—会社を離れていたときに見えた、オールアバウトの良いところと悪いところを教えてください。
みんなのオールアバウト愛が強い。 学校のクラブのような風土があり、退職した人たちは「OB・OG」、現社員の人たちは「現役」みたいな表現がよくされていますが、現役もOB・OGもオールアバウトのことが好きなんじゃないかな。
この「愛」が、いい仕事をするための原動力になっていると感じます。
この「愛」が、いい仕事をするための原動力になっていると感じます。
All About開設15周年パーティーの様子。創業メンバーはじめOB・OGも一緒になってお祝い。
人の結びつきも強く、あちこちで活躍するOB・OGとも一緒にたくさん仕事をしますし、OB・OG・現役混ざっての飲み会も頻繁(笑)。会社に雇われている・いないを超えて、同じ思いで仕事をする姿は、世の中に対して、「自立」をキーワードとする新しいワークスタイルを提案しているのではないかと思います。
逆に悪いところは、お行儀が良すぎるところでしょうか。「儲かればいい」という発想で手当たり次第にやるという感じがないので、それゆえグッと伸びている感じはない。それが、「らしい」といえばらしいんですけどね。真面目とか愚直といった言葉が似合う会社だし、だからこそコンテンツの真面目さやクオリティの高さにつながっているところなので、一概に悪いとは言えないのですが。
逆に悪いところは、お行儀が良すぎるところでしょうか。「儲かればいい」という発想で手当たり次第にやるという感じがないので、それゆえグッと伸びている感じはない。それが、「らしい」といえばらしいんですけどね。真面目とか愚直といった言葉が似合う会社だし、だからこそコンテンツの真面目さやクオリティの高さにつながっているところなので、一概に悪いとは言えないのですが。
—最後に、座右の銘をお聞かせください。
“determined”という言葉が好きです。「覚悟している」とか「決心した」という意味合いの言葉です。イギリスに留学していた1996年にオリンピックがあり、テレビで見ていたんですけど、女子走り高跳びの選手が自ら観客に手拍子を求めて、リズムを作り出して、さあ今にも走り出そう、というときに、アナウンサーが“She looks determined.”と言ったんです。
この「心を決めて、まさに行こうとしている緊張の瞬間」がとても印象的でした。一方で、“determined”という言葉は受動態でもあり、「(自分の意思によらず)決められている」というニュアンスが入っているように自分は感じます。
生きていくうえで、自分ではどうにもできない事象は多々ありますが、それを受け止めて、それでも前に進んでいく姿勢を表しているようで、この言葉が好きです。
この「心を決めて、まさに行こうとしている緊張の瞬間」がとても印象的でした。一方で、“determined”という言葉は受動態でもあり、「(自分の意思によらず)決められている」というニュアンスが入っているように自分は感じます。
生きていくうえで、自分ではどうにもできない事象は多々ありますが、それを受け止めて、それでも前に進んでいく姿勢を表しているようで、この言葉が好きです。
(取材・文 野本 纏花)
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