持ち帰りができるスリッパがブームなんですね。
そうです。清潔なので。旅館とかにあるビニールスリッパって、誰が履いたかわからないし、イヤじゃないですか。だから僕は旅館にいくときはお持ち帰りスリッパを持っていくようにしています。
凄く便利なんですけど、環境問題を考えると使い捨ては微妙。というわけで最近増えてきているのが、メッシュ素材で、洗えるウォッシャブルスリッパです。
凄く便利なんですけど、環境問題を考えると使い捨ては微妙。というわけで最近増えてきているのが、メッシュ素材で、洗えるウォッシャブルスリッパです。
でも、“本当にウォッシャブルスリッパを毎日洗っていますか問題”というのがあって。
なるほど。
ウォッシャブルっていうけどこれ洗ってるの?って疑問に思ったことがあって、調べてみようと思いました。
ホテルにインタビューしても絶対答えてもらえないので、チェックアウトギリギリまでいて、ルームメイドの人の清掃ワゴンを見てみたんですね。交換したり洗うんであれば新しいスリッパが清掃ワゴンの中に入っているはずですよね?
ホテルにインタビューしても絶対答えてもらえないので、チェックアウトギリギリまでいて、ルームメイドの人の清掃ワゴンを見てみたんですね。交換したり洗うんであれば新しいスリッパが清掃ワゴンの中に入っているはずですよね?
それで清掃ワゴンにスリッパはあったんでしょうか?
なかったんです。ウォッシャブルなのに……。それで、ルームメイド歴40年の知り合いに話を聞いてみたら「除菌スプレーでシュッシュで終わりですよ」みたいな話をされて。
……。
最終的に、この問題の記事を書きました。いいね!がハフィントンポストに3,000ぐらいついて。問題が可視化されたかどうかわかりませんが、「このスリッパは毎日洗っています」というような表記が目立つようになってきた気がします。
問題提起、大事ですね。
■批評をすることで、ホテルが進化する
評論家って、厳しいコメントや批判が多いイメージがあるのですが、褒めたりすることってやっぱり稀なんでしょうか?
評論家という職業柄、批判をして欲しいと期待されるんですが、そんなことないですよ。「All About」で書いている記事もそうですが、基本はポジティブな情報発信です。
というのも、批判に関しては、SNSで皆さんが「このホテルはここがひどい」とか「接客が悪い」「部屋が汚なかった」みたいな情報を発信されているので、僕が重複するようなネガティブな情報をあえて発信しなくてもいいのかなと。
というのも、批判に関しては、SNSで皆さんが「このホテルはここがひどい」とか「接客が悪い」「部屋が汚なかった」みたいな情報を発信されているので、僕が重複するようなネガティブな情報をあえて発信しなくてもいいのかなと。
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