―一緒にトライするとか、長く並走してというのは、ある意味大変なことかと思うんですが、西川さんがあえてそこに向き合うのは、なぜでしょうか。
何でなんでしょうね(笑)。面倒なことの方が面白いからじゃないですか?本質的な課題を解決するときってそんな簡単に物事は進まないですし。どんなにデータを駆使しても、経験を生かしても、100%の正解なんて出せない。
そもそも広告効果って商品力に大きく左右されますから、広告マーケティングだけでなく、商品改善も一緒に考えたほうがいいなんてこともありますしね。だから、こうじゃないか、ああじゃないかって一緒に考えられるのが一番いいですね。
そもそも広告効果って商品力に大きく左右されますから、広告マーケティングだけでなく、商品改善も一緒に考えたほうがいいなんてこともありますしね。だから、こうじゃないか、ああじゃないかって一緒に考えられるのが一番いいですね。
―広告制作というよりはコンサルタントに近いですね。
本当にそうですね。広告をつくるとき、クライアントにはオリエンテーションを必ずお願いしています。今抱えている問題点を聞いて、今どういう状態なのかを聞いたうえで作るのとそうじゃないのとでは、当然結果に違いがあるし、お互いに納得感がありますよ。
―それがあることで、当然制作期間も延びますよね。
そうなんです。1~2週間かわる。ウェブの世界にとっての1~2週間って大きい。でもそこを崩したらオールアバウトのユニークな点がなくなるんで、こだわりますね。
―今年4月に「メディアオーケストレーション」と呼ばれる複数のメディアと共同でコンテンツマーケティングを展開することを発表しました。これによって制作部の動き方にも大きな変化があるのではないでしょうか?
All About PrimeAd、複数媒体でコンテンツマーケティングを推進する「メディアオーケストレーション」を開始!~パブリッシャーイベントも同時開催~
2019年4月、オールアバウトは、コンテンツマーケティングプラットフォーム「All About PrimeAd」に参画する、複数の提携メディアがコミュニケーションプランを設計する"メディアオーケストレーション"を開始しました。発表当日には、提携メディア、クライアントを招いてのパブリッシャーイベントも開催。本記事では当日のイベントを振り返りながら、「All About PrimeAd」を基盤に展開するメディアオーケストレーションの概要について、紹介いたします。
クライアントときちんと向き合って手間ひまかけてつくるというスタンス自体は大きく変わりません。いままでもクライアントが同時期にタイアップ広告を展開しようとしている他メディアのことはある種、競合として把握していました。
ただ、今回の取り組みにおいて、提携メディアの方々は競合ではなく、共通の案件に取り組むパートナーです。私たちは弊社のタイアップ広告がいかに存在感を示すかではなく、プロモーション全体で良い効果を得られるよう、視座を上げていく必要があります。そうすることでオーケストラをうまくまとめる指揮者のような存在になっていってほしいですね 。
ただ、今回の取り組みにおいて、提携メディアの方々は競合ではなく、共通の案件に取り組むパートナーです。私たちは弊社のタイアップ広告がいかに存在感を示すかではなく、プロモーション全体で良い効果を得られるよう、視座を上げていく必要があります。そうすることでオーケストラをうまくまとめる指揮者のような存在になっていってほしいですね 。
―そういった新たな動きも進めていく上で、今後、制作部として目指すイメージみたいなものはありますか。
みんなで考えたのが「東京コンテンツパラダイスオーケストラ」(笑)。コンテンツにおけるスカパラみたいになりたい。才能にあふれて、多彩で、柔軟性があって、「楽しそう」であること。
「楽しそう」だけは外せない!これは満場一致でした。
「楽しそう」だけは外せない!これは満場一致でした。
―これからも「楽しさ」を追求した制作部の動きに注目しています!今日はありがとうございました。
Back Number
Rankingランキング
- MONTH
- WEEK