■飯野高広さんが教える「靴の手入れ」の仕方
今回はいろいろなものを持ってきましたが、基本的に用意するのは「クリーナー」「クリーム」「ワックス」の3つ。それぞれ1,000円以下でも売っています。豚毛ブラシは100円均一で売っているもので十分。あとはいらないTシャツなどのやわらかい布を用意しよう。
へえー! 意外と安く手入れ用品って用意できるんですね!
読者のみなさん、あらためて吉開くんの靴を見てみましょう。
全体的に傷だらけのヨレヨレ。
つま先は死闘を繰り広げたのかと思うくらいの、ボロボロ具合。
カカトも剥げてますね。これが、飯野さんの手にかかればどうなるのか、楽しみです。
【ステップ01】クリーナーで汚れを落とす
まずはクリーナーで汚れを落としていく。私のオススメは液体タイプだね。ポイントは、ゴシゴシしないこと。革が傷ついてしまうからね、優しく汚れを落としていこう。
すごい……! すでに綺麗になってる!
【ステップ02】靴クリームで栄養補給
続いては、靴クリーム。無色のものと色付きがあるが、今回は損傷が激しいので、色付きでやろう。クリームには油分、水分、そしてロウが含まれている。これを僕はいらなくなった歯ブラシで塗っていくんだ。
量は、片足に歯ブラシ半分くらいでいい。もし靴が「もっと欲しい!」と語ってくるのであれば、少しずつ追加で塗ってあげよう。
わかりました!
(靴が語ってくるとか、わからないんですけど……)
まずは要所要所に点々と置いて、歯ブラシで全体に馴染ませていこう。
おお!! 色ツヤが蘇ってきた!!!
【ステップ03】豚毛ブラシでブラッシング
そして、ブラッシングだ。このブラシは長く使っているから、 “秘伝のタレ” が染み込んでいるんだよ。
秘伝のタレ……!?
ツッコんじゃダメだよ。きっと靴クリームのことだよ、吉開くん。
ちょっと、失礼。
ほ、本気を出してきた……!
ブラッシングをすることで、さきほど塗ったクリームを馴染ませると同時に、余分なクリームを落としていくんだ。そして、あくまで個人的にはだけどハードシェイクがポイント。摩擦熱により、クリームが染み込んでいってくれるんだよ。
こ、こ、これがハードシェイク……! 凄い、凄いすぎる……!!
(ハードシェイク時間かかるのね。……ところでオールアバウトのオフィスは恵比寿にあるから、今日はお洒落ランチでもして帰ろうかな)
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