——2018年度上期には、「アーティストフェスタ」というイベントを立ち上げ、短期間で会社の売上に貢献されたと伺いました。「アーティストフェスタ」を開催することになった背景を教えていただけますか?
「アーティストフェスタ」とは、「楽習フォーラム」の先生方に出展していただき、オリジナル商品を販売するイベントで、9月13日〜15日の3日間、ここ(ライフワークスのオフィス内にあるセミナールーム)で開催しました。商品は、豪華な講師陣が手掛ける作品のキットということもあり、「絶対に欲しい!」というファンの方が全国からかけつけるほどの大反響で初日の会場はぎゅうぎゅう。このために沖縄から来たという人もいて、3日間で600人くらいのお客様を動員できました。
こういった実売会のようなイベントは、従来、大手デパートの催事会場で実施していました。運営や集客は大変だけど、自社主催でもできるのではないか?と前々から先生からのお声もあり、今回は短期間で大きな売上数字を作る必要があったので、「これしかない!」と開催を進めることになりました。
アーティストフェスタ ※現在は終了
東京・恵比寿で開催される楽習フォーラムトップ講師によるアーティストフェスタ。9月13日〜15日の3日間、キット販売やワークショップを開催しました。
——販売するのは、先生の完成作品ではなく、キットという事ですが、実際どのようなものですか?
これが実際に販売している制作キットの中身なんですが、作品を作るうえで必要な材料と作り方の説明書がはいっています。来場者は物作りが好きな方なので、完成品を購入するよりも、作る工程が楽しめるキットが人気なんですよ。
今回の「アーティストフェスタ」は、プレミアム感を出したいというのもあり、先生には無理を言ってオリジナルのキットをご用意いただいたり、ここでしか学べない限定キットを使ったスペシャルセミナーを企画して、確実に足を運んでもらえる仕組みを整えました。あとは、このイベントを機会に業務提携をすることになった、有名真珠メーカーの東京真珠さんにご協力いただき、アコヤ真珠を特別価格でご提供する特別講座なんかも開きました。
■シンデレラストーリーを間近で見る喜び
——企画の立ち上げから実施まで、1.5か月と短期間しか無い中、自ら「アーティストフェスタ」の企画運営に手を挙げたと聞きました。
そうですね。今年7月下旬にこの企画が持ち上がったんですが、私は4月に育休から復帰して以前よりは、比較的業務ボリュームが少なかった事もあって自分から手を挙げたんです。ですが、普通1年かけるところを3日でやる、くらいのスピード感で進めていて、なおかつ息子は1歳半で一番手のかかる時期。もちろん私一人では絶対無理だったので、やることを明確に決めて、チームで作業分担し各自が責任をもって業務を遂行したからこそ実現できたと思います。
あとは、前職の上司が“企画はお弁当箱と一緒。難しく考える必要はないんだよ”と言っていたんですが、その教えもすごく役立ったと思います。
お弁当をきれいに食べてもらうためには、白飯ばかりじゃダメですよね。魅力的なおかずが必要です。ちょっと変わったおかずを入れたければ、残されたときのことを考えて、それをカバーできるような鉄板のおかずも入れておけばいい。
「アーティストフェスタ」も同じような発想で、目標売上を達成するために、“ただ商品を販売するだけでなく、ワークショップを用意しておこう”とか、“集客の見込みが立ってきたから、先生にもう少し商品を増やしてもらおう”といった感じで、魅力的なお弁当になるように、美味しそうなおかずを詰めていきました。
あとは、前職の上司が“企画はお弁当箱と一緒。難しく考える必要はないんだよ”と言っていたんですが、その教えもすごく役立ったと思います。
お弁当をきれいに食べてもらうためには、白飯ばかりじゃダメですよね。魅力的なおかずが必要です。ちょっと変わったおかずを入れたければ、残されたときのことを考えて、それをカバーできるような鉄板のおかずも入れておけばいい。
「アーティストフェスタ」も同じような発想で、目標売上を達成するために、“ただ商品を販売するだけでなく、ワークショップを用意しておこう”とか、“集客の見込みが立ってきたから、先生にもう少し商品を増やしてもらおう”といった感じで、魅力的なお弁当になるように、美味しそうなおかずを詰めていきました。
——イベントの企画力と推進力が成功の鍵だったんですね
チームからの協力もそうですが、何よりも先生方の協力がすごく大きくて。「できる範囲で協力できることを考えるから、何をしてほしいか言って」と先生から連絡してくれたんです。最後は無茶苦茶な企画だったけど楽しかった、とみなさん言ってくださって(笑)社員と先生が一丸となったからこその成功だったと思います。
「アーティストフェスタ」は即興企画ではあったんですが、「楽習フォーラム」としてやりたかった、「認定講師の活躍の場の提供」というところにつなげられたのではと思います。また、全国のトップ先生たちが一堂に会する機会ってなかなかなくて。先生同士の横のつながりもできたことも良かったと思います。先生達の会話から、「そういう場だったらもっとこうしたほうがいいよ」と次のアイデアもどんどんくださって。「次はどうする?」と聞かれる事も多くて、これは一回じゃ終われないなと思っています(笑)
「アーティストフェスタ」は即興企画ではあったんですが、「楽習フォーラム」としてやりたかった、「認定講師の活躍の場の提供」というところにつなげられたのではと思います。また、全国のトップ先生たちが一堂に会する機会ってなかなかなくて。先生同士の横のつながりもできたことも良かったと思います。先生達の会話から、「そういう場だったらもっとこうしたほうがいいよ」と次のアイデアもどんどんくださって。「次はどうする?」と聞かれる事も多くて、これは一回じゃ終われないなと思っています(笑)
——最後に、長雄さんのモチベーションの源泉を教えていただけますか?
私はやっぱり“1人の主婦が資格をとって「先生」になって、デパートに出展したらデザイナーの桂由美先生に見いだされて、パリコレデビューできた”といったシンデレラストーリーを間近で見られるのが大好きなんです。モノづくりをされている方は「この作品、素敵ですね!」と褒めても、「いやいや私なんて……」と謙遜される方が多くて、ご自身の価値に気付いていない方がたくさんいらっしゃるんです。値段をつけて売るのもすごく苦手という方が多いです。
そうした隠れた逸材を見つけ出し、スター講師になってキラキラと輝いていただくお手伝いができることがモチベーションにつながっているのかなと思います。私たちの事業部は先生たちとのつながりが一番多く、先生達もいろんなアイデアをくれるので、それをいかにスピードを持って形にできるかが、腕の見せ所かなと思います。
「楽習フォーラム」で資格を取っていただくことは、生涯学習が自らのスキルアップにもつながるという意味合いだけでなく、世代を超えたコミュニケーションを生み出すことにもつながるんですよね。
人生100年時代と言われ、副業が当たり前になる今の時代だからこそ、そうやって、何歳になっても生きがいや、やりがいを持って、充実したライフスタイルを実現するお手伝いができるのは幸せなことだと思うので、これからもどんどんチャレンジし続けていきたいです。
そうした隠れた逸材を見つけ出し、スター講師になってキラキラと輝いていただくお手伝いができることがモチベーションにつながっているのかなと思います。私たちの事業部は先生たちとのつながりが一番多く、先生達もいろんなアイデアをくれるので、それをいかにスピードを持って形にできるかが、腕の見せ所かなと思います。
「楽習フォーラム」で資格を取っていただくことは、生涯学習が自らのスキルアップにもつながるという意味合いだけでなく、世代を超えたコミュニケーションを生み出すことにもつながるんですよね。
人生100年時代と言われ、副業が当たり前になる今の時代だからこそ、そうやって、何歳になっても生きがいや、やりがいを持って、充実したライフスタイルを実現するお手伝いができるのは幸せなことだと思うので、これからもどんどんチャレンジし続けていきたいです。
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