■事業ハイライトと今後の取り組み:コンシューマサービス セグメント
2026年3月期第1四半期の事業ハイライト
次に、コンシューマサービスセグメントに移ります。コンシューマサービスセグメントは、売上高37億4,100万円で、こちらも前年同期比4億3,200万円、13.1%増と、非常に順調な滑り出しになっています。営業利益についても2億4,200万円と、前年同期比1億8,200万円、303.8%の増加となり、大幅に改善いたしました。売上高、営業利益ともに好調に推移した第1四半期となりました。
取扱高についても、前年の第1四半期はコロナ禍の影響が残存し、リアル回帰によってeコマース市場が少し厳しい状況でしたが、こちらも117億500万円と、前年同期比15億4,600万円、15.2%増で、大きく回復している点が特徴だと思います。
サンプル百貨店およびdショッピングの2つのサービスで事業を行っておりますが、これら両方とも2桁の増収で、粗利の構造が改善し、営業利益も大幅に増益となりました。このセグメントにおいても、広告宣伝費など戦略投資は積極的にかけておりますが、その中でもこの数字を出せているため、通期計画に対しても良好な進捗となりました。また、サンプル百貨店については、商品調達という常に課題となる部分がありますが、こちらも順調に推移しております。
取扱高についても、前年の第1四半期はコロナ禍の影響が残存し、リアル回帰によってeコマース市場が少し厳しい状況でしたが、こちらも117億500万円と、前年同期比15億4,600万円、15.2%増で、大きく回復している点が特徴だと思います。
サンプル百貨店およびdショッピングの2つのサービスで事業を行っておりますが、これら両方とも2桁の増収で、粗利の構造が改善し、営業利益も大幅に増益となりました。このセグメントにおいても、広告宣伝費など戦略投資は積極的にかけておりますが、その中でもこの数字を出せているため、通期計画に対しても良好な進捗となりました。また、サンプル百貨店については、商品調達という常に課題となる部分がありますが、こちらも順調に推移しております。
コンシューマサービスの売上高・営業利益推移
売上高、営業利益の四半期推移については、こちらのグラフの通りになりますので、ご参考までにご覧ください。
トライアルマーケティング&コマース事業
このセグメント、トライアルマーケティング&コマースの成長のための戦略マップがこちらになります。大きく3つのサービス群があります。トライアルマーケティングはサンプル百貨店を中心とした部分、コマースは資本業務提携先であるNTTドコモと共同運営させていただいている総合ショッピングサイト「dショッピング」が中心です。そして、その2つのセグメントでお取引させていただくメーカー様や出店者様のマーケティングをサポートするマーケティングソリューションです。これはイベント型のものや、資本業務提携を行っている日本テレビとの新たな形のテレビCM(これを「物納CM」と呼んでいます)、さまざまなマーケティングソリューションの3つのパートがございます。
当該期については、ドコモ経済圏への連携をさらに深めてまいりますし、商品の拡充もしっかりと取り組んでまいります。また、サービスも大きくなってまいりましたので、集客を強化していく必要があります。昨年からはじめておりますが、テレビCMによるサンプル百貨店の認知拡大、集客の底上げといった戦略も強化しております。
このように、さまざまなポイントにおいて、手を打ちはじめているところです。
集客の部分では、この7月から、サンプル百貨店について新たな取り組みとしてリアルでの生活者接点を強化するために、店舗開設をトライアルでスタートしております。イオンモール千葉ニュータウンに第1号店を出し、リアル店舗でお試し買いをしていただけるようになりました。この件については、また次回の決算発表でフォローさせていただければと思います。
当該期については、ドコモ経済圏への連携をさらに深めてまいりますし、商品の拡充もしっかりと取り組んでまいります。また、サービスも大きくなってまいりましたので、集客を強化していく必要があります。昨年からはじめておりますが、テレビCMによるサンプル百貨店の認知拡大、集客の底上げといった戦略も強化しております。
このように、さまざまなポイントにおいて、手を打ちはじめているところです。
集客の部分では、この7月から、サンプル百貨店について新たな取り組みとしてリアルでの生活者接点を強化するために、店舗開設をトライアルでスタートしております。イオンモール千葉ニュータウンに第1号店を出し、リアル店舗でお試し買いをしていただけるようになりました。この件については、また次回の決算発表でフォローさせていただければと思います。
■その他トピック
株式会社みらいバンクを子会社化(2025年5月26日)
次に、冒頭に申し上げた「みらいバンク」についてです。5月26日付でみらいバンクを子会社化し、経営陣や従業員については、そのままオールアバウトグループに入っていただいております。
※子会社の異動を伴う株式取得(子会社化)に関するお知らせ
みらいバンク社が何を行っている会社かと言いますと、基本的には銀行代理業です。住信SBIネット銀行様という親銀行のもとで、住信SBIネット銀行が提供している「BaaS」(Banking as a Service)の提携先として銀行代理業を行っております。
BaaSとは、さまざまな顧客接点を持つ企業が銀行業務を行っていくために必要な基盤を組み込める仕組みのことですが、みらいバンク社は、このBaaSの提携先として、金融商品仲介や銀行業務そのものをデジタル上で展開している会社でございます。
買収の背景ですが、もちろんオールアバウトグループとして将来的な事業収益につなげていくためですが、冒頭に申し上げた「ライフアセットマネジメント領域」の強化を目的としています。これは、人生の基盤を強化する領域ということで、大きく「お金」「健康」「キャリア・自己実現」「ホーム」の4つの領域を、テクノロジーを使った各種サービスでサポートすることを指します。特にこの中でもマネー系は重要視しており、オールアバウトメディア事業でも重点領域として、さまざまなソリューションを提供しようとしております。
このマネー領域における1つの強化ポイントとして活用できるということで、買収を決定いたしました。これによって、銀行代理業務ができるようになりますし、さまざまな金融商品の取扱資格も手に入れることができるということで、よい機会となりました。
まだまだグループインしたばかりで、これからPMI(買収後統合プロセス)を進めていくことになりますので、戦略的な取り組みについては来期以降になるかと思いますが、まずはご報告とさせていただきます。
※子会社の異動を伴う株式取得(子会社化)に関するお知らせ
みらいバンク社が何を行っている会社かと言いますと、基本的には銀行代理業です。住信SBIネット銀行様という親銀行のもとで、住信SBIネット銀行が提供している「BaaS」(Banking as a Service)の提携先として銀行代理業を行っております。
BaaSとは、さまざまな顧客接点を持つ企業が銀行業務を行っていくために必要な基盤を組み込める仕組みのことですが、みらいバンク社は、このBaaSの提携先として、金融商品仲介や銀行業務そのものをデジタル上で展開している会社でございます。
買収の背景ですが、もちろんオールアバウトグループとして将来的な事業収益につなげていくためですが、冒頭に申し上げた「ライフアセットマネジメント領域」の強化を目的としています。これは、人生の基盤を強化する領域ということで、大きく「お金」「健康」「キャリア・自己実現」「ホーム」の4つの領域を、テクノロジーを使った各種サービスでサポートすることを指します。特にこの中でもマネー系は重要視しており、オールアバウトメディア事業でも重点領域として、さまざまなソリューションを提供しようとしております。
このマネー領域における1つの強化ポイントとして活用できるということで、買収を決定いたしました。これによって、銀行代理業務ができるようになりますし、さまざまな金融商品の取扱資格も手に入れることができるということで、よい機会となりました。
まだまだグループインしたばかりで、これからPMI(買収後統合プロセス)を進めていくことになりますので、戦略的な取り組みについては来期以降になるかと思いますが、まずはご報告とさせていただきます。
■業績見通し
環境認識
それでは、最後に業績の見通しについてご説明いたします。我々が認識している事業を取り巻く環境については、前期と大きく変わっているものではありませんが、特に今年度は両セグメントにおいて、機会としても課題としても共通する「AIの台頭」がございます。これは業界全体、そして世の中全体に大きな進化を推進していくことになります。
当然、業務にAIを活用したり、我々が提供しているプロダクトにAIを組み込んでさらに事業を成長させていくことが重要です。例えば、マーケティングソリューションのPrimeAdにおいては、プラットフォーム上でやりとりされる非定型コミュニケーションデータや、さまざまなデータベースをAIにインプットすることで、人間よりも精度高く、素早く提案内容を作成できるようになります。このような進展がどんどん進んでいますので、こうした機会に両セグメントで取り組んでいくことが非常に重要になります。
一方で課題としては、セキュリティやコンテンツの信頼性をどう担保していくかという点です。これは両刃の剣となりますが、オールアバウトグループとしては、信頼性というものを非常に重要視し、事業のコアとしており、AI時代においてもより強いポジションになれるものと考えております。
その他、マーケット環境としては、マーケティングソリューションもコンシューマサービスも成長市場でございますので、そこにしっかりとグリップして、伸びていくことは可能だと思っております。
課題面としては、コンシューマサービスでいうと物流問題です。2024年問題の後に2030年問題と言われており、物流費の高騰や人手不足が予測されます。こういった課題もしっかりと捉えて取り組んでまいりたいと思います。先ほど申し上げたリアル店舗の展開は、こうした課題の一助にもなると考えております。
当然、業務にAIを活用したり、我々が提供しているプロダクトにAIを組み込んでさらに事業を成長させていくことが重要です。例えば、マーケティングソリューションのPrimeAdにおいては、プラットフォーム上でやりとりされる非定型コミュニケーションデータや、さまざまなデータベースをAIにインプットすることで、人間よりも精度高く、素早く提案内容を作成できるようになります。このような進展がどんどん進んでいますので、こうした機会に両セグメントで取り組んでいくことが非常に重要になります。
一方で課題としては、セキュリティやコンテンツの信頼性をどう担保していくかという点です。これは両刃の剣となりますが、オールアバウトグループとしては、信頼性というものを非常に重要視し、事業のコアとしており、AI時代においてもより強いポジションになれるものと考えております。
その他、マーケット環境としては、マーケティングソリューションもコンシューマサービスも成長市場でございますので、そこにしっかりとグリップして、伸びていくことは可能だと思っております。
課題面としては、コンシューマサービスでいうと物流問題です。2024年問題の後に2030年問題と言われており、物流費の高騰や人手不足が予測されます。こういった課題もしっかりと捉えて取り組んでまいりたいと思います。先ほど申し上げたリアル店舗の展開は、こうした課題の一助にもなると考えております。
将来の成長イメージ(取扱高)
このように成長市場の中で、しっかりと成長していけると考えております。冒頭にも申し上げましたが、取扱高1,000億円、売上高300億円、営業利益30億円という目標について、できるだけ早めに到達したいというイメージを持ちながら、推進してまいります。今後、指数関数的に角度を上げることによって、この数字を達成していきたいと考えております。
2026年3月期 業績予想:通期予想に対して良好な進捗
このような流れの中で、今期については、先日5月の決算発表時に開示させていただいた収益予測がこの数字となっております。この開示数字に対して、第1四半期の進捗は、売上高で24.9%増と非常に堅調に推移しております。営業利益や経常利益についても同様で、オールアバウトグループは例年、どちらかというと下期から伸ばしていく構造になっておりますので、第1四半期の数字としては、とてもよいスタートだと考えています。
配当につきましては、以前より申し上げております通り、その期の内容を判断した上で決めさせていただいておりますので、今のところ未定でございます。今期につきましても実施させていただくことになるとは思いますが、詳しくは期末に改めてご報告申し上げます。
冒頭に申し上げました通り、順調なスタートが切れていますので、さらなる成長に向けて第2四半期以降も頑張ってまいります。
本日は決算説明動画をご覧いただきましてありがとうございました。引き続きご支援ご指導をよろしくお願いいたします。
配当につきましては、以前より申し上げております通り、その期の内容を判断した上で決めさせていただいておりますので、今のところ未定でございます。今期につきましても実施させていただくことになるとは思いますが、詳しくは期末に改めてご報告申し上げます。
冒頭に申し上げました通り、順調なスタートが切れていますので、さらなる成長に向けて第2四半期以降も頑張ってまいります。
本日は決算説明動画をご覧いただきましてありがとうございました。引き続きご支援ご指導をよろしくお願いいたします。
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