■多様な才能を束ね、ひとつのテーマを編んでゆく醍醐味
―岡田さん個人として、成し遂げていきたいことは、何かありますか。
私の世代だとカリスマ編集者がスター職業だったギリギリの時代。でも今、編集者と言うと「夜中まで仕事をしていて大変そうだね」「3Kでしょ」という印象になっているのがちょっと悲しいんです。編集者やディレクターって、こんなにかっこよくて面白い仕事なんだよということをもう少し見せたいなと思っています。

―どういう編集者が今の時代における「カッコイイ」なんでしょう。
かつての編集者は、最初のトレンドや新しい遊び方を最先端でやってみせて、それをある種「上から目線」でみんなに教えてあげる……みたいなスタイルでしたが、そういうスタイルは決定的に古くなっているのかもしれません。もう少し今は双方向的なコミュニケーションのできるフラットなカルチャーの中で、カジュアルな形で併走してくれる編集者が求められているのかな。
―岡田さんにとって「編集者」とは「伴走する人」ですか。
それだけではありません。編集者は、好奇心の塊であり、ある意味“究極のなんにもできない人”。昔、映画監督の三池崇史さんにインタビューしたとき、「監督って、究極のなんにもできない人だけれど、脚本家やカメラマン、俳優など、色んなことをできる人を集めて一本の面白い映画を作るというのが監督の仕事」と言っていて、それは編集者にもつながると思っています。さまざまな才能を束ね、一つのテーマにアプローチして編んでいくという面白さがあります。
―編集に対する熱い想い、伝わりました。ぜひこれからも様々な才能を編んで、面白い「All About Japan」を創り、日本数寄を増やしてください!本日はありがとうございました。

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