◆新規事業「PrimeAd」の立ち上げに参加
―PR領域でキャリアを積む中、2020年10月より、新規事業を手掛けるプラットフォーム開発部に異動されます。その過程の中でのご自身の心境の変化や考え方などお聞かせください。
それまでは生活領域に根付くPRがメインでしたが、企業広報になってから弊社の広告ビジネスに関するサービスなどのPRも担い、デジタルマーケティング領域の知識が必要になりました。出てくるデジタルマーケティングの用語は全然わからないし、プレイヤーは多すぎるし、仕組みも複雑すぎて理解できない。これまでとは全く違うPRの仕方、知識が必要だったので、しばらくはひたすら勉強の日々でした。
時間をかけるにつれて理解は追いついたのですが、一方で広告は「実際に自分でやってみないとわからないことが多い」「これまでの広報の経験だけでは限界がある」とも思いました。これまでやってきたPRはマーケティングの一手段でしかありません。将来を見据えた時に、マーケティング全般を設計できるようになりたい。そのためには広告の経験も必要だ。そう考えて、新規事業である「PrimeAd(プライムアド)」のマーケティングポジションへの異動を希望しました。
時間をかけるにつれて理解は追いついたのですが、一方で広告は「実際に自分でやってみないとわからないことが多い」「これまでの広報の経験だけでは限界がある」とも思いました。これまでやってきたPRはマーケティングの一手段でしかありません。将来を見据えた時に、マーケティング全般を設計できるようになりたい。そのためには広告の経験も必要だ。そう考えて、新規事業である「PrimeAd(プライムアド)」のマーケティングポジションへの異動を希望しました。
―それでは、新規事業「PrimeAd」の概要説明をお願いします。
「PrimeAd」というのは、2016年くらいからオールアバウトが推進する優良メディアのネットワークを基盤とするコンテンツマーケティングのプラットフォームです。そのなかで、昨年ローンチしたPrimeAd BMP(Business Matching Platform)は、主に記事型タイアップ施策の売り買いを行うマーケットプレイスです。現在、主要な大手広告代理店のほか、約150のオリジナルコンテンツを作る優良なデジタルメディアに利用いただいています。
All About PrimeAd(プライムアド) - ビジネスマッチングプラットフォーム
All About PrimeAdは、約150の一次情報メディアがアライアンスを結び、コンテンツ制作から広告配信、レポートまでを支援するコンテンツマーケティングプラットフォームです。
◆課題を分解しアプローチすることの大切さ
―新しい部署への異動、かつ新規事業の立ち上げという状況下、どういう壁がありましたか?
PrimeAd BMPはアジャイル開発を採用しているのですが、異動当初はまだプロトタイプでした。プロダクトの成熟には利用者である代理店の声が重要で、私の最初の仕事はとにかく多くの代理店担当者からアポをもらい、意見を拾ってくること。同時にそれはプロダクトローンチの際に代理店の方にすぐに利用してもらえる状態を作るマーケティング活動でもあり、その2つを高速で行うことがミッションでした。
にもかかわらず、異動したばかりで自分の知識量が全然追いつかなくて。一緒に広告代理店の開拓を担当している共同事業責任者の箕作さんともうまく議論できず、不甲斐ない日々が続きました。広告代理店を知らなければ彼らの課題を正しく把握することはできないのに、圧倒的に現場感が足りず理解できない。だけどスピーディーに色々進めないといけない。余裕ゼロで、ずっと空回りしながら全速力で走っている感じでした。
にもかかわらず、異動したばかりで自分の知識量が全然追いつかなくて。一緒に広告代理店の開拓を担当している共同事業責任者の箕作さんともうまく議論できず、不甲斐ない日々が続きました。広告代理店を知らなければ彼らの課題を正しく把握することはできないのに、圧倒的に現場感が足りず理解できない。だけどスピーディーに色々進めないといけない。余裕ゼロで、ずっと空回りしながら全速力で走っている感じでした。
―それらをどう克服していきましたか?
知識と自信と現場感の問題は、先ほどお話したようにとにかく場数を踏むことで解消されると自分を信じていました。上司の強力なサポートを全面に受けながら、時間が解決してくれたと思います。あとは思考パターンの切り替えが大きいターニングポイントになったと思います。
―なにかきっかけはあったのでしょうか?
代理店担当者の意見をチームにフィードバックする際、見てきたことや聞いてきたことを端的に正確に伝えているつもりだったんですが、共同事業責任者の中島さんからよく「つまり、一言で言うと?」となぞなぞのような問いを返されていたんです。私としては「一言でまとめられるほどシンプルな内容じゃない......」と思っていたのですが、「ものごと」を複雑に捉えていては、解ける問いも解けなくなるということを実感したタイミングがあって。
「ものごと」は議事録のように温度感や正確性をもって伝えつつ、そこからどういう課題があるのか抽出して、分解して伝える作業までがフィードバックなのだと理解できたとき、思考パターンを切り替えられたかなと思います。そこからは見える景色も変わり課題の捉え方、優先順位の付け方、課題の解き方がチーム間で擦りあっていく感覚があり、スピードをあげて仕事できるようになったと思います。
「ものごと」は議事録のように温度感や正確性をもって伝えつつ、そこからどういう課題があるのか抽出して、分解して伝える作業までがフィードバックなのだと理解できたとき、思考パターンを切り替えられたかなと思います。そこからは見える景色も変わり課題の捉え方、優先順位の付け方、課題の解き方がチーム間で擦りあっていく感覚があり、スピードをあげて仕事できるようになったと思います。
―大貫さんは仕事を楽しんで、チャレンジして前に進めようという空気があるとも。仕事を楽しむために意識していることはありますか?
仕事は楽しいです。それは年齢と経験を重ねたことがそう感じさせるのかもしれませんが、オールアバウトのカルチャーによるところも大きいと思っています。オールアバウトって、仕事で自由にできるところは遊びの要素を入れようという雰囲気があって、それが私にとってとても心地がいいと感じます。編集・営業、それぞれの部署に長くいる先輩達を見ていても、みんな余白を楽しんでいるように見えます。共同事業責任者のふたりもそうです。事業のステージが一歩進んだ瞬間など、ふたりともキャッキャッと喜んでいて心から楽しそうなんです。自分にもそれがわかるくらいには成長してきたから、今は一緒になってキャッキャッとしているのかもしれません。
◆「PrimeAd」を広告ビジネスで必然的に組み込まれるサービスにしていきたい
―最後に今後の抱負をお聞かせください。
「PrimeAd」が目指しているところは、コンテンツマーケティング市場の受け皿となるプラットフォームになること。メディアのコンテンツ価値を最大限活用する基盤として、広告代理店やメディアの業務フローの中に無くてはならないプラットフォームになることです。今はそれに対してまだ3合目くらいだと思っているので、まだまだ頑張らないといけないと思っています。
個人のキャリアとしては、将来自信をもっていろんな場所で活躍できるようになるのがベストだと思うので、そのためには今のうちにもっといろんな経験をして、できることが深く広く多くなりたいなと。
個人のキャリアとしては、将来自信をもっていろんな場所で活躍できるようになるのがベストだと思うので、そのためには今のうちにもっといろんな経験をして、できることが深く広く多くなりたいなと。
―それは楽しみですね。常に成長を目指して、あえて困難にチャレンジしていく大貫さんの姿は、後輩たちのよい手本にもなると思います。本日はどうもありがとうございました。
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