グローバルチームがSDGsをテーマに徹底議論!「シブヤインテリジェンスライブ2018」参加レポート
日本の魅力を海外に発信するインバウンド・アウトバウンド事業を行うグローバル推進室が、SDGsによって抽出された世界課題に向き合う國學院大學主催のワークショップ「シブヤインテリジェンスライブ」に参加した様子をレポートします。
3月14日〜16日の3日間に渡り渋谷ヒカリエで開催された「シブヤインテリジェンスライブ2018」。國學院大學が2015年から開催するこのイベントは、渋谷地域の企業や団体、國學院大學の教員と学生が協働して現代課題に取り組むワークショップです。
第4回目となる今年は、国連サミットで採択された国際目標「SDGs」をベースに、現代社会が直面する最新課題を抽出。「アイデアどろぼう」をスローガンに、普段接点のない人達が同じ課題を共に考えることで、知見の共有やアイデアの共創を目指す……ということで、弊社の中でも多様なバックグランドを持つグローバル推進室から5名のメンバーが参加してきました。
第4回目となる今年は、国連サミットで採択された国際目標「SDGs」をベースに、現代社会が直面する最新課題を抽出。「アイデアどろぼう」をスローガンに、普段接点のない人達が同じ課題を共に考えることで、知見の共有やアイデアの共創を目指す……ということで、弊社の中でも多様なバックグランドを持つグローバル推進室から5名のメンバーが参加してきました。
グローバル推進室が参加した2日目のテーマは「教育」。
■国際的に注目される日本式教育モデル「特別活動」
イベントの冒頭では、國學院大學 人間開発学部初等教育学科の杉田洋教授が登壇。
杉田教授は、グローバル化された時代において、各国の教育モデルはこれまで以上に国を超えて参照され、状況が変化している中、ここ数年は人間形成の観点から世界的に注目されている日本独自の「特別活動」、通称「特活(TOKKATSU)」を議題にあげました。
この「特活」とは、例えば学級委員のような生徒の組織や、集団登下校、日直、朝礼、夕礼、放課後の掃除、給食当番などグループで取り組む活動全般を指します。こういったグループワークは日本教育の特徴であり、他国ではあまりみられないもの。実は今、この「特活」が社会性・感情面の育成に有効であり、IQ(知能)に関係なく、「意欲」「協調性」「粘り強さ」「忍耐力」「計画性」などの非認知能力を高めるとして注目されているそうです。
最近の教育論では、IQよりもこの非認知能力が社会的成功に結びつきやすいとされており、日本人はこの数値が高いともいわれています。
これは日本企業にも根付くスピリッツで、日本式の合意形成や意思決定などがされやすく、課題達成・目標達成という意味では強みとなる一方、同調性や平均化などといった弱みもあります。
また、グローバルで生き抜くために求められるのは、個として発揮すべき多様性のほか、発想の柔軟性と、集団に求められる協調性の双方。第2部では、企業体という組織において有効なブレスト(ブレインストーミング)を杉田教授の指導のもと体験しました。
杉田教授は、グローバル化された時代において、各国の教育モデルはこれまで以上に国を超えて参照され、状況が変化している中、ここ数年は人間形成の観点から世界的に注目されている日本独自の「特別活動」、通称「特活(TOKKATSU)」を議題にあげました。
この「特活」とは、例えば学級委員のような生徒の組織や、集団登下校、日直、朝礼、夕礼、放課後の掃除、給食当番などグループで取り組む活動全般を指します。こういったグループワークは日本教育の特徴であり、他国ではあまりみられないもの。実は今、この「特活」が社会性・感情面の育成に有効であり、IQ(知能)に関係なく、「意欲」「協調性」「粘り強さ」「忍耐力」「計画性」などの非認知能力を高めるとして注目されているそうです。
最近の教育論では、IQよりもこの非認知能力が社会的成功に結びつきやすいとされており、日本人はこの数値が高いともいわれています。
これは日本企業にも根付くスピリッツで、日本式の合意形成や意思決定などがされやすく、課題達成・目標達成という意味では強みとなる一方、同調性や平均化などといった弱みもあります。
また、グローバルで生き抜くために求められるのは、個として発揮すべき多様性のほか、発想の柔軟性と、集団に求められる協調性の双方。第2部では、企業体という組織において有効なブレスト(ブレインストーミング)を杉田教授の指導のもと体験しました。
■ブレストテーマはみんなが参加したくなる「企業版特活」
第2部からは各テーブルに分かれてブレストです。
まず初めにアイデアを個人で出し合うのですが、ここでは質問や持論は一切不要。いかに多くのアイデアを出せるかが重要で、人が発言したアイデアに便乗するのもあり!発言すべてがアイデアであることが理想だそうです。そこで活用したのが、このブレストカード。
まず初めにアイデアを個人で出し合うのですが、ここでは質問や持論は一切不要。いかに多くのアイデアを出せるかが重要で、人が発言したアイデアに便乗するのもあり!発言すべてがアイデアであることが理想だそうです。そこで活用したのが、このブレストカード。
カードをめくり、描かれたイラストからインスピレーションをうけて、柔軟にアイデアを広げていきます。
ちなみに、右前にいる“どろぼう”のような恰好した青年は國學院大學の生徒さん。
ふざけているわけではなく、イベントのスローガン「アイデアどろぼう」にちなんで用意されたオフィシャル衣装です。
グループによってもブレストの進め方は様々。たとえばこのチームは、ブレストカードを最初から全部ひっくり返し、アイデアが飛躍できそうなものを選ぶという手段にでたようです。
ふざけているわけではなく、イベントのスローガン「アイデアどろぼう」にちなんで用意されたオフィシャル衣装です。
グループによってもブレストの進め方は様々。たとえばこのチームは、ブレストカードを最初から全部ひっくり返し、アイデアが飛躍できそうなものを選ぶという手段にでたようです。
グローバル推進室チームが出したアイデアは約90。会場で2番目に多い結果となりました。続いて取り組むのは「ブレインライティング」。
Back Number
Rankingランキング
- MONTH
- WEEK