■時間を有効に使うために、ネットサービスは賢く使う
――川崎さんはネットワークを介したサービスについても、フットワーク軽くいろいろ試されていますよね。
川崎 ネットを使った方が断然便利ですよね。うちまで届けてくれますし。
そもそも出歩く時間ももったいない。うちは郊外なんで出掛けるとなれば車ですから、ガソリン代もかかりますし事故のリスクもありますよね。うちにいて完結できるものは、できるだけ完結させたいんです。そうして捻出した時間で、自分の好きなことをしたかった。
おそらく5、6年前だと思うんですが、子供も大きくなって手がかからなくなり、自分の時間が確保できる……というときに初めて時短を意識したのだと思います。
読書とウォーキングが好きなので、その時間を確保したい。本はあまり買わずに図書館で借りる派なので、2週間で返さなければいけないという時間的制約もある。どれだけ自分の好きに使える時間があるか。そのためにどの時間を削れるか。そう考えていったら、やはりネットサービスは便利ですし活用したい筆頭ですよね。
読書とウォーキングが好きなので、その時間を確保したい。本はあまり買わずに図書館で借りる派なので、2週間で返さなければいけないという時間的制約もある。どれだけ自分の好きに使える時間があるか。そのためにどの時間を削れるか。そう考えていったら、やはりネットサービスは便利ですし活用したい筆頭ですよね。
■日本一高い山は誰でも答えられる。1番になる重み
――ここまで伺っていて、とてもエネルギッシュに日々を過ごされているなという印象を持ちました。川崎さんは「イチオシ」記事の執筆数も、また提案数も多いと聞いていますが、その行動力の源泉はどこにあるのでしょうか。
川崎 1番になりたいんですよ(笑)日本一高い山は誰でも答えられるけれども、2番目に高い山を答えられる人はあまりいませんよね。それぐらい1番というのは重要なことだと思っています。でも、「イチオシ」の記事を書き始めた当初は、どうしたら「イチオシ」で1番になれるのかわかりませんでした。こうした賞があるのも知りませんでしたし、書いた本数で評価されるのか、アクセス数なのか、しかもそうしたデータがすぐに私の手元に来るわけでもないので、読者からの手ごたえをつかみづらかった。
しかし今回、このように賞をいただくことができて、ようやく「イチオシ」で1番になれたかな、と実感できて嬉しいですね。
しかし今回、このように賞をいただくことができて、ようやく「イチオシ」で1番になれたかな、と実感できて嬉しいですね。
■専門分野に寄せて紹介することで増す納得感
――そもそもの「イチオシ」のスタンスについて、高橋さん、解説をお願いします。
高橋 「イチオシ」は昨年の7月頃にスタートしました。これまでのAll Aboutの記事は、ガイドの皆さまに担当テーマ(専門分野)に限定して記事を執筆頂いていましたが、イチオシでは、担当テーマに加え、専門性の周辺領域に広げて記事をご執筆頂いています。
例えば、フリマアプリガイドの川崎さんが、イチオシのフリマアプリを紹介するのは、担当テーマ直球の従来型の記事です。
一方、フリマで洋服を高く売るために、洋服の状態をよく見せるための洗剤を紹介する、という内容の記事が周辺領域の記事に該当します。 ユーザーに、イチオシを通してガイドの皆さまの魅力を様々な角度から知って頂きたいという思いから、このような新たな取組みを行っています。
一方、フリマで洋服を高く売るために、洋服の状態をよく見せるための洗剤を紹介する、という内容の記事が周辺領域の記事に該当します。 ユーザーに、イチオシを通してガイドの皆さまの魅力を様々な角度から知って頂きたいという思いから、このような新たな取組みを行っています。
川崎 おすすめしたい商品はたくさんあるんですよ。それらを、フリマ、時短、デスクワークなど私の専門分野にいかに寄せていけるか、そこがこれからの勝負ですね。
高橋 川崎さんの記事も、担当テーマの周辺領域のイチオシ記事で閲覧数、送客率ともに高いものが多いんですよ。「フリマアプリ・ネットオークション」ガイドである川崎さんがすすめる商品だということが、大きな吸引力になっていることを感じますね。
■株式投資ガイドからフリマアプリ・ネットオークションガイドへ
――改めて、川崎さんがガイドになられたきっかけについて教えてください。
川崎 2008年にガイドになっているんですが、当時は株式投資のガイドだったんです。当時からマネー領域は激戦区で。この領域で生き残ることができないんじゃないか、そんな焦りを感じていた2013年にちょうどネットオークションのガイド募集を見つけたんです。
ネットオークションは2004年からやっていましたから、ノウハウは持っていました。またちょうどその当時、ヤフオクで「リユースジャパンプロジェクト」という企画が立ち上がり、そこに協力を請われたり、メディアにも出るようになったりしていたので、タイミング的にもちょうど良かったんですね。すぐさま担当の方に連絡を取ったところ、スムーズに領域を変更することができました。
ネットオークションは2004年からやっていましたから、ノウハウは持っていました。またちょうどその当時、ヤフオクで「リユースジャパンプロジェクト」という企画が立ち上がり、そこに協力を請われたり、メディアにも出るようになったりしていたので、タイミング的にもちょうど良かったんですね。すぐさま担当の方に連絡を取ったところ、スムーズに領域を変更することができました。
■自分の経験から書くことの説得力を大切に
――ガイドとして活躍する上で重要だと思うこと、大切にしていることは何でしょうか。
川崎 自分の経験から書く、ということですね。まずは出品してみる。売れなかったら売れなかった経験を、失礼なコメントが来たらその経験を書くようにしています。
そして、儲けが100円にしかならなかったとしても出品してみる。とにかく何でもやってみて書く。経験しているからこその説得力があると思います。
昔は「こんな変わったものでも売れる」などの意外性の高いノウハウ的な記事が喜ばれました。たとえば、トイレットペーパーの芯(子どもの工作に使いたい親が購入)や、使いかけの化粧品などですね。今読まれる記事は、レンタル感覚でものを買い、ものをうまくサイクルさせて、どう快適に暮らしていくか、ライフスタイルの提案が求められているように思います。
持ち続けることが美徳だった時代から、使わないなら他の人に使ってもらった方がいいというシェアの時代に変わってきました。そんな中で、フリマアプリとネットオークションの役割も変遷しつつあるのだと思います。
昔は「こんな変わったものでも売れる」などの意外性の高いノウハウ的な記事が喜ばれました。たとえば、トイレットペーパーの芯(子どもの工作に使いたい親が購入)や、使いかけの化粧品などですね。今読まれる記事は、レンタル感覚でものを買い、ものをうまくサイクルさせて、どう快適に暮らしていくか、ライフスタイルの提案が求められているように思います。
持ち続けることが美徳だった時代から、使わないなら他の人に使ってもらった方がいいというシェアの時代に変わってきました。そんな中で、フリマアプリとネットオークションの役割も変遷しつつあるのだと思います。
――最後に、川崎さんの今後の目標を教えてください。
川崎 「マツコの知らない世界」に出てみたいですね。ヤフオクの世界、メルカリの世界などをプレゼンしてみたいです。
Rankingランキング
- MONTH
- WEEK