■人生の目的を遂行するための、健康であり、お金であり、恋である
(広報・柏原)――先生は多忙な中、書籍もたくさん書かれていますね。その書籍も、小難しいことではなく、脳の仕組みを説きながらモテるとはどういうことか、お金を貯めるにはどうしたらよいかと書かれているので、とてもわかりやすいです。
ありがとうございます。
(広報・柏原)――「予想医学」とは一見関係ないように感じますが、どうしてこういった本を書かれているのでしょう?
根底では全部つながっているんですよ。僕のライフワークで一貫しているのは、その人が人生の目的を遂行するためにできることを広く伝えたいということ。お金を増やすのは、目的じゃなくて、「人生の目的」を叶えるための「手段」ですからね。健康を説くのも、人生の目的に向かって進むために必要だから。
(広報・柏原)――そうかあ。実は僕、「頭の中の貧乏神を追い出す方法」を読んだら、ビンボー脳があてはまりすぎてグサグサきちゃったんです。そもそもビンボー脳ってどういうことなんでしょうか?
今はモノを売るために世の中が回っていますから、そういうものに踊らされちゃダメということ。踊らされることをビンボー神と表現しましたけれど。悪魔のささやきを少し疑えということです。
(広報・柏原)――僕、実はブランド物の洋服をついつい買ってしまうんですが、自分の中では、誰かに認められたいという気持ちはなくって。もともとファッションとかアートが好きだから自分自身を高めていると言い訳をしているんですが……。
いいじゃないですか! それは素晴らしい。
(広報・柏原)――え。ビンボー神じゃない?
ブランドの服を自分の信念で買っているならビンボー神じゃないんですよ。「これ似合いますよ」と店員に勧められて買っていたら、それはビンボー神に操作されている。自分の気持ちに素直になって、俺の生き方はこうなんだという軸があれば、それは、あなたにとって必要なものなんです。
(広報・柏原)――お墨付きをもらったから、また買っちゃいそうです(笑)
自分で考えて、自分の人生に必要なものを買いなさいということですよ。
頭の中の貧乏神を追い出す方法 世界一役に立つお金の授業 | 菅原 道仁 | Amazon
まだギリギリ間に合う! 電子マネー社会になる前に、
ビンボー脳をリッチ脳に変えよう!
(広報・柏原)――最新の著書である「モテと非モテの脳科学」では、同じくAll Aboutガイド(男の夜遊び)である山田ゴメスさんと、恋愛について書かれていますけれど、僕も39歳なのに、いまだにモテたいと思っちゃうんですよねえ(溜息)。
いいじゃないですか。我々が一番「俺ってすごいな」と思えるのは、意外と他人の評価、つまり相対的な評価なんです。女の子から「ワー」「キャー」と言われたいのは、自分を高める上で悪いことではありません。
(広報・柏原)――そ、そうですか(汗)。
ただ、それは自分のほうが優位でありたいというマウントの裏返しでもある。だからこのマウント感覚が手放せれば、もっと幸せになれますよ。
(広報・柏原)――そのためにはどうしたらいいんでしょうか?
ブランドの服が好きならそこに突き進んでいれば、結果「ステキ」と言ってくれる人がどこかにいるかもしれない。でも女の子が喜びそうだからブランド服を着るというのではダメですよ。まずは、本当に自分がブランド服を好きなのか、自問自答してみることかな。
(広報・柏原)――わー。どうなんだろう。わからなくなってきた。
モテと非モテの脳科学 - おじさんの恋心はなぜ報われないのか - (ワニブックスPLUS新書) | 山田 ゴメス, 菅原 道仁 | Amazon
気鋭のイケメン脳神経外科医(40代)と、いくつになってもモテたいライター(50代)が、「モテ」と「非モテ」の間になにがあるのかを徹底的に研究。
読めば、どんな人でも「希望」がわいてくる、笑えて役に立つ恋愛指南書。
■脳みそはだまされやすい。だから、情報に踊らされず、しっかりと考える時間をもつべし
(広報・柏原)――ところで、All Aboutガイドになったきっかけは、なんでしょうか?
仕事の関係で少し時間があったときに、どうやったら病気にならない方法を、もっと広く伝えられるかなあと考えていたんです。ちょうどそこにAll Aboutガイド募集の記事を見つけたんです。
(広報・柏原)――ガイドになってみていかがでしたか?
発信力があるところでコラムを書かせてもらえて、光栄でした。昔書いた記事が今でも読まれていると聞くと、それは自分が今までやってきたことの証だと思うし、それで病気にならない人が一人でも二人でもいたらうれしいですよ。
(広報・柏原)――先生には、医療系の記事を書いていただいていますが、昨今フェイクニュースなどの問題が世間を騒がせたこともありました。生活者のネットへの向き合い方についてアドバイスがあれば、お願いします。
我々の脳みそって、だまされやすいんです。だから情報に踊らされやすいという性質があります。異なるルートで同じ情報に3回触れたら真実だと信じてしまうんですよ。A君とBちゃんが付き合っているという話を3人に聞くと、大体信じる。心理学的にもそうなんですよ。
ネットの普及により、噂話が世界規模になっているのが現代。だから情報のソースはどこなのかちゃんと考えていかないといけない。それからもうひとつ。みんなもっと自分の頭で考えなくちゃ。
ネットの普及により、噂話が世界規模になっているのが現代。だから情報のソースはどこなのかちゃんと考えていかないといけない。それからもうひとつ。みんなもっと自分の頭で考えなくちゃ。
(広報・柏原)――SNSを見てるだけでタイムラインにどんどん情報が入ってくるのは便利ですからねえ。
便利な世の中になりすぎていると感じます。僕は、最近スマホを夜はオフにしていますよ。情報をうのみにするんじゃなくて、どういう意味であのニュースを配信したのかな? この記者はどういうことを考えているのかな? この情報のソースはなにかな? ということを考える時間に充てているんです。
(広報・柏原)――ああ。確かにそれは大事かも。自分自身、情報の海に漂って、時間が浪費されていると感じることもあります。ちょっと、心がけてみよう。ところで今後、先生は発信していきたいことはありますか?
うつになる人も多いので、そこに手を差し伸べてあげられたらと思っていますね。
(広報・柏原)――あのー。今度、モテる男になるための相談を個別にお願いしたいです!
それは特別料金で!(笑)
文:宗像 陽子
■これまでの「ガイドと●●シリーズ」はこちらから
Back Number
Rankingランキング
- MONTH
- WEEK