――ルール変更以外でリモートワークを推進するための取り組みはありますか?
さきほどもお伝えしたコミュニケーション面での課題への対処のひとつとして、会議の質の向上に取り組んでいきたいと思っています。一口に会議と言っても、対面、ウェブそれぞれに適した会議があります。例えば、情報共有や数字の報告会などはウェブ。ブレストなどアイデアを出し合うミーティングや、新規の企画会議などは対面、といった感じでしょうか。
それぞれの会議をよりスムーズで実りのあるものとすべく、第2フェーズを機に、全ての会議室にウェブ会議用のスピーカーマイクを設置し、オフィス以外での会議室利用料やコーヒー代などを会社負担とすることにしました。これまで以上に柔軟に会議スタイルを選んでもらえたらと思っています。
それぞれの会議をよりスムーズで実りのあるものとすべく、第2フェーズを機に、全ての会議室にウェブ会議用のスピーカーマイクを設置し、オフィス以外での会議室利用料やコーヒー代などを会社負担とすることにしました。これまで以上に柔軟に会議スタイルを選んでもらえたらと思っています。
■リモートワークに対する経営陣の反応
以前の記事( https://about.allabout.co.jp/koto/180402_01 )では、様々な職種の社員にリモートワークを実践した感想を聞いてみましたが、経営陣はこの取り組みをどう思っているのでしょうか?
執行役員 メディアビジネス本部長の箕作さんに本音を聞いてみました。
執行役員 メディアビジネス本部長の箕作さんに本音を聞いてみました。
私自身は組織パフォーマンスUPのためのリモートワーク導入というよりも、弊社の働き方におけるキーワードであり、企業ビジョンにも密接に関係してくる「自立」をさらに推進する施策だと捉えています。
リモートワークでは、自ら選んだ時間や環境において成果を出すことが求められます。当然ながら、リモートワークをする事で部内の業務調整が必要になるし、時間管理への意識も高まる。そういった日頃の業務を見直すなかで、“そもそもこの働き方って正しいんだっけ?”、“もっとこういうやり方もあるんじゃないか?”と自分の常識を疑ってほしいですね。
会社という組織に属していると、出社しただけで仕事をした気になったりすることもあるではないでしょうか。特定の組織に依存しないスキルが、不確実な社会を生き抜く上で求められるいま、日常的に高いアウトプットを出せているか、自分に向き合ういい機会だと思います。
弊社も社員全員が高いレベルで「自立」できているかというと、まだまだそうではありません。また傾向として思考が会社の中だけに閉じがちな面もあります。自分で働き方をコントロールして外からインプットを得る時間をつくったり、スキルアップのために活用してほしいですね。
■最後に
ちなみに、オールアバウトは国や東京都が昨年から呼び掛けている「テレワーク・デイズ」の実施団体として今年から参加しました。7月23日(月)~7月27日(金)が対象期間だったのですが、私たち広報グループもその週のとある日、全員でリモートワークをしてみることに。
テレワーク・デイズ|働く、を変える日|2018.07.23 - 07.27
総務省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省、内閣官房、内閣府では、東京都及び経済団体と連携し、東京オリンピック・パラリンピック競技大会を契機とした働き方改革の国民運動を展開します。2020年東京オリンピックの開会式にあたる7月24日を「テレワーク・デイ」と位置づけ、交通機関が混雑する始業から10時半までの間、一斉テレワークの実施及び効果検証に参加いただける企業を募集しています。
それぞれ一人で完結できそうな企画書づくりや記事執筆をあえてこの日にまとめた事もあり、むしろ集中して作業を進めることができました(腰痛持ちのため、オフィスの椅子でないとやや心配だったのですが意外にも耐えられた)。夕方にはウェブ会議にもトライ。広報グループは3名ということもあってか、建設的な意見を交わすことができ、個人的にはコミュニケーション面での問題はほとんど無いと感じました。
また、連日地獄のような酷暑に見舞われる中、社員の健康管理という観点でも、夏場のリモートワークの積極利用が求められていくかもしれませんね。
また、連日地獄のような酷暑に見舞われる中、社員の健康管理という観点でも、夏場のリモートワークの積極利用が求められていくかもしれませんね。
私たちは他部署から相談を受けることが多いので、こういった気配りを
以上、オールアバウトにおけるリモートワークの取り組みをお伝えしましたが、会社の状況や人事ポリシーによって、その捉え方は様々かと思います。どういったルール設計が正解なのか、引き続き社員と向き合いながら模索していきます。
【最新版の社内向けリモートワークルールはこちらから】
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