【イベントレポート】サンプル百貨店主催『知らなきゃ損する!セルフメディケーションとOTC医薬品の活用講座』をレポート
日本最大級のサンプリングサービス「サンプル百貨店」が「セルフメディケーション」の推進を目的に、OTC医薬品の正しい理解と活用を促進するセルフメディケーション講座を開催! 「サンプル百貨店」の女性会員約50名が講座に参加しました。
オールアバウトライフマーケティングが運営する、日本最大級のサンプリングサービス「サンプル百貨店」は、今後医療費が増加すると言われる40~50代の女性会員50名を対象に、「セルフメディケーション」の啓発を目的とした講座を6月22日(金)に開催しました。
講座では、東京薬科大学 客員教授で一般社団法人浅草薬剤師会 監事を務める みどり薬局 坂口 眞弓氏を招き、薬剤師の立場から、OTC医薬品※の正しい理解と活用法や自分自身で日頃の健康管理や病気の予防・治療にあたる「セルフメディケーション」について講演しました。
※薬局・薬店・ドラッグストアなどで販売されている医薬品
講座では、東京薬科大学 客員教授で一般社団法人浅草薬剤師会 監事を務める みどり薬局 坂口 眞弓氏を招き、薬剤師の立場から、OTC医薬品※の正しい理解と活用法や自分自身で日頃の健康管理や病気の予防・治療にあたる「セルフメディケーション」について講演しました。
※薬局・薬店・ドラッグストアなどで販売されている医薬品
■ 今、セルフメディケーションが必要な理由
坂口氏はまず、高齢化率が急速に高まり社会保障費の拡大が財政を圧迫している中、社会保障費の内訳として医療費が2025年度には約54兆円に達する見通しと、その原因として3分の1以上が生活習慣病関連であると説明。医療費を減らすためには、生活習慣病への対処が重要であると解説しました。
(出典:厚生労働省「平成25年度国民医療費の概況」,坂口氏講演資料より)
続いて坂口氏は、生活習慣病への対処には、自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てする「セルフメディケーション」が必要であり、そのポイントとして、下記項目を挙げ、自分自身の健康と毎日向き合う習慣を身に着けることが重要であると解説しました。
セルフメディケーションのポイント(坂口氏講演資料より)
(1) 毎日の健康管理の習慣を身につける
(2) 食事・運動などの生活習慣を考えて生活する
(3) 医療や薬の正しい知識を身につける
(4) 定期的に検診をし、自分の検査値を知る
(5) 疾患により、OTC医薬品を使用し、医療機関で受診する手間と時間を省く
(6) 受診が減ることで、国民医療費品の増加を防ぐ
■ 〇×クイズで確認 OTC医薬品との正しい付き合い方
次に、セルフメディケーションにおいて重要な、OTC医薬品に対する理解度について、いくつか質問し、参加者は手元に配布された〇×の札をあげて回答しました。
〇×クイズでは、OTC医薬品の副作用の有無やOTC医薬品の使用期限について出題。これらの回答とあわせ、OTC医薬品を使う上で知っておきたい副作用について、OTC医薬品にも重大な副作用があり、過去には風邪薬や解熱鎮痛薬で死亡例や後遺症が残ったケースがあることを挙げ、OTC医薬品を購入するときは、薬剤師や登録販売者に相談することが重要であると話しました。
■ かかりつけ薬局と薬剤師の必要性
サンプル百貨店が会員向けに行ったアンケート調査では、薬を服用する際に重視することとして、多くの人が用量用法、薬の効き目、副作用に対して気を付けるものの、薬の飲み合わせ、食べ合わせ、服用期間については意識が低いことがわかりました(グラフ1を参照)。また、病院の処方薬についても、使いきれず残す人が7割、またその後自己判断で再び使用することがある人が6割と高いこともわかりました。
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