安田: この時期からたっぷりと日焼け止め塗りますからね……。白い衣類と日焼け止めの組合せには気を付けますっ! あとは、漂白剤は色柄ものもOKなんでしょうか?
神崎さん: 漂白成分は以下に分類され、左から順番に漂白力も強くなります。
酸素系 → 還元系 → 塩素系
還元系と塩素系は基本的には、白色の衣類限定で使いましょう。色柄ものは酸素系をつかっておけば問題無いです。ただ、いくら酸素系でも原液のまま衣類をつけるのはNG。薄めて使って下さい。
神崎さん: 漂白成分は以下に分類され、左から順番に漂白力も強くなります。
還元系と塩素系は基本的には、白色の衣類限定で使いましょう。色柄ものは酸素系をつかっておけば問題無いです。ただ、いくら酸素系でも原液のまま衣類をつけるのはNG。薄めて使って下さい。
広報メンバーがおうちで実際やってみた 使うのは、洗っても落ちない2年分の皮脂・ドロ汚れが蓄積された子どもの部活Tシャツ。久しぶりに出したら全体的に黄ばんでる(泣) 汚れのひどい箇所には、神崎さん伝授の部分漂白をしてからぬるま湯に 洗濯ハカセのワンポイント この時点でほとんど落ちると思いますが、落ち方が薄ければ、ぬるま湯を取り替えて、再度粉酸素系漂白剤を溶いてあらためて同じ時間つけおきしましょう。 そして…… こんなにキレイに!! |
安田:
襟袖汚れ用洗剤など、とにかく便利なオールイン洗剤を買ってみては試してもキレイにならなかったこのシャツが......。こんなにキレイになりました~! 感動……。ハカセほんとすごいな。
神崎さん:それは良かった!
神崎さん:それは良かった!
■その2:衣替え時期のしまい方のポイント
安田:
5~6月かけては衣替えシーズンですが、コート・アウター類、ニット類など冬物のしまい方のポイントを教えてください。
洗濯ハカセのワンポイント
・コートやアウター類ニット類は基本的に洗ってからしまうこと
・防虫剤を置く場所は衣類の一番上
・シャツ類を次の季節に黄ばませないためには、しっかり洗ってクエン酸で対策を
・コートやアウター類ニット類は基本的に洗ってからしまうこと
・防虫剤を置く場所は衣類の一番上
・シャツ類を次の季節に黄ばませないためには、しっかり洗ってクエン酸で対策を
神崎さん: コートやアウター類、ニット類は基本的に洗ってしまう事。どうしても洗えない事情がある際は、首回り、袖口周りを、水で濡らして絞ったタオルで拭きあげてブラッシングをしっかりやってから、しまいます。
安田: 冬物も洗ってからしまうのが基本なんですね。
神崎さん: 基本的に、一度でも着用すれば、一見綺麗に見えていても、少なからず汗や皮脂といったものは衣類に付着しています。洗わずにしまってしまうとその付着したものが酸化し、繊維についた色素を刺激して色が抜けやすくなったり、黄ばみの原因にもなります。あとは、時間の経過と共に、落ちるはずだった汚れが硬化して落ちづらくもなるので、早め対処が必要です。
防虫剤もしっかり使いましょう。 防虫剤はガスでベールを纏わせて防虫効果を発揮させるものなので、 保管した場所を開け閉めしたりすると効果が薄くなります。 そして、防虫剤を入れる場所は、 保管場所の下ではなく、衣類を入れ終わった上におきましょう。 ガスは空気よりも重いので下に落ちるため、衣装ケースの場合は最初に防虫剤を入れると ほぼ意味がありません。
神崎さん: さきほど、夏物を出したら黄ばんでたっといったお話がありましたが、黄ばみを防ぐにはしまう時が肝心!
シャツをしまう際、次の季節に黄ばませないためにはしっかり洗って、クエン酸も使ってみるのがおすすめ。クエン酸は、柔軟剤ポケットに入れて、1回目のすすぎのタイミングで投入されるようにします。一般的な7~8kgの洗濯機だと小さじ1.5程度が目安です。
クエン酸には、アルカリを中和する効果や酸化防止の効果が期待できます。洗剤残りなどが原因で黄ばみを生んでしまう事もあるため、それを中和する目的で使うことにより、次のシーズンに黄ばみにくい加工を施すことができるので、しまう前に洗いをしっかりやるのが肝心です。
安田: いや~、クエン酸って万能なんですね! そしていままで防虫剤は衣類と衣類の間に入れてました。半分無駄だったんですね(笑)
広報メンバーがおうちで実際やってみた 洗えないニット類はタオルで拭きあげてからブラッシングを |
安田: 冬物も洗ってからしまうのが基本なんですね。
神崎さん: 基本的に、一度でも着用すれば、一見綺麗に見えていても、少なからず汗や皮脂といったものは衣類に付着しています。洗わずにしまってしまうとその付着したものが酸化し、繊維についた色素を刺激して色が抜けやすくなったり、黄ばみの原因にもなります。あとは、時間の経過と共に、落ちるはずだった汚れが硬化して落ちづらくもなるので、早め対処が必要です。
防虫剤もしっかり使いましょう。 防虫剤はガスでベールを纏わせて防虫効果を発揮させるものなので、 保管した場所を開け閉めしたりすると効果が薄くなります。 そして、防虫剤を入れる場所は、 保管場所の下ではなく、衣類を入れ終わった上におきましょう。 ガスは空気よりも重いので下に落ちるため、衣装ケースの場合は最初に防虫剤を入れると ほぼ意味がありません。
広報メンバーがおうちで実際やってみた 防虫剤は衣類の上に! |
神崎さん: さきほど、夏物を出したら黄ばんでたっといったお話がありましたが、黄ばみを防ぐにはしまう時が肝心!
シャツをしまう際、次の季節に黄ばませないためにはしっかり洗って、クエン酸も使ってみるのがおすすめ。クエン酸は、柔軟剤ポケットに入れて、1回目のすすぎのタイミングで投入されるようにします。一般的な7~8kgの洗濯機だと小さじ1.5程度が目安です。
クエン酸には、アルカリを中和する効果や酸化防止の効果が期待できます。洗剤残りなどが原因で黄ばみを生んでしまう事もあるため、それを中和する目的で使うことにより、次のシーズンに黄ばみにくい加工を施すことができるので、しまう前に洗いをしっかりやるのが肝心です。
安田: いや~、クエン酸って万能なんですね! そしていままで防虫剤は衣類と衣類の間に入れてました。半分無駄だったんですね(笑)
■ その3:これから夏本番《汗シミ、皮脂汚れ、食べこぼし》夏の汚れ対策
安田: 夏って白い衣類を着ることも増えて、どうしても汗シミや食べこぼしが増えるんですよね……。
神崎さん: 夏はシミ落としの依頼が殺到するシーズンなんです。それではポイントをお伝えしましょう。
洗濯ハカセのワンポイント
基本的に、夏本番の汚れや食べこぼしは食器用洗剤と重曹があれば十分。黄ばみ(皮脂汚れ)がひどくなるようであれば、重曹を炭酸ソーダ→過炭酸ナトリウム、とアルカリの力などを強くしていくことで効果アップ!
基本的に、夏本番の汚れや食べこぼしは食器用洗剤と重曹があれば十分。黄ばみ(皮脂汚れ)がひどくなるようであれば、重曹を炭酸ソーダ→過炭酸ナトリウム、とアルカリの力などを強くしていくことで効果アップ!
神崎さん: それから、シミについてですが、ひとくちにシミといっても、水性・油性・不溶性に分類されるので、それぞれのシミの種類によって対処方法を替えないととることは難しいです。
神崎さん: 水性のシミに有効な「1分で作れる万能シミ抜き薬」をご紹介します。
安田: 万能っていい響き……! ぜひっ!
神崎さん: 作り方はとても簡単です。ドレッシングボトルに酸素系漂白剤の液体と重曹を 1:1くらいで混ぜます。目分量で良く、多少どちらが多くても構いません。おおよそ目分量で 1:1で混ぜたら、後はこぼれないようにドレッシングボトルを振って混ぜるだけ。混ぜ合わせる際に密封すると酸素が発生して膨張して、開封したときに液が飛び散るため、完全に密封して混ぜるのはやめましょう。
広報メンバーがおうちで実際やってみた 日持ちしないので、1回で使い切れる量を |
神崎さん: シミ抜きをしたい際は、いきなりシミの上から洗剤やシミ抜きように材料を垂らすと、シミが動いて水分もあるので広がっていきます。これがいわゆる“輪ジミ”です。コツは周りから“の”の字を書きつつ中心に向かって、下にティシュを敷いて上から叩く。これが鉄則です。あらかじめ、シミの周りから中心に向かって攻めていくことで、シミの広がりを防げます。
口紅やファンデーションなど、油性のシミの場合は、クレンジングオイルで染みを融解させ、シャワーで流し落とすのが有効です。クレンジグオイルは油分が強いため、後が残った場合は食器用洗剤を塗ってしまえば、これもシャワーで流し落とすことができます。
安田: これで夏ベッタベタに汗かいて、服にファンデーションがついても安心ですね(笑)諦めていたあのブラウスもやってみようかな……?
神崎さん: おっと、その前に、シミ抜きに関して重要なことをお伝えします。
洗濯ハカセのワンポイント
シミ抜きをする前に、1つチェック!
対処しようとしている衣類は、家庭で洗える物ですか? シミ抜きは、さまざまな物をつけて落とすことも多いため、洗濯機でガツンと洗える、あるいは桶につけおきしてからの水洗いができるものじゃなければ、家庭での対処は難しいです。 家では洗えるかわからないといった物はクリーニング店に任せてしまいましょう。
シミ抜きをする前に、1つチェック!
対処しようとしている衣類は、家庭で洗える物ですか? シミ抜きは、さまざまな物をつけて落とすことも多いため、洗濯機でガツンと洗える、あるいは桶につけおきしてからの水洗いができるものじゃなければ、家庭での対処は難しいです。 家では洗えるかわからないといった物はクリーニング店に任せてしまいましょう。
神崎さん: そもそも洗えない物を自分でシミ抜きしようとすると、衣類をダメにしてしまうこともありますので、そんなときはプロを頼ってみてください!
安田: やみくもに市販のオールイン洗剤に頼るばかりの私でしたが、これからはシミ・汚れの種類をきちんと把握してから、洗剤・対処法をチョイスするようにします。大変勉強になりました! 神崎さん、有難うございました!
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