−「All About Japan」の運営だけでなく、農林水産省、経済産業省、観光庁、復興庁、地方自治体など省庁の受注案件も多いですよね。
そうですね。「All About Japan」のほかに、フォロワー総数100万人におよぶ国別SNSアカウントの運用や、各国の大手ポータルサイトの連携など、情報発信力と拡散力を評価いただいています。あとは企業や地方自治体が発信したい情報をいかに海外に伝えるか、グローバル視点でのストーリー作りのノウハウがあることもあり、日本企業や日本政府向けにコンサルティングを兼ねた情報発信業務を請け負うことが増えてきました。
海外向け情報発信サイト「All About Japan」の復興庁との取り組み - About All About
「All About Japan」の最新の取り組み事例を紹介します。
海外のマーケットに精通するコンサルタントや越境ECを運営する企業とパートナー契約を結んでいることも大きく、経済産業省補助事業では伝統工芸品・地域産品の産地ブランド化の推進、海外展開に向けた活動を支援するプロジェクトを展開しています。
<経済産業省補助事業「産地ブランド化推進事業」> 伝統工芸品・地域産品の産地ブランド化の推進を支援する 「Local Creators’ Market」プロジェクトを開始
<経済産業省補助事業「産地ブランド化推進事業」> 伝統工芸品・地域産品の産地ブランド化の推進を支援する 「Local Creators’ Market」プロジェクトを開始 〜海外視点で技術・歴史・産地などブランド価値を再評価〜 ●2017年5月25日より支援組合・事業者の募集を開始●
こうした各省庁との取り組みを通じて海外の企業やメディアと関わることで、海外での基盤を構築することにつながればと思っています。その背景にはグローバルビジネスを続ける上で、海外のクライアントを獲得できるようなビジネスモデルが作りたいと思っているからです。
旅行博などをみても、世界からすると日本企業はまだ小さな存在です。日本だけでビジネスを繰り広げるよりは、何か一つ軸を持って世界で展開したほうがビジネスの規模がより一層拡大するでしょうし、チャンスも増えるだろうと考えています。
ただ、世界を舞台にしたとき、多言語、特に英語版となると競合サイトが一気に増えます。旅行サイトやグルメサイトも星の数ほどあります。今は日本をテーマにしていますが、その枠を外した時に何を強みとしていくのか。動きが早い業界ですので、先々を見通して動いていかなければなりません。
旅行博などをみても、世界からすると日本企業はまだ小さな存在です。日本だけでビジネスを繰り広げるよりは、何か一つ軸を持って世界で展開したほうがビジネスの規模がより一層拡大するでしょうし、チャンスも増えるだろうと考えています。
ただ、世界を舞台にしたとき、多言語、特に英語版となると競合サイトが一気に増えます。旅行サイトやグルメサイトも星の数ほどあります。今は日本をテーマにしていますが、その枠を外した時に何を強みとしていくのか。動きが早い業界ですので、先々を見通して動いていかなければなりません。
−今後はどのように「All About Japan」を発展させていきたいですか?
現地のメディアとの連携をもっと進めていきたいですね。逆もしかりなんですが、例えば日本人がタイにいくとき、バンコクやプーケットなど主要な場所は情報があるけど、クラビやスコータイなどの情報は入ってこない。そういった情報の濃淡を埋めるという部分で相互に補完し、より情報が充実したサイトへ成長させたいと思っています。
あとは日本だけでなく、「All About Asia」など、アジア全体に領域を広げることもチャレンジしたいですね。というのも、日本に興味がある外国人は増えてはいるけど、世界的にみたらそこまで多くない。日本に興味を持ってもらう手法として、日本だけの情報で展開するには限界があると考えていて、タイや韓国など、アジアに興味を持っている人達にもアプローチしていく必要があると思います。
例えば、日本からアジアのマイナーな都市に行く旅行プランや、台湾に行くときは沖縄経由だとより安く行けるといったアジアを横断する情報を展開するとか。そうすると、アメリカの人が日本に来る際に韓国とタイもセットで旅行するといった、今までになかった形で日本を売り込む提案ができるようになる。そういう意味でも各国のメディアとの連携をはじめ、他の国に基盤を作っていくことが重要で、今後を見据え省庁の仕事を通して注力しています。
あとは日本だけでなく、「All About Asia」など、アジア全体に領域を広げることもチャレンジしたいですね。というのも、日本に興味がある外国人は増えてはいるけど、世界的にみたらそこまで多くない。日本に興味を持ってもらう手法として、日本だけの情報で展開するには限界があると考えていて、タイや韓国など、アジアに興味を持っている人達にもアプローチしていく必要があると思います。
例えば、日本からアジアのマイナーな都市に行く旅行プランや、台湾に行くときは沖縄経由だとより安く行けるといったアジアを横断する情報を展開するとか。そうすると、アメリカの人が日本に来る際に韓国とタイもセットで旅行するといった、今までになかった形で日本を売り込む提案ができるようになる。そういう意味でも各国のメディアとの連携をはじめ、他の国に基盤を作っていくことが重要で、今後を見据え省庁の仕事を通して注力しています。
■チャンスがなくても手を挙げるべき
−2回の産休を経て事業責任者に。就任されてどうですか?
私の場合、マネージャーとか、事業責任者を目指していたわけではないんです。周囲のサポートを得ながら、とにかく目の前にある業務をこなし、やりたい事に取り組んでいたらジェネラルマネージャーになっていた、という感じです。事業責任者になってみて、「成長し続けないと!」という今までにない責任の重圧はありますが、一緒に戦うメンバーが増えてエネルギーにもなっています。
−オールアバウトの若手に対し、メッセージはありますか?
男だからとか女だからとか、そういうこだわりは一切ありませんが、もう少し女性や若手の事業責任者が増えてほしいですね。他の部署も含めて、優秀で責任感の強い、シゴト好きな女性はたくさんいますから。私自身も決して原状には満足していないので、様々なことに挑戦し、成長し続けたい。自分で自分の壁を作っているのはもったいないので、チャンスがなくても手を挙げるべきだと思っています。働く環境としても、みんながチャレンジしやすいような、柔軟な仕組みや雰囲気づくりができたらいいですよね。
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