——実際に異動してみて、どうですか?
――呉屋
すごくよかったです。自分がやりたいことを実現するために、人を説得する話し方がわかってきたというか。自分のやりたいことを言うだけではなく、相手にとってどんな利益があるのかを伝えなきゃいけない、ということがわかってきました。あと営業部って、熱い人が多いんですよね。私生活は真面目そうじゃないのに、なんで仕事になるとなんでこんなに真面目で誠実で、熱くなれるのかなって、すごく不思議です(笑)
——All Aboutの営業として、これだけは絶対に負けないと自負しているものはありますか?
――呉屋
絶対に負けないというか、負けたくないと思っているのは、ユーザーを知っている事ですかね。うちの広告掲載レポートではPVだけでなく、誘導枠からのクリック率、コンテンツの読了率、クライアントサイトへの送客率やコンバージョンポイントへの遷移率といった指標を基に、ユーザーの態度変容効果を報告します。オールアバウトのコンテンツマーケティングは、ターゲットの興味関心軸に沿った切り口の異なるタイアップ広告を複数制作し、先ほどの指標をもとに最適化し運用しているのですが、これらの切り口別のユーザーの属性、動き方、パフォーマンスの良し悪しなど、クライアントが次の施策に活かせるような情報をレポートでも詳細に報告しています。よく「オールアバウトのレポートは壮大だね」とか、「ここまでやってくれる媒体は他にはない」と言っていただくのですが、これだけのレポートが出せるのは、オールアバウトがユーザーを見ることに注力しているから。クライアントに対し“All Aboutを使えば自社の潜在ユーザーの動きがわかる”と打ち出せるのは、強みだと思います。
オールアバウトの運用型コンテンツマーケティングとは?
オールアバウトがネイティブ広告の態度変容効果を最適化する 「運用型コンテンツマーケティング」への取り組みを開始~専門家ネットワークとプライベートDMPをもとに複数のネイティブ広告を制作~~質の高いユーザーを効率的にクライアントサイトへ誘導することを実現~
――吉開
メディアの営業というよりも、クライアントの課題解決にコミットするソリューション営業という意識があります。オールアバウトは、コンテンツマーケティングを主軸としたタイアップ広告の掲載が伸びている会社です。「タイアップではなくコンテンツマーケティングをやりましょう」とご提案できるのは、ユーザーを動かす術を知っている強みだと思います。あと、僕個人として負けたくないのは、クライアントにどれだけ熱量を持って当たれるかというところですね。少なくとも自分のクライアントだけには「オールアバウトの営業は他のメディアとは一味違う」と思ってもらえるよう、熱意を持って営業しています。
■“頭脳派の呉屋”と“行動派の吉開”それぞれの仕事観
——新卒入社で同じ営業部にいるメンバーとして、お互いのことをどう評価していますか?
――呉屋
吉開の行動力は営業部イチだと思っています。もしかしたらオールアバウトイチかも。企画書を見ても、よく練られていると思うし、すごく熱意を感じます。こんなに熱心に来られたら、クライアントもうれしいだろうなと思いますね。
――吉開
呉屋さんは何を考えているのかよくわからないので、このブラックボックスを早く解き明かしたいんですよね(笑)呉屋さんは制作部など他部署の人と密にコミュニケーションをとっていて、周りの人を巻き込むのがうまい。だからアウトプットの効率がいいんだろうなと思っています。
――呉屋
僕に足りないのは、吉開が持っている行動力や熱意。吉開は営業部の中でも積極的に意見を出したり、質問しまくって場を活発にさせるよね。僕にはそこがないから、ブラックボックスに見えるんだろうなぁ。アウトプットしなきゃね……。これまでは自分のことだけで精一杯だったから、これからはもっとチームに還元していかないと思っています。
――吉開
僕はアウトプットしていたとしても、シャープじゃないのが課題なんですよ。話が長いし。ちゃんと相手の話を汲み取って、もっと的を射たことが言えるようにしたいです。時間はかかると思いますけど。
——おふたりは広告の未来について、どう考えていますか?
――吉開
ユーザーが有意義な時間を消費できるコンテンツ作りという僕たちが今やっていることは、絶対に間違いじゃないと思っていて。これから企業はもっと、どれだけユーザーに寄り添っていくのかを突き詰めていくようになっていくと思っています。ユーザーの誰もが有意義だと感じてくれるコンテンツを作り続けることで、僕たちも食べていけるというのが一番理想的かなと。
――呉屋
僕としては、もっとタイアップ系の記事が評価される時代にならないかなと思っていますね。今アドネットワークが伸びているのは、数値化しやすくて効果が見えやすいからじゃないですか。ほんとはタイアップ広告もちゃんと売上に寄与しているはずなのに、今はユーザーの動きを完全に追えないから、手前でタイアップ広告を見ていたとしても、最後のアドネットワークしかコンバージョンとしてカウントされない。それをいいことに、うまいことお金儲けしている会社もあると思うので、僕らのコンテンツマーケティングが正しく評価されて胸を張れる日が早く来るよう、願っています。
——では最後に、これからのキャリアをどう歩んでいきたいですか?
――呉屋
僕は営業とか編集といった職種に関係なく、メディアに関わり続けたいという気持ちが大きいんですよね。新規事業ですごく悔しい思いをして、勉強しようと思って営業に来ているので、ゆくゆくは新しくメディアを立ち上げて、ビジネスをどんどん作っていくところに携わっていきたいです。
――吉開
僕はキャリアパスを描けるタイプではなくて、目の前のことを楽しんでやっているだけなのですが、オールアバウトは最初に僕を受け入れてくれた会社なので、数年後には自信を持って会社に恩返しができたと言える状態になっているといいなと思っています。
ーコンテンツマーケティングの関連記事はこちら
【イベントレポート】宣伝会議デジタルマーケティングカンファレンス2018~潜在ユーザーのインサイト発見する“マーケティングプラットフォーム”としてのAll About - About All About
宣伝会議が東京・大阪にて開催する「デジタルマーケティングカンファレンス2018」に、弊社執行役員 メディア本部長の箕作聡が登壇。コンテンツマーケティングの効果を最大化させる“ユーザーのインサイト”の把握。All Aboutを活用したインサイト発見の取り組みについて解説しています。
<リーダーズ vol.2>信頼性を武器に戦うオールアバウトの広告ソリューションの真価とは? - About All About
オールアバウトでは昨年11月より、ネイティブ広告の読了率とクライアントサイトへの送客効率(CTR)を指標とした運用型コンテンツマーケティングの取り組みを始めています。リリースから数ヶ月が経ち、広告営業に携わるメンバーの役割や求められるスキルなどが、大きく変わり始めているといいます。今、現場では何が起こっているのでしょうか。執行役員 営業本部長 箕作聡さんに、話を聞きました。
ー呉屋さんがテーブルマナーせ悪戦苦闘した記事はこちら
<ガイドと●●してみた>All About専門家に聞くテーブルマナー!実は天ぷら盛合せには食べる順番があった?! - About All About
総合情報サイト「All About」が誇る900人の専門家(ガイド)に色々聞いて、教えてもらうこちらのコーナー。 第2弾は、All About「暮らしのマナー」ガイドの諏内 えみさんに、知られざる「テーブルマナー」について聞きました。
ー吉開さんが、ガイドさんの力をかりて、ボロボロの靴をピカピカにした話はこちらから
<ガイドと●●してみた>新社会人必見!意外と知らない「革靴の手入れ」をAll Aboutガイドに聞いてきた。 - About All About
オールアバウトの社員である特権を活かし、総合情報サイト「All About」が誇る900人の専門家(ガイド)に色々聞いて、教えてもらうこちらのコーナー。記念すべき第1弾は、「マツコの知らない世界」に出演経験もあるAll About「靴」ガイドの飯野 高広さんに、新社会人必見の「革靴の手入れ」について聞きました。
(文:野本纏花、写真:布村千夏)
Back Number
Rankingランキング
- MONTH
- WEEK