【イベントレポート】サンプル百貨店が主催!小児科医が教える、ママ向け「薬育」講座
日本最大級のサンプリングECサイト「サンプル百貨店」がセルフメディケーションの推進を目的に、OTC医薬品の正しい理解を促進する「薬育」講座を開催!36名の6歳以下の子供をもつママが参加しました。
オールアバウトグループでEC事業の分野を担う株式会社オールアバウトライフマーケティングが運営する、日本最大級のサンプリングECサイト「サンプル百貨店」は、0歳〜6歳までの子どもを持つ女性会員を対象に、セルフメディケーションの啓発を目的としたOTC医薬品の正しい理解を促進する「薬育」講座を2月2日(金)に開催しました。
イベントでは、みいクリニックの宮田医師が登壇し、容態の判別がつきにくい乳幼児を対象とするセルフメディケーションについて解説いただきました。
イベントでは、みいクリニックの宮田医師が登壇し、容態の判別がつきにくい乳幼児を対象とするセルフメディケーションについて解説いただきました。
■セルフメディケーションって何?
――宮田先生 「『セルフメディケーション』とは、自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすることを意味します。例えば、かぜ気味だ、頭が痛い、のどの不快感、胃腸の調子が悪い、夜泣きなど、日ごろよく経験する症状は、市販薬を利用し無理せず休むことで治ることも多いでしょう。
家庭薬や市販薬は長い販売実績があり、飲みやすさが工夫されています。病院の処方薬は、早く病気を治すことが目的ですので、飲みやすさといった工夫が少ないこと、また作用が強いことがあげられます。医師によっては薬の飲み合わせに対し配慮が足りなかったり、また抗生物質を出すほどでもない症状でも、処方薬がたくさん出される場合もあります。
多くの自治体で12歳以下の場合、医療費控除で費用がかからないとはいえ、育児と家事をこなしながら、時間を捻出して病院へ行くのは容易ではないと思います。もし医者にいくほどの症状でなければ、自分でケアをしてみてください。
家庭薬や市販薬は長い販売実績があり、飲みやすさが工夫されています。病院の処方薬は、早く病気を治すことが目的ですので、飲みやすさといった工夫が少ないこと、また作用が強いことがあげられます。医師によっては薬の飲み合わせに対し配慮が足りなかったり、また抗生物質を出すほどでもない症状でも、処方薬がたくさん出される場合もあります。
多くの自治体で12歳以下の場合、医療費控除で費用がかからないとはいえ、育児と家事をこなしながら、時間を捻出して病院へ行くのは容易ではないと思います。もし医者にいくほどの症状でなければ、自分でケアをしてみてください。
■市販薬を利用しない理由「病院の確実性」「市販薬の使い方がわからない」
サンプル百貨店が532人の6歳以下の子どもを持つ女性を対象に行った調査によると、市販薬を用いた子どもの自宅看病、健康管理への実施意欲は約7割(実施したい31%,やや実施したい40%の合算)と高いものの(グラフ1)、実際は約9割が「子どもの体調が悪い時は病院に連れていく」と回答しており、市販薬の使用率は15%に留まりました(グラフ2)。
市販薬を使用しない理由として最も多かったのは「病院のほうが確実・安心だから」で、次いで「どの市販薬を使ったらよいかわからない」「病院に行った方が費用が安いから」「市販薬を子どもに服用させてよいかわからない」でした(グラフ3)。
また、病院へ連れていく際の懸念点として、約8割が「待ち時間」と「病院での院内感染」と回答しており、セルフメディケーションの取り組み意欲は高いものの、現実的に実施が難しいことが推察されます。
また、病院へ連れていく際の懸念点として、約8割が「待ち時間」と「病院での院内感染」と回答しており、セルフメディケーションの取り組み意欲は高いものの、現実的に実施が難しいことが推察されます。
――宮田先生 「中々自分で判断するのは難しい部分もある。そういう時に活用してほしいのが『かかりつけ薬剤師』です。『かかりつけ薬剤師』とは、薬による治療や、健康・介護に関することなどに豊富な知識と経験を持ち、患者さんや生活者のニーズに沿った相談に応じることができる薬剤師のこと。かかりつけの薬局や薬剤師を決めておけば、自分の体質に合ったアドバイスを受けられます。また、医師から処方される薬との重複利用による悪影響や、飲み合わせによる副作用なども防ぐことができます。
そのほかにも活用できる様々なサービスがあります。例えば、『小児救急電話相談#8000』では小児科医師や看護師からのアドバイスがうけられますし、厚生労働省研究班と公益社団法人 日本小児科学会が監修する『こどもの救急』というサイトでは、気になる症状別に簡易診断ができるようになっており、病院を受診するかどうか、判断の目安を提供しています。」
そのほかにも活用できる様々なサービスがあります。例えば、『小児救急電話相談#8000』では小児科医師や看護師からのアドバイスがうけられますし、厚生労働省研究班と公益社団法人 日本小児科学会が監修する『こどもの救急』というサイトでは、気になる症状別に簡易診断ができるようになっており、病院を受診するかどうか、判断の目安を提供しています。」
イベントの第2部では、「龍角散」「宇津救命丸」「丹平製薬」「三宝製薬」「玉川衛材」のOTC医薬品メーカー5社も登壇し、販売するOTC医薬品の効能や服用における注意点について解説。
体験ブースでは、参加いただいた方が直接メーカー担当者から話をきいたり、実際に商品を手に取って体験する様子が見られました。
体験ブースでは、参加いただいた方が直接メーカー担当者から話をきいたり、実際に商品を手に取って体験する様子が見られました。
<OTC医薬品メーカー 商品説明の様子>
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