■感謝されない家事からやめる。家事は見える化して“当たり前”をなくそう
大石: 次に藤原さんに具体的にやめていい家事を教えて頂きたいと思います。藤原さんの「感謝されない家事からやめる」というやめる家事の基準がとても新鮮で面白かったです。
藤原:
感謝されない家事というのは、気がつかれていない家事ということなんです。
みんなが見ていないところで、家事に従事している方が一人でやってしまうと、当たり前になってしまって感謝されないことがあるんですね。
学校や会社から帰ってきて、トイレがいつも綺麗、お風呂が沸いている。そんな毎日だったら、当たり前すぎて感謝できないですよね。
“見えない家事”とメディアでも取り上げられていますが、書籍でも“見えない家事”をママが一回やめてみた時に、家族がどういう反応をするか見てみようというご提案をしました。
私も専業主婦の母のもとで育ったので、家事の全てが自動的になされているのが当たり前のことだと思っていたんです。でも自分が母になり、同じことができるかというと私には出来なかった。 自分でやらなければならなくなって初めて膨大な量の家事があるんだとわかったわけです。
ママが家事を「やめてみる」ことで、何がなされていたのかを家族が知り、家族が変わるひとつのきっかけとしてもらえたらと思っているんです。
学校や会社から帰ってきて、トイレがいつも綺麗、お風呂が沸いている。そんな毎日だったら、当たり前すぎて感謝できないですよね。
“見えない家事”とメディアでも取り上げられていますが、書籍でも“見えない家事”をママが一回やめてみた時に、家族がどういう反応をするか見てみようというご提案をしました。
私も専業主婦の母のもとで育ったので、家事の全てが自動的になされているのが当たり前のことだと思っていたんです。でも自分が母になり、同じことができるかというと私には出来なかった。 自分でやらなければならなくなって初めて膨大な量の家事があるんだとわかったわけです。
ママが家事を「やめてみる」ことで、何がなされていたのかを家族が知り、家族が変わるひとつのきっかけとしてもらえたらと思っているんです。
大石: どんな風にやめればいいのでしょうか。藤原さんはショック療法というか、荒行をされているそうですがぜひそのご経験をお願いします。
藤原:
20年主婦をしているのですが、ワンオペしている期間もかなりありました。
そこから離れるきっかけとなったのは、子どもたちが大きくなってきて趣味の宝塚観劇のために遠征するようになったことなんです。
1泊だと足りないんですよ。2泊以上ママがいなくなって初めて、家がどういうことになるのか家族にわかってもらえます。 働いている女性なら、出張とか。ママが家庭から離脱することが大事ですね。
1泊だと足りないんですよ。2泊以上ママがいなくなって初めて、家がどういうことになるのか家族にわかってもらえます。 働いている女性なら、出張とか。ママが家庭から離脱することが大事ですね。
大石: 出張だと大義名分があって言いやすいですが、趣味でいいんですね!その際には何と伝えていけばいいのでしょう。
藤原:
「後は宜しく」ですね(笑)
大石: 帰ってきたら口をきいてくれないとかないですか?
藤原:
機嫌よくなって帰ってくるから、家族もそこはよかったねとなりますよ。家事をしてキーキー不機嫌なママより、にこにこ嬉しそうにしてくれる方が家族にとってもいいですよね。でも、皆さん意外と言いにくいみたいで、隠れてイベントやライブにいかれているんですけど、思い切ってママ友に話してみると、「実は、私も……」という方がぽろぽろ現れてくる。
女性同士でこういう会話、どんどんした方がいいと思います。私も私もと話す方がみんな幸せになれるんですね。不幸自慢をし合うより、「こんなことしたら、ときめきとうるおいでお肌が潤ったよ」と話す方がよくないですか。
女性同士でこういう会話、どんどんした方がいいと思います。私も私もと話す方がみんな幸せになれるんですね。不幸自慢をし合うより、「こんなことしたら、ときめきとうるおいでお肌が潤ったよ」と話す方がよくないですか。
大石: ママが幸せだと家族が幸せになれるし、「私はこんな楽しいことのために家を空けたよ」とみんなで語り合えると、ママを取り巻く環境も変わっていくかもしれませんね。
――後編では、今日からできる「すてても やめても うまくいく」ことをご紹介します。乞うご期待!
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