ここからは少し掘り下げて、セグメント別にご説明します。まずは、マーケティングソリューションセグメントから申し上げます。
マーケティングソリューションセグメントの売上高と営業損益の、四半期別推移です。左側が売上高、右側が営業利益です。
2017年度上期は、特に高粗利率であるプログラマティック広告や、「All About」以外のところでコンテンツ販売を行って入ってくる収益や、ご提供させていただいたコンテンツをもとに、他のサイトが広告ビジネスを行って、その売上がシェアされる収益が非常に好調だったのですが、今期はその部分が苦戦いたしまして、減収減益となっています。
マーケティングソリューションセグメントの売上高と営業損益の、四半期別推移です。左側が売上高、右側が営業利益です。
2017年度上期は、特に高粗利率であるプログラマティック広告や、「All About」以外のところでコンテンツ販売を行って入ってくる収益や、ご提供させていただいたコンテンツをもとに、他のサイトが広告ビジネスを行って、その売上がシェアされる収益が非常に好調だったのですが、今期はその部分が苦戦いたしまして、減収減益となっています。
マーケティングソリューションの営業費用の明細推移(四半期)
営業費用の、四半期ごとの明細推移です。
業務拡大に伴いまして、メディア開発や人材採用など(への投資が増加して、グラフの)一番下の部分の固定費が、若干増加しています。
また、このセグメントには、オールアバウトナビ社があります。こちらは、オールアバウトグループの中でSNSや動画分野を担っている戦略子会社です。こちらも、広告メディア業界全体が動画にシフトしている中、今期はいろいろと積極的に投資をしています。特に動画メディアのコンテンツを強化していくことによって、費用が増えた部分が反映されています。
業務拡大に伴いまして、メディア開発や人材採用など(への投資が増加して、グラフの)一番下の部分の固定費が、若干増加しています。
また、このセグメントには、オールアバウトナビ社があります。こちらは、オールアバウトグループの中でSNSや動画分野を担っている戦略子会社です。こちらも、広告メディア業界全体が動画にシフトしている中、今期はいろいろと積極的に投資をしています。特に動画メディアのコンテンツを強化していくことによって、費用が増えた部分が反映されています。
マーケティングソリューションの主要トピックス
マーケティングソリューションの主要トピックスを、4点申し上げます。
今年(2018年)の5月の決算発表の時に発表していますが、NTTドコモとの資本業務提携を行っています。この資本業務提携により、いろいろな面で成長を図っていくことを考えています。
その中でまずは、弊社が持っているデータ資産にNTTドコモのデータ資産を組み合わせて、広告ビジネスを伸長させていく準備が進んだ上期でした。
2番目は、ソーシャルメディア系のオールアバウトナビ社の、SNSでの影響規模が拡大しました。
3番目は、同じくオールアバウトナビ社の動画制作体制が強化されました。
4番目は、一昨年(2016年)に資本業務提携を発表させていただきました、日本テレビとの動画関連の取り組みも進んでいます。
このようなところが、トピックスになっています。
今年(2018年)の5月の決算発表の時に発表していますが、NTTドコモとの資本業務提携を行っています。この資本業務提携により、いろいろな面で成長を図っていくことを考えています。
その中でまずは、弊社が持っているデータ資産にNTTドコモのデータ資産を組み合わせて、広告ビジネスを伸長させていく準備が進んだ上期でした。
2番目は、ソーシャルメディア系のオールアバウトナビ社の、SNSでの影響規模が拡大しました。
3番目は、同じくオールアバウトナビ社の動画制作体制が強化されました。
4番目は、一昨年(2016年)に資本業務提携を発表させていただきました、日本テレビとの動画関連の取り組みも進んでいます。
このようなところが、トピックスになっています。
マーケティングソリューションのハイライト①
1つずつ、ご説明をしたいと思います。
まず、本年(2018年)5月に資本業務提携を発表しました、NTTドコモとの取り組みですが、2つのポイントがあります。1つは、データ資産の強化。もう1つは、ユーザーとの接点拡大。この2つを、弊社が今まで持っている資産に加えて、飛躍的に大きくしていき、今後の事業成長を図るということです。
ここでご説明しているのは、データの部分です。
オールアバウトが持っているのは、月間利用者約2,500万人の閲覧行動データです。その方が、「今どのような分野に興味を持って、どんなコンテンツを閲覧しているのか」というニーズを把握することが可能です。
「All About」は誰でも使えるオープンなメディアですので、ユーザーをブラウザで特定はできるのですが、一方で、「年齢」「性別」など、そのような個人(の属性)を把握することはできません。
そこに対して、約6,500万人いらっしゃるNTTドコモの契約者データの中で、利用許諾がとれているお客さまもかなりの数いらっしゃいます。そのようなデータとマッチングいたしまして、より個人データを含めたターゲッティングができる体制を作るということです。さらに、広告主のみなさまが持っているデータが(スライド右上の)紺色のところです。これ以外に、第三者機関が保有するデータがあります。
もう1つは、オールアバウト自身のトライといたしまして、良質なメディアのネットワークを広げていくことをやっています。そのような提携メディアの行動データも合わせていくことで、日本において、かなり有数の大きさになるデータ資産を整備しています。
これを「All About CDP(Customer Data Platform)」と申し上げています。今期はNTTドコモとの取り組みによって、これを大きく進めていまして、徐々にデータの整理ができてきています。12月に向けて、データ連携の第1弾の整理が終わる予定でして、来年(2019年)の1月以降実験していきます。来期以降の広告販売につなげていく準備が進んだ上期でした。
これにより、広告ビジネスの取引社数の増加や、出稿単価の向上を図ってまいります。また、この図では申し上げていない、利用者へのリーチ拡大に関する事業展開が上乗せされていくことも見込まれ、事業拡大の準備が進んでいるということです。
まず、本年(2018年)5月に資本業務提携を発表しました、NTTドコモとの取り組みですが、2つのポイントがあります。1つは、データ資産の強化。もう1つは、ユーザーとの接点拡大。この2つを、弊社が今まで持っている資産に加えて、飛躍的に大きくしていき、今後の事業成長を図るということです。
ここでご説明しているのは、データの部分です。
オールアバウトが持っているのは、月間利用者約2,500万人の閲覧行動データです。その方が、「今どのような分野に興味を持って、どんなコンテンツを閲覧しているのか」というニーズを把握することが可能です。
「All About」は誰でも使えるオープンなメディアですので、ユーザーをブラウザで特定はできるのですが、一方で、「年齢」「性別」など、そのような個人(の属性)を把握することはできません。
そこに対して、約6,500万人いらっしゃるNTTドコモの契約者データの中で、利用許諾がとれているお客さまもかなりの数いらっしゃいます。そのようなデータとマッチングいたしまして、より個人データを含めたターゲッティングができる体制を作るということです。さらに、広告主のみなさまが持っているデータが(スライド右上の)紺色のところです。これ以外に、第三者機関が保有するデータがあります。
もう1つは、オールアバウト自身のトライといたしまして、良質なメディアのネットワークを広げていくことをやっています。そのような提携メディアの行動データも合わせていくことで、日本において、かなり有数の大きさになるデータ資産を整備しています。
これを「All About CDP(Customer Data Platform)」と申し上げています。今期はNTTドコモとの取り組みによって、これを大きく進めていまして、徐々にデータの整理ができてきています。12月に向けて、データ連携の第1弾の整理が終わる予定でして、来年(2019年)の1月以降実験していきます。来期以降の広告販売につなげていく準備が進んだ上期でした。
これにより、広告ビジネスの取引社数の増加や、出稿単価の向上を図ってまいります。また、この図では申し上げていない、利用者へのリーチ拡大に関する事業展開が上乗せされていくことも見込まれ、事業拡大の準備が進んでいるということです。
マーケティングソリューションのハイライト②
2点目です。今度は、ソーシャルメディア関連です。
オールアバウトナビが保有している、ソーシャルメディア上での利用者への影響力です。もともと、ここはFacebookにおいて非常に大きな影響力を持っている会社でしたが、ソーシャルメディアは他にもいくつかありまして、例えばInstagramやTwitterです。この部分を含めて、多種多様なソーシャルメディアで、オープンプラットフォームを作っていくことを目指しています。
この上期につきましては、1つの目標であった(オールアバウトナビの)関連SNSフォロワーが1,000万人を突破する規模になっています。ソーシャルメディアの影響基盤として、かなり大きなものが整ってきた期です。
この中でも、1つトピックがあります。デジタルガレージ社が保有をしていた、「Twitterをこうやって使ったら、便利なんだよ」という、かなり歴史のあるTwitterのナビゲーションサイトの「ツイナビ」があります。多くのフォロワーを抱えていますが、(2018年)9月1日に事業を譲り受けていまして、この期間(上期)に追加しています。今後は、Twitter・Instagram(のフォロワー)をより増やしていって、この影響基盤を大きくしていきたいと思っています。
オールアバウト社の「All About」というメディアは、ユーザーが何かしたいときに、調べにくる場所としての価値が大きいサイトです。それに対しオールアバウトナビ社のSNS基盤は、どちらかと言うとこちらからのプッシュ型……テレビに近いユーザー接点を強化していく部分ですので、プル型とプッシュ型の両面で、グループとしてメディアビジネスを強化していく方針です。
オールアバウトナビが保有している、ソーシャルメディア上での利用者への影響力です。もともと、ここはFacebookにおいて非常に大きな影響力を持っている会社でしたが、ソーシャルメディアは他にもいくつかありまして、例えばInstagramやTwitterです。この部分を含めて、多種多様なソーシャルメディアで、オープンプラットフォームを作っていくことを目指しています。
この上期につきましては、1つの目標であった(オールアバウトナビの)関連SNSフォロワーが1,000万人を突破する規模になっています。ソーシャルメディアの影響基盤として、かなり大きなものが整ってきた期です。
この中でも、1つトピックがあります。デジタルガレージ社が保有をしていた、「Twitterをこうやって使ったら、便利なんだよ」という、かなり歴史のあるTwitterのナビゲーションサイトの「ツイナビ」があります。多くのフォロワーを抱えていますが、(2018年)9月1日に事業を譲り受けていまして、この期間(上期)に追加しています。今後は、Twitter・Instagram(のフォロワー)をより増やしていって、この影響基盤を大きくしていきたいと思っています。
オールアバウト社の「All About」というメディアは、ユーザーが何かしたいときに、調べにくる場所としての価値が大きいサイトです。それに対しオールアバウトナビ社のSNS基盤は、どちらかと言うとこちらからのプッシュ型……テレビに近いユーザー接点を強化していく部分ですので、プル型とプッシュ型の両面で、グループとしてメディアビジネスを強化していく方針です。
マーケティングソリューションのハイライト③
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