◆服部とのスピード感のあるやり取りで、読みやすい記事を
―もう一つの受賞の決め手として、横瀬さんの対応力、レスポンスの速さが挙げられています。服部と二人三脚で日々駆け抜けていただいていますが、弊社との仕事についてお聞かせください。
横瀬 すごくやりやすいです。キャッチボールもすぐ受け止めてくださる。
―どんなふうに?
服部 さっきのメモを共有いただくのもそうですが、記事案も日々の会話から生まれることが多いですよね。編集会議はメールのやりとりでするんですが、ほぼ雑談ですよね(笑)。
横瀬 服部さんは、細かいことも的確に拾ってくださる。アドバイスもわかりやすい。私は自分でわかっていることを書くので、初めて読む人がどこに引っかかるかが逆に自分ではわからないこともあります。そういうところを服部さんが指摘してくださるおかげで、「誰でもわかる読みやすい記事」と言って貰えるようになっているのかなと感じます。
―月に20本以上書くというと、情報収集のほかにも着画撮影も記事作成も大変だと思うのですが、どうやってこなしているのでしょうか。
横瀬 記事案を出してからしめるまで、3週間ちょっとくらい。大事なのはスケジュール管理です。先方の画像を送っていただくなど、時間がかかりそうなものは早めにやって、後は、ある程度イメージは作っておきます。
ライターってパソコンの前にいる時間が長くなりがちなんですが、あまり長すぎても、いい記事が書けない。ある程度イメージを付けて、短時間で一気に書くという感じですね。
◆ユーザーへの愛が、心を動かし、読まれる記事につながっている
―服部さんは、横瀬さんの記事についてどう感じているのか、改めて聞かせてください。
服部 書き手の気持ちが伝わる記事だなと思っています。やっつけ感が全然ないし、本当にお勧めしていることが読めばよくわかります。実際私自身も見事に心を動かされ(笑)、ピアスに、セーター、Tシャツなどを買ってしまいました
―なぜ、横瀬さんの記事は、気持ちが伝わるのでしょうか。
服部 ユーザーのことをとことん考えて書いているからじゃないですかね。メーカーのオフィシャルページにあるような一般的な情報をさらっと書いているのではなくて、一回横瀬さんの中で、消化してから書いているんですよね。アイテムだけでなくユーザへの愛も感じます。
横瀬 うれしい! ありがとうございます!
―もともとアパレル業界で活躍されていたのに、オールアバウトガイドになり、専門家として情報発信されるようになった背景を教えていただけますか。
横瀬 10代のころから、海外のファッション、カルチャー、英語などがすごく好きで、そういう仕事に就きたいという気持ちがものすごく強かったんです。それでアパレル業界に入り、店舗での接客から広報部でのプレス業務まで、いろいろ学ばせて頂きました。
アパレルって、極端な言い方をすれば、そのブランドの売り上げを立てるのがゴール。なので、実際にお店に立つこと、どうやったら売れるのか、ブランドがどんな仕組みで回っているのかを仕事を通して実際に体験したことは、財産になっていると思います。
ただ、ずっと接客をし続けたいというよりは、マーケティングなどの大きい部分にすごく興味があって。もともと本や写真、雑誌なども好きでしたし、ブランドの枠を超えてもう少し広がったところで、ファッションの良さ、楽しさを伝えられたら、と思っていた時に次のステップとして出会ったのがオールアバウトでした。
ただ、ずっと接客をし続けたいというよりは、マーケティングなどの大きい部分にすごく興味があって。もともと本や写真、雑誌なども好きでしたし、ブランドの枠を超えてもう少し広がったところで、ファッションの良さ、楽しさを伝えられたら、と思っていた時に次のステップとして出会ったのがオールアバウトでした。
―気持ちの伝わる記事にこだわっているのは、そんなお気持ちからだったんですね。横瀬さん自身、ファッションライターという立場で情報発信をしている上で気を付けていることを教えてください。
横瀬 まず、スピード感。一個人としてファッションを楽しむなら流行に流されず、好きな物をじっくり追求したいですが、ファッションライターとして多くの人に届けるという立場では、ファッションもウェブもどちらもスピードが速いことに越したことはないですね。
次に柔軟でいるということ。これもファッションもウェブもどちらも移り変わっていくもの。ファッションは趣味の要素もあり、自分の思い込みで固まってしまう危険がありますので、意識的にオープンでいるようにしています。そして、アンテナを張り続けること。ユーザーに合わせる部分もありますが、自分でもセンスを磨き続ける。両方のバランスを考えながらやっています。
次に柔軟でいるということ。これもファッションもウェブもどちらも移り変わっていくもの。ファッションは趣味の要素もあり、自分の思い込みで固まってしまう危険がありますので、意識的にオープンでいるようにしています。そして、アンテナを張り続けること。ユーザーに合わせる部分もありますが、自分でもセンスを磨き続ける。両方のバランスを考えながらやっています。
◆ファッションの楽しさを伝えるポジティブガイドになっていきたい
―今後活動を通して目指したいことを教えてください。
横瀬 今やっていることは、ずっと続けてやって行きたいです。今後は、自分が好きな海外のブランドにも積極的にかかわっていきたいなと思っています。
ファッションって単純明快。ちょっとモヤモヤしていたり、疲れているときでも、かわいい、ステキなものを身に着けたら誰でも一瞬で元気になれますよね。
毎日楽しく生きていくために、ファッションを賢く使ってほしい。だから、ネガティブな批評や、趣味の押し付けではなくて、「こうすると着やすいですよ」と言ったアドバイスで、ファッションの良さを伝えるポジティブなガイドになっていけたらと思っています。
ファッションって単純明快。ちょっとモヤモヤしていたり、疲れているときでも、かわいい、ステキなものを身に着けたら誰でも一瞬で元気になれますよね。
毎日楽しく生きていくために、ファッションを賢く使ってほしい。だから、ネガティブな批評や、趣味の押し付けではなくて、「こうすると着やすいですよ」と言ったアドバイスで、ファッションの良さを伝えるポジティブなガイドになっていけたらと思っています。
今日はいいお話をたくさんありがとうございました!
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