5分で切り替えるということも日頃から意識していないとなかなか出来ないです。
ちなみに、木下さんが聞く相手はどういった方ですか?
聞く相手は、チームに限らず、部署、会社、社外だったらオールアバウトを卒業した先輩なんかにも聞きます。母親にもよく相談してますし、漫画読むのも映画観るのも僕的には聞いている感覚です(笑)。ただ、基本的にはダイレクトに答えを教わるというよりは、物事の“原理原則”や“考え方”を教えてもらうことが多いかな。
あと、壁をクリアするっていう視点でいうと、会社以外に“拠り所”をたくさん持つというのは、会社にコミットするためにすごく重要だなと。これも入社して半年くらいの時に思ったんですけど、ちゃんと“逃げ道”があるっていうのは、メンタルを良好な状態に保つために、とても重要なことだと思っています。
あと、壁をクリアするっていう視点でいうと、会社以外に“拠り所”をたくさん持つというのは、会社にコミットするためにすごく重要だなと。これも入社して半年くらいの時に思ったんですけど、ちゃんと“逃げ道”があるっていうのは、メンタルを良好な状態に保つために、とても重要なことだと思っています。
"拠り所"を持つことの重要さについては、私もとても共感します。後ほど詳しく聞かせてください。壁といえば、職場の人間関係で悩む人も多いと思うのですが、いかがでしょうか?
課題はたくさんあるんですけど、クヨクヨするみたいな意味でいうと、今は、全く悩んでないですね。僕の場合、会社での人間関係の悩みって、「相手に何かを求めていて、それを相手が満たしてくれない」と感じた時に起こるんですけど、この悩みってもう全く意味がないんですよ(笑)
というのも、これって煎じ詰めれば「あなたはなんで完璧じゃないんだ!」というクレームなんですよね。で、当たり前ですけど、完璧な人ってそもそもいないし、そんなふうに気が付いてからは、基本的に人間関係では悩んでないですね。
当然、自分がどう行動するかとか、周りをどう動かしていくかということは残りますけど、それは悩みじゃなくて課題だし。とはいえ、あまりに違和感があると、怒ることもあります(笑)。
というのも、これって煎じ詰めれば「あなたはなんで完璧じゃないんだ!」というクレームなんですよね。で、当たり前ですけど、完璧な人ってそもそもいないし、そんなふうに気が付いてからは、基本的に人間関係では悩んでないですね。
当然、自分がどう行動するかとか、周りをどう動かしていくかということは残りますけど、それは悩みじゃなくて課題だし。とはいえ、あまりに違和感があると、怒ることもあります(笑)。
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