このような(「サンプル百貨店」の収益)構造をもとに、上期の改善ポイントを少し整理いたします。上期においては、課題が4点ありました。
1点目は、先ほども申し上げましたが、大手取引先を中心に台風や地震等の自然災害による工場の操業停止や、そもそも物流が止まるなどの影響が出ていました。影響が出ていたのは主に、先ほどの新商品プロモーションと在庫ソリューションのところで、これらは、今の(収益構造の)中心でもあるところです。
2点目は、新たに取り組んでいる販売ソリューション強化ですが、この部分で人員増加を図っていますので、固定費を上げたというところです。
(今後の改善ポイントについて申し上げるので)ちょっと戻りますが、1点目の(自然災害による工場操業停止や物流停滞の影響の)ところですが(2018年)10月以降はほぼ回復しています。1点目については、売上面・利益面においても、戻ってきたかなというところです。自然災害はいつ起こるかわかりませんが、そのような状態で、下期のスタートは、数字が上がっています。
2点目は、意志として(人員等、体制の)強化をしていこうと思っていますので、これを強化した先には、また大きな新たな収益が積み上がっていくと思っています。
3点目は、宅配・配送費用の増加です。「サンプル百貨店」のトライアルマーケティングは、基本的に送料込みの値段設定にしています。この分は変動費になりますので、この1、2年はこの部分の圧力で、粗利が少し悪くなるという傾向があります。
ここは、お試し費用への見直しをして吸収していく部分と、規模の拡大によってオペレーションがどんどん複雑になるわけですが、そのあたりをより効率化して見直しをして、いわゆるサプライチェーンマネジメントの革新によって、全体のコストを効率化していこうということで、こなしていこうと思っています。
最後の4点目は、先ほど申し上げたように、販売チャネルとしては、他社チャネルもかなり(売上が)大きくなってまいりました。この上期で言うと、自社サイトと他社チャネルでは、他社チャネルの方が大きくなってきました。半々だったところが、だいたい40対60くらいになってきました。そちらは当然、他社チャネルにマージンが発生しますので、若干粗利率が落ちることになります。
このようなことが、収益的に変化のあるところです。全体の市場がまだまだ大きく伸びますので、基本的にはチャネル別のポートフォリオを最適化していくことをやりつつ、できるだけその影響を抑えながら、売上のグロスを飛躍的に大きくしていくということで、こなしていきたいと考えている次第です。この上期は、特に自然災害も含めて、そのあたりが重なって(影響が)出てしまいましたので、このような収益状況になりました。
以上がコンシューマーサービスセグメントのハイライトと、特にその中の「サンプル百貨店」の収益構造についてのご説明です。
通して申し上げましたが、上期につきましては、いろいろな要因がすべて重なってこのような状態になっています。下期は挽回していきたいと思っている次第です。
1点目は、先ほども申し上げましたが、大手取引先を中心に台風や地震等の自然災害による工場の操業停止や、そもそも物流が止まるなどの影響が出ていました。影響が出ていたのは主に、先ほどの新商品プロモーションと在庫ソリューションのところで、これらは、今の(収益構造の)中心でもあるところです。
2点目は、新たに取り組んでいる販売ソリューション強化ですが、この部分で人員増加を図っていますので、固定費を上げたというところです。
(今後の改善ポイントについて申し上げるので)ちょっと戻りますが、1点目の(自然災害による工場操業停止や物流停滞の影響の)ところですが(2018年)10月以降はほぼ回復しています。1点目については、売上面・利益面においても、戻ってきたかなというところです。自然災害はいつ起こるかわかりませんが、そのような状態で、下期のスタートは、数字が上がっています。
2点目は、意志として(人員等、体制の)強化をしていこうと思っていますので、これを強化した先には、また大きな新たな収益が積み上がっていくと思っています。
3点目は、宅配・配送費用の増加です。「サンプル百貨店」のトライアルマーケティングは、基本的に送料込みの値段設定にしています。この分は変動費になりますので、この1、2年はこの部分の圧力で、粗利が少し悪くなるという傾向があります。
ここは、お試し費用への見直しをして吸収していく部分と、規模の拡大によってオペレーションがどんどん複雑になるわけですが、そのあたりをより効率化して見直しをして、いわゆるサプライチェーンマネジメントの革新によって、全体のコストを効率化していこうということで、こなしていこうと思っています。
最後の4点目は、先ほど申し上げたように、販売チャネルとしては、他社チャネルもかなり(売上が)大きくなってまいりました。この上期で言うと、自社サイトと他社チャネルでは、他社チャネルの方が大きくなってきました。半々だったところが、だいたい40対60くらいになってきました。そちらは当然、他社チャネルにマージンが発生しますので、若干粗利率が落ちることになります。
このようなことが、収益的に変化のあるところです。全体の市場がまだまだ大きく伸びますので、基本的にはチャネル別のポートフォリオを最適化していくことをやりつつ、できるだけその影響を抑えながら、売上のグロスを飛躍的に大きくしていくということで、こなしていきたいと考えている次第です。この上期は、特に自然災害も含めて、そのあたりが重なって(影響が)出てしまいましたので、このような収益状況になりました。
以上がコンシューマーサービスセグメントのハイライトと、特にその中の「サンプル百貨店」の収益構造についてのご説明です。
通して申し上げましたが、上期につきましては、いろいろな要因がすべて重なってこのような状態になっています。下期は挽回していきたいと思っている次第です。
成長戦略における事業領域
今後の方向性ですが、セグメント別に、まだまだトライできていない部分……例えば、第3の柱の部分で言うとヘルスケア・ウェルネス分野などです。またオールアバウトグループとしては、個人の活躍の場所を増やしたいというビジョンがありますので、クラウド型の働く機会の提供などを、新たに追加していきたいことも含めまして、両セグメントで拡大を図っていきたいという考えは変わりません。
成長戦略を推進する上での注力ポイント
そうは言っても、まだ(現状の)主力の事業領域……「メディア広告&ソリューション」と「トライアルマーケティング&EC」ですが、もっとここの柱を太くするというのが、この2020年度に向けて、やっていかなくてはいけないことだと思っています。
先ほどセグメント別のハイライトでご説明申し上げたようなかたちで、いくつか(のポイントが)ありますが、成長の部分に対しての打ち手は進んでいますので、そこにしっかりと取り組んで成果につなげていくことが、2事業の柱を太くしていく部分だと思います。
さらに、そこに「非連続な成長」ということで、2020年度に向けて第3の柱を作っていくことにトライしています。このあたりは、形ができてきたときに、またご報告申し上げたいと思います。
トータルとして、弊社は、インターネットを中心とした生活者との接点の強さをベースにした事業展開をしています。「利用者のみなさまの接点の規模の飛躍的な拡大」と、テクノロジー進化とを合わせたデータ資産の拡大……このデータ資産がなければ、AIも動きません。
「データ資産(の強化)と利活用の拡大」。この部分をベースにして2本の柱を太くし、第3の柱を立ち上げるという方向は、変わっていないということになります。
特にこの中で、資本業務提携を行ったNTTドコモとの取り組みが、来期以降、まずは広告領域から新たに追加されていきますので、その部分も含めて成長を図っていきたいと考えている次第です。
先ほどセグメント別のハイライトでご説明申し上げたようなかたちで、いくつか(のポイントが)ありますが、成長の部分に対しての打ち手は進んでいますので、そこにしっかりと取り組んで成果につなげていくことが、2事業の柱を太くしていく部分だと思います。
さらに、そこに「非連続な成長」ということで、2020年度に向けて第3の柱を作っていくことにトライしています。このあたりは、形ができてきたときに、またご報告申し上げたいと思います。
トータルとして、弊社は、インターネットを中心とした生活者との接点の強さをベースにした事業展開をしています。「利用者のみなさまの接点の規模の飛躍的な拡大」と、テクノロジー進化とを合わせたデータ資産の拡大……このデータ資産がなければ、AIも動きません。
「データ資産(の強化)と利活用の拡大」。この部分をベースにして2本の柱を太くし、第3の柱を立ち上げるという方向は、変わっていないということになります。
特にこの中で、資本業務提携を行ったNTTドコモとの取り組みが、来期以降、まずは広告領域から新たに追加されていきますので、その部分も含めて成長を図っていきたいと考えている次第です。
現在の事業ステージと将来イメージ
こちらが(現在の事業ステージと)これからの成長イメージです。
売上が事業基盤の影響力の大きさを示していると考え、まずは今は売上の拡大にこだわっています。今回も売上は過去最高でしたが、2020年度に向けてさらに伸ばしていきながら、投資すべき(ところに)は投資して、機動的に利益も上げていくかたちで、成長していきたいと考えています。
売上が事業基盤の影響力の大きさを示していると考え、まずは今は売上の拡大にこだわっています。今回も売上は過去最高でしたが、2020年度に向けてさらに伸ばしていきながら、投資すべき(ところに)は投資して、機動的に利益も上げていくかたちで、成長していきたいと考えています。
【業績予想】平成31年3月期 業績予想/配当予想
(2018年)9月20日に発表していますが、期初に発表した業績予想を、上期の影響がありましたので、1回修正しています。
このように、下期につきましては前年下期比で増収・増益を見込んだ業績予想を出しています。
下期はしっかりと足場を固めながら、先ほど申し上げたようなかたちで来期・再来期、さらに成長できるようにしてまいりたいと思っています。
また、配当予想につきましては、弊社は安定配当はやっていませんので、期が締まってから都度判断させていただきます。
(ご参考までに申し上げると)配当性向は、毎年だいたい20パーセント程度を出させていただいているのと、株主優待も始めていますので、そのあたりも含めて、機動的に株主のみなさまへの還元も考えたいと思っています。
以上、上期決算の中身について、ご説明申し上げました。ここまでご清聴いただきまして、どうもありがとうございました。
このように、下期につきましては前年下期比で増収・増益を見込んだ業績予想を出しています。
下期はしっかりと足場を固めながら、先ほど申し上げたようなかたちで来期・再来期、さらに成長できるようにしてまいりたいと思っています。
また、配当予想につきましては、弊社は安定配当はやっていませんので、期が締まってから都度判断させていただきます。
(ご参考までに申し上げると)配当性向は、毎年だいたい20パーセント程度を出させていただいているのと、株主優待も始めていますので、そのあたりも含めて、機動的に株主のみなさまへの還元も考えたいと思っています。
以上、上期決算の中身について、ご説明申し上げました。ここまでご清聴いただきまして、どうもありがとうございました。
質疑応答:前年下期比増収増益の根拠は?
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