また、会場で参加者に直接聞くと、かかりつけ薬局と薬剤師を持っていると答えた人は約2割。このような結果を踏まえ、坂口氏は実際に起こりえる身近な薬の飲み合わせ・食べ合わせのNG例として、降圧薬とグレープフルーツジュース、抗生物質と便秘薬の組み合わせを挙げ、このケースでは薬の効き目が強く出すぎたり、弱くなると紹介。このように薬の飲み合わせや食べ合わせにも自己判断は危険があると指摘しました。
また、多くの人が該当する、複数の医療機関を利用しているケースやOTC医薬品を購入する場合にも、薬の重複が問題になることが多くあり、この場合も自己判断ではなく、かかりつけ薬局・薬剤師に相談することが重要と話しました。
かかりつけ薬局・薬剤師を持つことのメリットとして、薬の内容や使用方法について詳細な説明を受けることができることはもちろん、サプリメントや食品との飲み合わせなど、日ごろ盲点になりがちな点を確認できる点、そして、複数の医療機関をまたがって処方される薬の重複や禁忌のチェックができる点を挙げ、かかりつけ薬局・薬剤師を持つことが日々の健康管理や疾病予防に重要であると伝えました。
かかりつけ薬局・薬剤師を持つことのメリットとして、薬の内容や使用方法について詳細な説明を受けることができることはもちろん、サプリメントや食品との飲み合わせなど、日ごろ盲点になりがちな点を確認できる点、そして、複数の医療機関をまたがって処方される薬の重複や禁忌のチェックができる点を挙げ、かかりつけ薬局・薬剤師を持つことが日々の健康管理や疾病予防に重要であると伝えました。
最後に、「みなさんもお近くでかかりつけ薬剤師を見つけ、どんなことでもまずは相談をしてみましょう!」と伝え、講演を終えました。
■ OTC医薬品などをもっと身近な存在に 出展企業によるプレゼンタイム
イチジク製薬株式会社 薬事部 薬事管理課 課長 三宅氏
「今すぐに出したい便秘に。“イチジク浣腸”のご紹介」
「今すぐに出したい便秘に。“イチジク浣腸”のご紹介」
三宅氏はまず、便秘とは、硬くなった便が出口を塞いでしまっている状態のことを示し、腸を柔らかく保つ水分が不足することや、便を押し出す腸筋が弱くなることが原因で起こる現象と説明。「夏は水分が不足がちで特に便秘が多い季節ですが、浣腸を使ったことが無い人がほとんど。食用としても使われるグリセリンが主成分でかんたんに使えるイチジク浣腸を便秘の改善の選択肢に」と話しました。
また、難しいと思われがちな浣腸の使い方について“かんたん6ステップ”の使い方を伝え、介護者に使用する場合の注意事項として、腸の位置を考慮し、左側を下に、横向きで使うことがポイントと説明しました。また、使用のタイミングと本数については「浣腸は血液中に移行しないため、いつ使っても問題は無く、ほとんどの場合、わずか数分で効果を表します。1本で効果のない場合は、30分~1時間程度、時間を空け一日2本まで使うことができます」と話しました。
また、難しいと思われがちな浣腸の使い方について“かんたん6ステップ”の使い方を伝え、介護者に使用する場合の注意事項として、腸の位置を考慮し、左側を下に、横向きで使うことがポイントと説明しました。また、使用のタイミングと本数については「浣腸は血液中に移行しないため、いつ使っても問題は無く、ほとんどの場合、わずか数分で効果を表します。1本で効果のない場合は、30分~1時間程度、時間を空け一日2本まで使うことができます」と話しました。
株式会社山崎帝國堂 専務取締役 竹内氏
「生薬の便秘薬 “毒掃丸(どくそうがん)”のご紹介」
「生薬の便秘薬 “毒掃丸(どくそうがん)”のご紹介」
同社のアンケート調査によると、“便秘が解消されるのなら(生活改善等での)かなりの努力もいとわない”と回答したのはわずか10%、しかしながら“できるだけ便秘薬は飲みたくない”と回答したのは84%。この相反するニーズに対し、「少しだけ薬の力を借りる」という発想を提示。その際に、上手に「自然に近いお通じ」を目指せる数少ない便秘薬が毒掃丸であることを説明しました。
また、「便秘はできるだけ生活改善で対処し、便秘薬は困ったときだけ、自分に合った薬を使うことが大事で、小さな粒で調整しやすい毒掃丸なら、自然なバナナ便を目指せる」とし、おすすめの服用方法として、夕食前1回15丸(15歳以上)を服用し、翌朝排便ができれば休薬を、出ない場合は朝食前に1回30丸を服用、それでも解消しない場合は1回30丸を昼・晩・翌朝と続けてみることを提案しました。
また、「便秘はできるだけ生活改善で対処し、便秘薬は困ったときだけ、自分に合った薬を使うことが大事で、小さな粒で調整しやすい毒掃丸なら、自然なバナナ便を目指せる」とし、おすすめの服用方法として、夕食前1回15丸(15歳以上)を服用し、翌朝排便ができれば休薬を、出ない場合は朝食前に1回30丸を服用、それでも解消しない場合は1回30丸を昼・晩・翌朝と続けてみることを提案しました。
株式会社龍角散 代表取締役社長 藤井氏
「たくさんの薬でも、つるんと飲める “らくらく服薬ゼリー シリーズ”のご紹介」
「たくさんの薬でも、つるんと飲める “らくらく服薬ゼリー シリーズ”のご紹介」
藤井氏は同社で実施した薬を水で服用した場合と、龍角散の服薬ゼリーで服用した場合の実験映像を公開。その映像では、水で薬を飲んだ場合、胃に到達する前に薬が食道でつっかえてしまっている様子、服薬ゼリーで服用した場合にはスムーズに胃まで到達している様子が紹介されました。
藤井氏は「本来、“のど”は“液体”と“固形物”を同時に飲み込める構造になっていない。薬を飲む際も、固形物より水の方が流れるのが早く、薬がのどに取り残されてしまうため、薬を水で飲むことは難しい」と説明。龍角散の服薬ゼリーでは、薬をゼリーで包むことで、のどや食道に詰まらずにつるんと服用することができる。また、“のどに詰まらない性質”“薬の作用や吸収に影響を与えない”ことを研究し、成分にもこだわっていると話しました。参加者は、会場でサンプルとして配られた、らくらく服薬ゼリーを試し、その味のおいしさも評価していたようです。
藤井氏は「本来、“のど”は“液体”と“固形物”を同時に飲み込める構造になっていない。薬を飲む際も、固形物より水の方が流れるのが早く、薬がのどに取り残されてしまうため、薬を水で飲むことは難しい」と説明。龍角散の服薬ゼリーでは、薬をゼリーで包むことで、のどや食道に詰まらずにつるんと服用することができる。また、“のどに詰まらない性質”“薬の作用や吸収に影響を与えない”ことを研究し、成分にもこだわっていると話しました。参加者は、会場でサンプルとして配られた、らくらく服薬ゼリーを試し、その味のおいしさも評価していたようです。
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